fgo-game-data/ScriptActionEncrypt/91/9130120110.txt

1221 lines
24 KiB
Plaintext
Raw Normal View History

2020-06-01 18:51:19 +00:00
91-30-12-01-1-0
[soundStopAll]
[charaSet A 3012002 1 ブリュンヒルデ]
[charaSet B 3012002 1 ブリュンヒルデシルエット]
[charaSet C 3012000 1 切り離された炎]
[charaSet D 1029000 1 アーサー]
[charaSet E 3012000 1 エフェクト用]
[charaSet F 3012002 1 ブリュンヒルデ表情変化用]
[charaSet G 3012000 1 切り離された炎表情変化用]
[charaSet H 3012000 1 切り離された炎シルエット]
[charaFilter B silhouette 00000080]
[charaFilter H silhouette 00000080]
[scene 10420]
[fadein black 1.0]
[wait fade]
[wt 0.5]
記憶[line 3]
[k]
いいえ。情報の記録と言った方がいい。[r]本来の私は、人のような思い出を持っていなかったから。
[k]
[messageOff]
[charaTalk A]
[charaFace A 4]
[charaFadein A 0.7 1]
[wt 1.0]
@ブリュンヒルデ
…………。
[k]
[messageOff]
[charaFadeout A 0.7]
[wt 1.0]
[bgm BGM_EVENT_41 0.1 0.2]
さあ、今夜も始めよう。
[k]
私以外には誰もいないこの部屋で、[r]カルデアのマスターと契約した私に割り当てられた部屋で、
[k]
今夜も記録を再生しよう。[r]……大丈夫。マスターの事を想って昂ぶるよりは安全だ。
[k]
一人でいると高確率でそうなってしまう。[r]自分自身を制御できなくなって、マスターを想う。
[k]
そして[#彼]と混同する。いつも。いつも。いつも。
[k]
[messageOff]
[charaTalk A]
[charaFace A 4]
[charaFadein A 0.7 1]
[wt 1.0]
@ブリュンヒルデ
……いつもそう。
[k]
@ブリュンヒルデ
私、もう誰も[#愛:ころ]したくはないのに。
[k]
[messageOff]
[charaFadeout A 0.7]
[wt 1.0]
だから私は記録を再生する。[r]炎にならないために。胸の奥の火を鎮めるために。
[k]
今夜も。[r]一人で。
[k]
[messageOff]
[fadeout black 2.0]
[se ad15]
[wt 0.4]
[se ad15]
[wt 1.0]
[wait fade]
[wt 1.0]
[scene 21804]
[fadein black 2.0]
[wait fade]
[se ad2]
[bgm BGM_EVENT_41 0.1 0.5]
雪山の記録。
[k]
[seVolume ad2 1.0 0.7]
地上から見た真っ白な景色をよく覚えている。[r]空からのモノもそうだ。
[k]
[seVolume ad2 1.0 0.5]
[bgm BGM_EVENT_41 1.0 0.7]
過去の私は地をさすらい、空を舞っていた。
[k]
[seVolume ad2 1.0 0.2]
[bgm BGM_EVENT_41 1.0]
父たる[#大神:オーディン]の命じるままに、[r]定められた行動原理に従って勇士の魂を集めていたのだ。
[k]
[seStop ad2 1.0]
勇士。勇者。英雄。[r][line 3]自らが傷付こうとも誰かのために戦える者達。
[k]
私は彼らに近付いて、導き、時に勝利を与えながら、[r]最後には必ず死へと旅立たせた。
[k]
それが私。[r][#戦乙女:ワルキューレ]であった頃の私。
[k]
大神がお作りになられた[#からくり仕掛け]の娘達。[r]人のカタチをした、魂の採集装置。神々の自動人形。
[k]
氷よりも冷ややかな表情で、視線で、[r]これと決めた勇士を見つめて、静かに静かに忍び寄る。
[k]
私は[line 3]
[k]
[messageOff]
[charaTalk A]
[charaFace A 4]
[charaFadein A 0.7 1]
[wt 1.0]
@ブリュンヒルデ
…………そう、そうよ。
[k]
[charaFace A 0]
@ブリュンヒルデ
氷。私は氷。そういう風に振る舞える。
[k]
@ブリュンヒルデ
……鎮まろう。鎮まれ。私は、燃え上がらない。
[k]
[charaFace A 4]
@ブリュンヒルデ
炎はいけない。[r]炎になれば、私は……
[k]
@ブリュンヒルデ
いつか、マスターを焼き殺してしまうでしょう。[r]それだけは。駄目。
[k]
[se ad2]
[seStop ad2 3.0]
[charaFace A 0]
@ブリュンヒルデ
ん[line 3]
[k]
[messageOff]
[charaFadeout A 0.7]
[wt 1.0]
[fadeout black 2.0]
[se ad15]
[wt 0.4]
[se ad15]
[wt 1.0]
[wait fade]
[wt 1.0]
[fadein black 2.0]
[wait fade]
意識はしていない。[r]本当に、そうしようとは微塵も思考しなかった。
[k]
なのに[line 3]
[k]
[charaTalk A]
[charaFace A 3]
[charaFadein A 0.7 1]
[wt 1.0]
@ブリュンヒルデ
何……?
[k]
@ブリュンヒルデ
だめ……どうして、こんな風に勝手に……私……[r]昂ぶっては……
[k]
@ブリュンヒルデ
燃え上がってはいけないのに……
[k]
@ブリュンヒルデ
…………そんな。
[k]
[messageOff]
[charaFadeout A 0.7]
[wt 1.0]
自動再生が始まっていた。[r]駄目、止められない。何重にも保護を掛けておいたのに。
[k]
[messageOff]
[se bac233]
[seVolume bac233 0 0.7]
[seStop bac233 0.4]
[wt 1.0]
[se bac233]
[seVolume bac233 0 0.7]
[seStop bac233 2.0]
[charaTalk A]
[charaFace A 3]
[charaFadein A 0.1 1]
@ブリュンヒルデ
…………!
[k]
[messageOff]
[bgmStop BGM_EVENT_41 2.0]
[wipeout uzumaki 2.0 1.0]
[wait wipe]
[charaFadeout A 0.1]
[scene 10000]
[wt 1.0]
[wipein uzumaki 0.1 1.0]
[wait wipe]
[fadeout black 0.1]
[wait fade]
[fadein black 2.0]
[wait fade]
痛い。痛い。痛い。[r]自動再生されていく記録の断片が、私の胸を刺す。
[k]
愛する人。[r]シグルド。
[k]
[#巌:いわお]のような戦士。それなのに優しい横顔。[r]叡智の結晶に覆われた視線。愛しい唇。
[k]
[#私だけの勇士:シ  グ  ル  ド]。[#私だけの勇者:シ  グ  ル  ド]。[#私だけの英雄:シ  グ  ル  ド]。[r]幾星霜を経ようとも消えはしない、私の、永遠のあなた。
[k]
[se ad11]
[seVolume ad11 0 0.2]
…………ああ、駄目。いけない。熱い。炎になる!
[k]
[seVolume ad11 1.0 0.5]
[charaPut E 1]
[charaEffect E bit_talk_sparks]
ヒンダルフィヨルの山で彼と出会った後の記録を[r]再生してはいけない。やめて!
[k]
私、鎮めるためにこうしているのに。[r]冷たく[line 3]雪のように、氷のようにならないと。
[k]
[seVolume ad11 1.0 0.7]
[#滅びの巨狼:フ ェ ン リ ル]の息吹もかくやの冷たさを、[r]どうか、私の胸の[#裡:うち]にください。父よ。
[k]
私はサーヴァント。[r]私は[%1]に仕えるランサー。
[k]
二度と炎になってはいけない、壊れた戦乙女。
[k]
[messageOff]
[seStop ad11 4.0]
[fadeout black 4.0]
[wait fade]
[charaPut E 1200,1200]
[charaEffectStop E bit_talk_sparks]
[wt 2.0]
[scene 21804]
[fadein black 2.0]
[wait fade]
[se ad2]
[bgm BGM_EVENT_41 0.1 0.2]
1ここは……
[seVolume ad2 1.0 0.7]
[bgm BGM_EVENT_41 1.0 0.5]
…………まさか、また会う事になるとはね。
[k]
それとも今回はノーカウントとすべきかな?[r]此処はどの時代でもなく、どの場所でもないようだ。
[k]
[seVolume ad2 1.0 0.2]
[bgm BGM_EVENT_41 1.0 0.7]
物質で構成された世界とはまったく違う。
[k]
たゆたう精神の海。君の夢だ。[r]そして、君と契約を結んだサーヴァントの記憶でもある。
[k]
[seStop ad2 1.0]
[bgm BGM_EVENT_41 1.0]
1その声は[line 3]
[charaFace D 6]
僕の声。聞き覚えがあるかい?
[k]
2どこかで聞いた事があるような、ないような
[charaFace D 5]
……やはり。明瞭ではないんだね。
[k]
[messageOff]
[charaTalk D]
[charaFadein D 0.7 1]
[wt 1.0]
[charaFace D 0]
@アーサー
自己紹介はしないでおこう。[r]僕は、君と彼女の間には本来立たないはずの男だ。
[k]
@アーサー
どうやら、転移を続けるさなかに君の夢と[r]意識が重なってしまったらしい。
[k]
[charaFace D 4]
@アーサー
……参ったな。
[k]
@アーサー
こういう事態は僕としても初めてになる。[r]君との縁ゆえか、それとも彼女との縁ゆえだろうか。
[k]
1誰……
[charaFace D 0]
@アーサー
覚えていないならそれで構わない。[r]僕は、きっといつの日か君と出会うだろう騎士さ。
[k]
@アーサー
今はそれだけでいい。
[k]
2異世界の[line 3]
[charaFace D 6]
@アーサー
覚えていてくれたんだね。[r]凄いな、夢と記憶の結合の中で時系列を自覚するなんて。
[k]
[charaFace D 0]
@アーサー
でも、うん。やっぱり今回はノーカウントといこう。
[k]
@アーサー
正式な再会はまたいずれ。[r]彼に明日を託された君、世界と向き合う者よ。
[k]
[charaFace D 5]
@アーサー
ともかく今は、行動しなくてはいけない。[r]彼女の自我はとてもまずい状況にあるようだからね。
[k]
1彼女って……
2契約したサーヴァントの誰かが危ない[&のか:の]
[charaFace D 0]
@アーサー
その通り。
[k]
[charaFace D 11]
@アーサー
君と契約中であるサーヴァント。それは[line 3]
[k]
[wt 0.1]
[messageOff]
[wt 0.3]
[charaFace D 5]
[wt 1.0]
[charaFace D 11]
@アーサー
…………いや。言葉よりも行動が先だ。
[k]
[charaFace D 0]
@アーサー
反応を感じ取った。行こう。
[k]
[messageOff]
[se ad132]
[seStop ad132 2.0]
[charaFadeout D 0.7]
[wt 1.0]
[wipeout rectangleStripRightToLeft 0.4 1.0]
[wait wipe]
[wt 1.0]
[se ad2]
[seVolume ad2 0 0.01]
[seVolume ad2 0.4 0.99]
[wipein rectangleStripLeftToRight 0.4 1.0]
[wait wipe]
[seStop ad2 4.0]
[charaTalk D]
[charaFace D 11]
[charaFadein D 0.1 1]
@アーサー
このあたりのはずだ。[r]ここから先は、君の方が感じ取れるかもしれないね。
[k]
@アーサー
探すのは魔力でも何でもいい。[r]気配でも、ただの勘でも、君が手を伸ばすんだ。
[k]
@アーサー
僕は違う。僕が彼女と結んだ縁では、[r]戦う事しかできないだろう。
[k]
[charaFace D 5]
@アーサー
彼女を助けられるのは……君だけだ。
[k]
1……このあたりに何か
2この感じ……この、困りますな感じは……
[charaFace D 10]
@アーサー
……!
[k]
[charaFace D 0]
@アーサー
流石は彼女のマスター。[r]雪の下か。倒れたまま埋もれたんだ、すぐに掘り返そう!
[k]
[messageOff]
[fadeout black 1.0]
[wait fade]
[charaFadeout D 0.1]
[se ad54]
[wt 1.0]
[se ad54]
[wt 1.0]
[se ad54]
[seStop ad54 2.0]
[wt 1.0]
[fadein black 1.0]
[wait fade]
[charaTalk D]
[charaFace D 5]
[charaFadein D 0.1 1]
@アーサー
……ランサー。ランサー、聞こえるかい。
[k]
@アーサー
君のマスターが来ている。[r]いつまでも[charaFace D 0]眠ったままでいるような君ではないだろう。
[k]
@アーサー
ランサー。[r]ブリュンヒルデ。
[k]
[charaFadeout D 0.1]
[wt 0.1]
[messageOff]
[charaDepth B 9]
[charaDepth F 5]
[charaDepth A 1]
[charaTalk off]
[charaFace B 4]
[charaFace A 4]
[charaFadein B 0.7 1]
[wt 2.0]
[charaFadein A 0.1 1]
[charaFadeout B 2.0]
[wt 3.0]
[charaFace A 0]
@ブリュンヒルデ
[line 10]はい。
[k]
1ブリュンヒルデ
2雪の中に倒れてたけど大丈夫
[charaFace A 1]
@ブリュンヒルデ
マスター……
[k]
[charaFace A 0]
@ブリュンヒルデ
はい。私は……この私は、今は、大丈夫です。
[k]
@ブリュンヒルデ
ああ、マスター。[r]可愛い[&男の子:女の子]。私と契約を結んでくださったあなた。
[k]
@ブリュンヒルデ
マスターは私に声をかけてくださいます。[r]マスターは私に微笑みかけてくれる……
[k]
[charaFace A 3]
@ブリュンヒルデ
それが嬉しくて、愛おしくて、切なくて。[r]だから、私……
[k]
[wt 0.1]
[messageOff]
[wt 0.3]
[charaFace F 4]
[charaFadein F 0.7 1]
[wt 2.0]
[charaFace A 0]
[charaFadeout F 0.4]
[wt 0.7]
@ブリュンヒルデ
…………分かりますよね、マスター。
[k]
@ブリュンヒルデ
私、いつもあなたを殺そうとします。[r]あなたの事をシグルドと混同して……いつも、いつも。
[k]
1うん
2割といつもそうだね
[charaFace A 4]
@ブリュンヒルデ
……はい。
[k]
[charaFace A 0]
@ブリュンヒルデ
だから、私はそれを止めたい。[r]私は混同したくない。あなたは違う、シグルドではなくて、
[k]
@ブリュンヒルデ
あなたという勇士です。[r]あなたはきっと世界を救うひと。最も新しい英雄。
[k]
[charaFace A 4]
@ブリュンヒルデ
だからこそ、私、あなたに従うと決めたのに……
[k]
@ブリュンヒルデ
……召喚されたのも。[r]既に[#壊れてしまった]私がカルデアに至ったのも……
[k]
@ブリュンヒルデ
あなたを助けるためです。[r]なのに、私。
[k]
[charaFace A 0]
@ブリュンヒルデ
あなたを[#殺:あい]したくてたまらない。[r]あなたを[#愛:ころ]したくてたまらない。
[k]
@ブリュンヒルデ
こんな風に……[r]狂ったままでいるのは、嫌、だから……
[k]
[wt 0.1]
[messageOff]
[wt 0.3]
[charaFace F 4]
[charaFadein F 0.7 1]
[wt 2.0]
[charaFadeout F 0.4]
[wt 0.7]
@ブリュンヒルデ
私……[r]記録を再生したのです……いつもの夜と同じに。
[k]
@ブリュンヒルデ
氷のようだった頃の記録、[r]戦乙女であった頃の記録。
[k]
@ブリュンヒルデ
冷たさを心と体に呼び起こさせて、[r]火照った心と体を冷ますんです。熱を、冷ますんです。
[k]
[charaFace A 4]
@ブリュンヒルデ
そうすれば、ぎりぎり、マスターを殺さずにいられます。
[k]
1毎晩、そんな事をしてた[&のか……:の……]
[charaFadeout A 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk on]
[charaTalk D]
[charaFace D 5]
[charaFadein D 0.1 1]
@アーサー
[line 3]なるほど。
[k]
[charaFace D 11]
@アーサー
仕える者たる戦乙女である事を捨てた君、[r]愛する者を失って心を閉ざしてしまったはずの君。
[k]
@アーサー
そんな君が、サーヴァントとして在るのは……[r]壮絶なる矛盾だ。
[k]
[charaFace D 5]
@アーサー
だからこそ、精神汚染も狂化も有さない身でも[r]君は狂気を秘めている。
[k]
[charaFadeout D 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk A]
[charaFace A 4]
[charaFadein A 0.1 1]
@ブリュンヒルデ
……。[r]……。
[k]
[charaFadeout A 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk D]
[charaFace D 5]
[charaFadein D 0.1 1]
@アーサー
故に君は、狂気と戦っているんだね。
[k]
@アーサー
己が狂気を封じ込めるために、[r]自分自身で精神のコンディションを調整していたのか。
[k]
@アーサー
戦乙女ならではと言うべきなのか、[r]それとも君ならばこそか。
[k]
[charaFace D 4]
@アーサー
どちらにせよ、君は今も辛い道を歩いているんだな。[r]ランサー。
[k]
[charaFadeout D 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk off]
[charaFace A 0]
[charaFadein A 0.1 1]
@ブリュンヒルデ
………………?
[k]
[wt 0.1]
[messageOff]
[wt 0.3]
[charaFace F 4]
[charaFadein F 0.7 1]
[wt 2.0]
[charaFace A 3]
[charaFadeout F 0.4]
[wt 0.7]
@ブリュンヒルデ
あなた、は[line 6]
[k]
[charaFace A 4]
@ブリュンヒルデ
いいえ。有り得るはずがありません。[r]あなたは異なる世界の……ああ、でも、そうですね……
[k]
@ブリュンヒルデ
……此処は私の記録なのだから。[r]あなたという影が混ざり込む事もあるのでしょう。
[k]
@ブリュンヒルデ
優しいひと、セイバー。
[k]
[charaFadeout A 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk on]
[charaTalk D]
[charaFace D 0]
[charaFadein D 0.1 1]
@アーサー
ああ。今の僕は、そういうモノなんだろう。
[k]
[charaFace D 12]
@アーサー
(……殺さずにいられる、か)
[k]
@アーサー
(まさか、霊基そのものが壊れてしまっているのか)
[k]
1これで、彼女を助けた事になる
2ブリュンヒルデはもう大丈夫なの
[charaFace D 5]
@アーサー
……いや。
[k]
@アーサー
[#現在の問題]が解決したなら、[r]こうして出会って言葉を交わせば君は現実へ戻るはずだ。
[k]
[charaFace D 0]
@アーサー
具体的に言えば、夢から覚める。
[k]
[charaFace D 5]
@アーサー
けれど君はまだ彼女の記録再生に巻き込まれたまま、[r]雪原の光景の中だ。
[k]
@アーサー
つまり、まだだ。
[k]
[charaFadeout D 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk A]
[charaFace A 0]
[charaFadein A 0.1 1]
@ブリュンヒルデ
はい。セイバーの言う通りです。[r]私は……
[k]
@ブリュンヒルデ
緊急の自我切り離しに成功しました。[r]そして、ここで倒れていたのです。
[k]
1一体何から
2自我を切り離したの
[charaFace A 4]
@ブリュンヒルデ
……………………。
[k]
1ブリュンヒルデ
2言って。大丈夫だから
[charaFace A 0]
@ブリュンヒルデ
……………………[#炎:わたし]から、[#自我:わたし]を切り離しました。
[k]
[charaFadeout A 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk D]
[charaFace D 4]
[charaFadein D 0.1 1]
@アーサー
炎?
[k]
[charaFadeout D 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk A]
[charaFace A 4]
[charaFadein A 0.1 1]
@ブリュンヒルデ
……。[r]……。
[k]
@ブリュンヒルデ
私の胸の奥底でくすぶり続けるモノ。[r]少しでも気を緩めたら、吹き上がってしまうモノ。
[k]
[charaFace A 0]
@ブリュンヒルデ
マスター。[r]あなたをシグルドだと思えば思うほどに、私は、
[k]
@ブリュンヒルデ
燃え上がらせるのです。[r]炎。炎。炎。周囲のすべてを灼き尽くしてしまう……
[k]
@ブリュンヒルデ
スルトの剣よりなお熱い、それが私の[#愛:すべて]。
[k]
1探しに行こう
2それは多分、切り離しちゃいけないモ[&だ:だよ]
[charaFace A 4]
@ブリュンヒルデ
でも、マスター。[r]炎はいつかあなたを殺します。
[k]
@ブリュンヒルデ
困ります。[r]私、それだけは……したくない……困ります……。
[k]
[charaFadeout A 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk D]
[charaFace D 0]
[charaFadein D 0.1 1]
@アーサー
ランサー。分からないかい?
[k]
@アーサー
殺されないという自信があるんだ、この[&少年:少女]には。[r]狂気を秘めた君を受け入れる覚悟もね。
[k]
[charaFace D 6]
@アーサー
大したマスターだ。[r]そうだろう?
[k]
[charaFadeout D 0.1]
[wt 0.1]
[messageOff]
[charaTalk A]
[charaFace A 0]
[charaFadein A 0.1 1]
[wt 0.7]
[cameraMove 0.5 0,20 1.0]
[wait camera]
[cameraHome 0.3]
[wait camera]
[wt 1.0]
[charaFace A 3]
@ブリュンヒルデ
……。[r]……。
[k]
[charaFace A 1]
@ブリュンヒルデ
………………はい。素敵なマスター、です。
[k]
[charaFace A 0]
@ブリュンヒルデ
私が寄り添ってきた全ての人と同じように、[r][&彼:彼女]は、英雄の心を持っています。
[k]
[charaFadeout A 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk D]
[charaFace D 0]
[charaFadein D 0.1 1]
@アーサー
ああ。
[k]
[wt 0.1]
[messageOff]
[wt 0.3]
[charaFace D 12]
[wt 1.0]
[charaFace D 1]
@アーサー
話は決まった。[r]では、切り離してしまった君の炎とご対面といこう!
[k]
[messageOff]
[bgmStop BGM_EVENT_41 4.0]
[fadeout black 4.0]
[wait fade]
[charaFadeout D 0.1]
[charaPut E 1]
[charaEffect E bit_talk_sparks]
[wt 2.0]
[se ad11]
[seVolume ad11 0 0.2]
[seVolume ad11 1.0 0.7]
[fadein black 2.0]
[wait fade]
[bgm BGM_EVENT_3 0.1]
1[line 3]雪の上に炎!
2雪景色なのに、息ができなくなるくらいの熱気
[seStop ad11 2.0]
[charaDepth H 9]
[charaDepth G 5]
[charaDepth C 1]
[charaTalk off]
[charaFace H 0]
[charaFace H 0]
[charaFadein H 0.7 1]
[wt 1.0]
ようこそおいでくださいました。シグルド様。
[k]
私、ずっと待っていました。[r]この日が来るのを。この時が現実となる事を。
[k]
……現実?
[k]
ふふ。ふふふ、あは、あはははははは![r]現実って何でしょうね、これは私の記録領域のごく一部!
[k]
そして[#マスター:シ グ ル ド]、あなたの夢でもある![r]それなら別に気にしません、夢なら夢でも構わない!
[k]
[messageOff]
[wt 1.0]
[charaFace C 2]
[charaFadein C 0.1 1]
[charaFadeout H 2.0]
[wt 3.0]
@切り離された炎
私は知っている。私は知っている![r]たとえ夢の中であれ、我が槍は愛する者へと死を贈る!
[k]
@切り離された炎
英雄であろうと![r]世界を救う程の猛者であろうと、あのひとであろうと!
[k]
@切り離された炎
私の愛からは逃れられない……
[k]
@切り離された炎
私、私、私! 私私私私私私私私私私私私私私私私私[r]私私私私私私私私私私私私私私私私私私私私私私私私!
[k]
@切り離された炎
この、私のォ!!
[k]
[wt 0.1]
[messageOff]
[wt 0.3]
[charaFace G 4]
[charaFadein G 0.4 1]
[wt 1.4]
[charaFadeout G 0.4]
[wt 0.7]
@切り離された炎
[fontSize large][#炎:あい]からは! 逃げられない!
[k]
@切り離された炎
私とあなたがいるのなら、そこはいつだって[r][#愛の営み:こ ろ し あ い]の場所。そう決まっているの!
[k]
[charaFace C 4]
@切り離された炎
…………だって、私が、シグルドを殺したんですもの。
[k]
1これが、炎
2すっかりシグルド判定されている気がする[line 3]
[charaFadeout C 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk on]
[charaTalk D]
[charaFace D 11]
[charaFadein D 0.1 1]
@アーサー
対話は望めない、か。[r]まさにあちらの彼女は炎そのものだ。
[k]
[charaFadeout D 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk A]
[charaFace A 0]
[charaFadein A 0.1 1]
@ブリュンヒルデ
……取り戻します。[r]あれは、外に出してはいけないモノです。
[k]
@ブリュンヒルデ
マスター。お力を、貸していただけますか。
[k]
1当然
2サーヴァントのピンチは放っておけない
[charaFace A 1]
@ブリュンヒルデ
ありがとうございます。[r]私、自らの炎を回収しますね。
[k]
[charaFadeout A 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk D]
[charaFace D 1]
[charaFadein D 0.1 1]
@アーサー
良いマスターだ。ならば、僕も剣を振るうとしよう。
[k]
[charaFadeout D 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk C]
[charaFace C 5]
[charaFadein C 0.1 1]
@切り離された炎
え? え? え? なあに?[r]あなたたち、シグルドを私に渡してくれないつもり?
[k]
[charaFace C 2]
@切り離された炎
駄目。駄目。駄目。駄目駄目駄目駄目駄目駄目![r]私に返して! 私にちょうだい!
[k]
[charaFace C 5]
@切り離された炎
[#あなた:シ グ ル ド]の事は私が殺すの!
[k]
[charaFace C 2]
@切り離された炎
父が! 大神が![r]人々の間で積み重ねられ続けた伝説がそう決めた!
[k]
[charaFace C 5]
@切り離された炎
そして私は……[r]今も、あなたを殺したあの日を覚えてる。シグルド。
[k]
@切り離された炎
さあ[line 3]いっしょに燃えて、灰になりましょう?
[k]
[messageOff]
[fadeout black 0.5]
[bgmStop BGM_EVENT_3 0.4]
[wait fade]
[soundStopAll]
[end]