Version: 2.13.3 DataVer: 913

ScriptActionEncrypt/94/9404/9404194010.txt

@@ -0,0 +1,235 @@
+
+
+
+
+＄94-04-19-40-1-0
+
+[soundStopAll]
+
+[charaSet A 1098185700 1 talkie]
+[charaSet B 1098185300 1 教授]
+[charaSet I 98115000 1 エフェクト用１]
+[charaSet J 98115000 1 エフェクト用２]
+
+[scene 83400]
+
+[fadein black 1.0]
+[wait fade]
+
+[charaTalk A]
+[charaFace A 0]
+[charaFadein A 0.1 1]
+
+＠talkie
+『女神経典』のセットを確認した。[r]では、授業を始めよう。
+[k]
+
+[messageOff]
+[charaFadeout A 0.1]
+[wt 0.3]
+
+[fadeout black 1.0]
+[wait fade]
+[se ade373]
+[seVolume ade373 0 0.3]
+[scene 83701]
+[pictureFrame cut131_frame]
+[cameraFilter gray]
+[charaTalk depthOff]
+[charaDepth B 1]
+[charaDepth I 2]
+[charaDepth J 3]
+[charaEffect J bit_talk_noise]
+[wt 1.0]
+[fadein black 1.0]
+[wait fade]
+
+[bgm BGM_EVENT_1 0.1]
+
+[charaTalk B]
+[charaFace B 7]
+[charaFadein B 0.4 1]
+[wt 0.4]
+
+＠教授
+一言に銀河といっても使い分けがあってね。
+[k]
+
+＠教授
+我々人類……ヒトが生存する銀河を『銀河系』と呼び、[r]それ以外の銀河はシンプルに『銀河』と呼ぶ。
+[k]
+
+[charaFace B 0]
+
+＠教授
+これはキミたちの宇宙でも同じ法則の筈だ。
+[k]
+
+＠教授
+『銀河系』、とは即ち天の川銀河であり、[r]『銀河』、とはそれ以外の銀河を指す言葉だと。
+[k]
+
+＠教授
+つまり[line 3]このサーヴァント・ユニヴァースでは[r]『銀河系』を『蒼輝銀河』と呼んでいる、という事だ。
+[k]
+
+＠教授
+だがこの『蒼輝銀河』も、[r]昔は違った名で呼ばれていた。
+[k]
+
+＠教授
+それがどのような名称だったかは分からない。
+[k]
+
+[charaFace B 9]
+
+＠教授
+なにしろ『宇宙の更新』で[r]すべて書き換えられてしまったからね。
+[k]
+
+[charaFace B 0]
+
+＠教授
+『宇宙の更新』とは何か？[r]簡単に言えば世界のアップデートだ。
+[k]
+
+＠教授
+それまで『肉体』で生存していたニンゲンは、[r]ある日を境に肉体を捨て魂の器[line 3]
+[k]
+
+[charaFace B 7]
+
+＠教授
+『霊基』に、自らのあり方を変えた。[r]限られた寿命、限られた能力からの解放だ。
+[k]
+
+＠教授
+この銀河系から『人間』はいなくなり、[r]みな『サーヴァント』になったのだよ。
+[k]
+
+[charaFace B 8]
+
+＠教授
+ん？　ではサーヴァントではない、[r]『ただの人間』という存在は無くなったのか、かね？
+[k]
+
+＠教授
+無くなってはいない。[r]むしろ、より重要な意味を持つ事になった。
+[k]
+
+＠教授
+なにしろ『マスター』になれるのは[r]その『人間』だけなのだから。
+[k]
+
+[charaFace B 9]
+
+＠教授
+いや、この話はまたいつか。
+[k]
+
+[charaFace B 0]
+
+＠教授
+とにかく、『蒼輝銀河』における人類は[r]サーヴァントだけとなった。
+[k]
+
+＠教授
+サーヴァントとは魂を物質化したもの。[r]必然、宇宙にはそれだけのエネルギーが必要になる。
+[k]
+
+＠教授
+全人類サーヴァント化をなさんとした結果、[r]宇宙にはエーテルが満ちる事になった。
+[k]
+
+＠教授
+『蒼輝銀河』の宇宙空間には様々な物質が存在している。[r]キミたちの宇宙にある[#宇宙塵:うちゅうじん]の他、
+[k]
+
+[charaFace B 7]
+
+＠教授
+エーテル、アルトリウム、エリザ、ぐだぐだ、[r]キュケオン、サクラ、ヴェルバー……
+[k]
+
+＠教授
+といった粒子が確認されている。[r]もちろん、これからも増えていくだろう。
+[k]
+
+[charaFace B 0]
+
+＠教授
+『蒼輝銀河』は可能性と混乱に満ちた宇宙。[r]多くの“もしも”を同列に処理する新宇宙なのだよ。
+[k]
+
+[charaFace B 10]
+
+＠教授
+だが、昔の宇宙はそうではなかった。
+[k]
+
+＠教授
+まだ人類の多くが『人間』だった時代……[r]宇宙に『神』がいた時代。
+[k]
+
+＠教授
+これを我々は『原始宇宙』と呼んでいる。[r]始まりの宇宙、という事だね。
+[k]
+
+＠教授
+『原始宇宙』がなぜ『蒼輝銀河』への[r]書き換えを許可したのかは分からない。
+[k]
+
+＠教授
+すべては50億年前の出来事だ。
+[k]
+
+＠教授
+この『蒼輝銀河』で人類が繁栄しだしたのは[r]たった50万年前なので……。
+[k]
+
+＠教授
+実に、49億9950万年もの断絶だ。[r]『原始宇宙』の記録はあまりにも少ない。
+[k]
+
+＠教授
+50億年。我々人類にとっては[r]気の遠くなるような年月だが、
+[k]
+
+＠教授
+宇宙にとっては……いや、『神』にとっては、[r]“ほんのひと昔”程度の感覚だろう。
+[k]
+
+＠教授
+故に[line 3]
+[k]
+
+＠教授
+もしこの『蒼輝銀河』に、まだ『原始宇宙』の存在が[r]残っているとしたら、気をつけたまえ。
+[k]
+
+＠教授
+それは我々を上回る先史古代文明の頂点に立つ者であり、
+[k]
+
+＠教授
+まるで昨日のことのように、[r]我々の進化を憎んでいる者なのだから。
+[k]
+
+[messageOff]
+[wt 1.5]
+[bgmStop BGM_EVENT_1 0.2]
+[charaEffect I bit_talk_noise_gr]
+[charaEffectDestroy J]
+[se ade374]
+[scene 10001]
+[charaFadeout B 0]
+
+[wt 1.2]
+
+[fadeout black 2.0]
+[seStop ade373 2.0]
+[wait fade]
+[wt 0.5]
+[soundStopAll]
+[end]
+