Version: 2.22.0 DataVer: 1018
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"comment": "水着になったことで彼女は安堵し、より一層の『大人の余裕』、つまりセレブ感を得た。\nそして気が大きくなった彼女は、その勢いで『素晴らしい女領主エリザベート』という立ち位置を固めるべく、ある計画を思いつく。\nチェイテ城の改築である。\nあの小娘のようにライブのアンプみたいにするなんてとんでもない。あの『監獄城チェイテ』は甘いし間違っている。\nもっとゴージャスで、もっと拷問にぴったりな、言わば『拷問城チェイテ』を建築し完成させる。\nそれがあの小娘と自分の格の違いというのをさらに明らかにすることになるだろう……!\n\nそこで問題となるのは予算だ。\n魅力溢れるセレブが行う予算集めの方法を考える必要があった。\nあくせく働いたり取引したりで稼ぐのは優雅じゃない。セレブじゃない。\n必要なのは宝石や、高級絵画や、ネックレス……そういった『美しいお宝』を集めた結果として資産を得るのがふさわしい。\nつまり、その方法とは?\n\n……あとはもう、ごらんの有り様である。",
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"comment": "海の神々に愛されながら育った人魚、トリトン。\n『海底二万マイル』にて綴られたダカール王子ないしそのモデルと思しき人物。\nその二つが合わさったものが、この『ネモ』である。\n\n亜種特異点・新宿でのみ成立した『幻霊』だが、\nそのデータをハックしたアトラスの錬金術師・シオンによって幻霊として召喚された特殊なサーヴァント。\n\nノウム・カルデアにおいては作戦実行部隊の運搬、または支援を執り行う。\n陸の作戦は少女ダ・ヴィンチの管轄だが、\n海の作戦はキャプテン・ネモの管轄であり、その点から見てもこの二騎はライバルと言えなくもない。",
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"comment": "身長/体重:150cm・40kg\n出典:ギリシャ神話、『海底二万マイル(海底二万里、海底二万哩など)』\n地域:欧州、インド\n属性:混沌・中庸 性別:不明→男性\nトリトンでもあり王子でもある、という事から性別は不明だったが、カルデアとの冒険を経て『キャプテン・ネモ』である事を決めた時点で男性体となった。",
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"comment": "素直で優しく、誰からも愛されたトリトン。\n信念の人であり行動力の化身だったダカール王子。\nこの二つの英霊が合わさった『幻霊』であるため、\nネモの性格はそれぞれのオリジナルからやや逸脱している。\n\nトリトンでありネモでもあるこの英霊はひとつの信念を得た。すなわち『支配と蹂躙への反抗』である。\n親である神が相手であっても、弱者を虐げる事は許さない。皮肉なことに、それは現代の人間社会(消費文明)への反発にも繋がっている。\n今でもヨーロッパの文化を前にすると少しムッとする。無論ギリシャも例外ではないが、「海の世界に国境はない」とのこと。\n\n登場時のネモは、主人公にもマシュにも感情を見せようとしない。\nダカール王子の記憶を得たことで、悲劇を生み出す『人間たち』に対して本能的な警戒心を抱いてしまったのだ。ゆえに、ひどくぶっきらぼうな物言いをするのだが……",
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"comment": "艦を任されている以上、ネモは自分にも他人にも厳しく、甘えた言動、身勝手な行動は許さない。\nまさにキャプテンの名にふさわしい、軍人気質の硬派サーヴァントである。\n\n……が。トリトンでもある彼は、冒険の旅を祝福する者である。\n改めてカルデアのサーヴァントとして召喚された時点で、主人公を冒険者・旅人とみなしているため、大いに祝福し、道を示すだろう。\n\n初めは自分の役割に徹し、マスターであろうと『自分はあくまで潜水艦』として自分を出す事はない。\n信頼に値する人物と判り、警戒心が解けると逆にとても距離が近くなる。\n\n本来の性格は、素直で人懐っこく、一度気に入った相手は絶対に見捨てない。\n旅の最後まで見届ける事はできなくても、自分の目の届く限りには、最大限の祝福を与え続ける、人を慈しむ英霊なのである。",
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"comment": "『我は征く、鸚鵡貝の大衝角』\nランク:A 種別:対海宝具\nレンジ:2~70 最大捕捉:敵1体\n\nグレートラム・ノーチラス。\n潜水艦ノーチラス号を主体とした姿へとかたちを変えて、備わった大衝角を用いて突撃を行う。\n敵がどれほど巨大な存在(大イカ、巨大戦艦など)でも怯まず、これに衝突・突破する、特殊な概念を帯びている。\n水のない場所(地上や空中)でも使用可能だが、水中、海中であれば命中率が著しく上昇し、威力も向上する。\nフィールド:水辺 だと性能が上がる、珍しい宝具。\n\n\n○嵐の航海者:C++\n船長御用達スキル。トリトンは別に船長ではなく、ネモはその船が高性能だったため、『ボロ船で嵐を踏破した』経験は少なく、他の船長系のサーヴァントよりランクは低い。\nただしフィールドが『水辺』である場合、ネモはその性能がより大きく向上する。ランクに『++』が入っているのはこの特性からである。\n\n○不撓不屈:B+\n英霊ネモの精神性、信念が形になったもの。\n戦闘続行とNP獲得だが、ガッツが発動した際にその真価を発揮する。船長たるもの、窮地に陥った時こそ逆転の炎を燃やすのだ。\n\n○旅の導き:C++\nかつてアルゴー号を導いたトリトンは、英雄たちを導く性質を持つ。\n見知らぬ土地、見果てぬ世界を目指す人々の希望を受け止め、それを守護するトリトンは、\n『境界を超え、よりよい世界を目指す』少女ダ・ヴィンチの在り方ととても相性が良い。\nこちらもフィールドが『水辺』である場合、その効果は向上する。",
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"comment": "潜水艦の、ましてや軍艦の運航はネモひとりでは不可能である。いずれネモが自分の艦を持て余す事になると読んでいたシオンは、ネモ召喚時にアトラス院の基本にして秘匿技能である『分割思考』を組み込んだ。\nその結果、ネモは自身の魔力を分散する事で『自分とほぼ同じで、それぞれの役職に特化した分身』を作れるようになった。\nそれがドックで働くネモ・シリーズである。\n\n○ネモ・マリーン\nもっとも数の多いシリーズ。12人ほどいる。(常勤12名、最大24名)どれも同じ性格、見た目。\n艦内の掃除、操縦、整備、あらゆる仕事をこなす労働力。性格はひたすら明るく、誰も憎まず(嫌いはする)、緊急時には悲鳴をあげつつ全力でこれの解決にあたる、トリトンの素の部分がもっとも強く出ているシリーズ。\n\n○ネモ・プロフェッサー\n男性を呼ぶ時は名前に『氏』をつける。そのあたりで黒髭がちょっと親近感を持っている。艦内における博士職。解析、計測、作戦立案などを担当。\n\n○ネモ・エンジン\n機関部を切り盛りする職人気質の頑固な機関長。\n艦内でもっとも危険で厳しい機関部で指揮を執るのは、ひとえに「人間たちを守るためなら」という、母の愛に似た信念ゆえ。\nまたキャプテンとは同格の『自分』であるため、ドジをしたら自分と役割を代える、と本気で思っている。\n人間への愛も強いが、ノーチラスへの愛も強い。\n\n○ネモ・ナース\n医務室を担当。\nもっとも成熟したネモであり、包容力と理性に特化した『オトナのネモ』。緊急時は冷静に、冷徹に職務を遂行する。\n\n○ネモ・ベーカリー\n戦艦にはかかせない食堂(ベーカリー)を取り仕切るネモ。兵士の士気を維持するのは食事なので、最終的にはこのネモが最強。",
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"comment": "シオンがネモを幻霊として召喚したのは、\nカルデア式召喚を使わなかったからである。\n召喚の成功率に不安があったため、二つの英霊の霊基を合わせる事で、サーヴァントとして活動できる霊基を錬成した。\nその結果、トリトンはネモの名と記憶を持ち、彼にまつわる『海の宝具』潜水艦・ノーチラス号とも一体となった。\n\n第二部開始時にシオンによって召喚された時はまだ『人魚』でもあり『王子』でもあったが、カルデアと合流し、彼らの助けとなる事を決めた時点で『人魚』としての在り方は封印し、アトランティスを攻略する為に『キャプテン・ネモ』の在り方に固定した。\n後に次元境界穿孔艦ストーム・ボーダーの艦長となり、ノウム・カルデアの戦いを支援する事になる。\n\n\n\n\n\n\n\n\n\n\n\n\n\nパフェ大好き。\n(※本人は最重要機密として扱っている)",
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"comment": "○人斬り:A\n刀で人を斬ることに特化した剣術スキル。\n勝つことのみを目的とした実践的な剣術であり、求道者的な精神性とは無縁のものである。\nそれゆえ、強く、脆い。",
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||||
"comment": "○人斬り:A\n刀で人を斬ることに特化した剣術スキル。\n勝つことのみを目的とした実戦的な剣術であり、求道者的な精神性とは無縁のものである。\nそれゆえ、強く、脆い。",
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"comment": "星辰は深淵を現し、深淵はまた星辰を象る合わせ鏡。\n\n「それ」が聞こえたのはとある夜の事。\nとても遠く、とても近く。囁くように、高らかに。\n儚むように、朗らかに。己が身は映し身の如く、映し身は己が身を深く。やがては見ゆる悠久の彼方、此方へ繋ぐは久遠の叡智。\n\n人ならざる叡智を映す合わせ鏡として現し世に生まれ落ち、人の身に余る力をその身に宿す原始の異能者。\n\n人としての当たり前の生を捨て、人の笑顔の為にその身を捧げた。その生に悔いはなく、その果てに訪れる闇でさえ受け入れ、やがては時の彼方へと消え去るとしても―――。\n\n「とまあ、聖杯への願い事とかは特にないんだけど……。嘘! 嘘です! あります! 願い事。実はその、聖杯クンもご存じの通り生前は女王としての責務に追われ、なんていうかその、運命の人? 的な存在にとんと縁がなかったと申しますか、何と申しますか。ええ、人の恋占いとかは、見える見える、見る気も無いけど見えてます、はいはいお幸せに~! ってくらいしっかりばっちり占えたんですが、自分の事となるとまるでダメな卑弥呼、略してダミコ。というわけで、ドラマチック&エキサイティングな運命の人との出会い的なのを所望します! します!」\n\n―――そう、彼女こそが光の裁定者にして、邪馬台国初代女王、卑弥呼。",
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"comment": "星辰は深淵を現し、深淵はまた星辰を象る合わせ鏡。\n\n「それ」が聞こえたのはとある夜の事。\nとても遠く、とても近く。囁くように、高らかに。\n儚むように、朗らかに。己が身は映し身の如く、映し身は己が身を深く。やがては見ゆる悠久の彼方、此方へ繋ぐは久遠の叡智。\n\n人ならざる叡智を映す合わせ鏡として現し世に生まれ落ち、人の身に余る力をその身に宿す原始の異能者。\n\n人としての当たり前の生を捨て、人の笑顔の為にその身を捧げた。その生に悔いはなく、その果てに訪れる闇でさえ受け入れ、やがては時の彼方へと消え去るとしても―――。\n\n「とまあ、聖杯への願い事とかは特にないんだけど……。嘘! 嘘です! あります! 願い事。実はその、聖杯君もご存じの通り生前は女王としての責務に追われ、なんていうかその、運命の人? 的な存在にとんと縁がなかったと申しますか、何と申しますか。ええ、人の恋占いとかは、見える見える、見る気も無いけど見えてます、はいはいお幸せに~! ってくらいしっかりばっちり占えたんですが、自分の事となるとまるでダメな卑弥呼、略してダミコ。というわけで、ドラマチック&エキサイティングな運命の人との出会い的なのを所望します! します!」\n\n―――そう、彼女こそが光の裁定者にして、邪馬台国初代女王、卑弥呼。",
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"comment": "ヴィンセント・ヴァン・ゴッホは\n十九世紀ヨーロッパで活躍した画家である。\n作品は死後高い評価を受け、世界中に愛好家を持つ。史実では当然男性であり、名前、肖像画、数少ない写真からもそれは明らかだ。\n\n一方、ゴッホを自称し少年のような装いで現れたこのフォーリナーは見た目も性別も史実とは違っている。\nしかし、その画才はまさにゴッホそのもの。\n大飯を食らい、ジョークを飛ばし、絵を描き散らしては陰気に笑う。\n\nはたして、その本性は―――",
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"comment": "とある寺の墓前に手向けられた一輪の彼岸花。\n\n城下で遊び疲れた帰り道、川べりで語るその話は奇想天外にして気宇壮大。凡庸な己などにはまるで思いもつかない新しき天下の形。なにより落ちてゆく陽を受け、紅く燃え上がるように煌めくその瞳に心を奪われていた。\n\nいつまでも、いつまでも、そこで笑っていたかった。\n\nいつまでも、いつまでも、そこで泣いていたかった。\n\nいつまでも、いつまでも、そこで共にありたかった。\n\nだが時代が、戦乱の世が、彼を取り巻く全てがそれを許してはくれなかった。\n\n何故、己はこうも愚鈍にして無能なのか。何故、己はその瞳に適う才を持ち得なかったのか。何故、己はこの背を追い続ける事すら出来ないのか。\n\nなればこそ、かの者を貶め阻む全てのモノを除き、かの者を照らす焔の贄となし、己が身すらもその業火に投げうつ事しか出来なかった。\n\nのちに神仏衆生の敵と畏れられ、魔王と呼ばれしかの者の道行きを定めた一輪の徒花。\n\n\n―――あとはお任せします、姉上。\n\n\nああ……、でも出来ることなら\nもう少し姉上と遊んでいたかったなぁ……。",
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"comment": "これは新しいノーチラスの試運転が終わった後、\nキミに撮ってもらったもの。\n\n艦は戦うに足る目的を手に入れて、\n船員たちは念願の冒険に恵まれて、\n船長はひとりのマスターと知り合った。\n\n創作小説の登場人物と、\n神話のかたすみにいただけの海神の仔。\nその二つから生まれたものは英霊ではなく幻霊で、\nほんとうのはなし、\nキャプテンを務める自信も、世界を救う熱意も、\nそんなにありはしなかった。\n\nでも航海はしたかった。\n胸を熱くする冒険がしたかった。\n偏屈で、謎めいて、おっかなくて、\nそれでいて信念のひとに憧れたのは\n読者だけじゃないってコト。\n\nそんな半端な幻霊が『その気』になったのは、\n自分より半端で、頼りなくて、\n誰かが面倒をみないとやっていけない主人公を\n見つけたからだ。\n\n冒険は万人に等しく試練と成長を与える。\nその事を、僕たちはこの召喚で実感した。\n\n艦は戦うに足る目的を手に入れて、\n船員たちは念願の冒険に恵まれて、\n船長はひとりのマスターと知り合った。\n\nこれは、その時の記念写真。\nいまも僕の胸に残る、輝かしい出港の思い出。\nこの記憶があるかぎり。\nキャプテン・ネモは、その最期まで、\nキミの旅を護り続ける。",
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"comment": "親愛なるマスター\n\n友誼の証にと自画像を贈ることの気恥ずかしさについて\nずっと考えていた。それでもこれを選んだ理由は、きみなら分かってくれるだろうと信じている。\nこれが、わたしだ。これが、きみの示してくれた、わたしが愛するわたしの顔だ。\nクリュティエ的感覚でいえばアルル時代の画風と色合いが気に入っているのでそれに合わせた。例の何万だか何億だかで売れたというひまわりの一枚にも近い雰囲気だろう。きみのルームの殺風景な右側の壁にぴたりと合うはずだ。不幸にして将来きみが困窮したなら売り払ってくれて一向にかまわないが、その時はぜひ、「得体の知れない怪物娘を描いたゴッホの真筆」がいくらで売れたかを土産話に、コーヒーの1杯でもおごってくれたら幸いだ。\n画才だけでなく手紙文体もヴィンセントから拝借してみるという高度なゴッホジョークもそろそろ限界らしい。不遜さに押しつぶされそうだし、絵の試行錯誤に費やした大量の画材の件で激しく扉を叩いているジョコンダ顔のダ・ヴィンチ氏(画家としては何度聞いても首をひねる存在だ)に釈明をせねばならない。幸いホクサイも一緒なので加勢してくれるだろう。この1文を書いている間に、ああ、彼女は黒い小さなホクサイを残して逃走してしまったので、雄弁さに関しては自分以外に頼れるものがいなくなったみたいだ!\n黒い小さなホクサイに、手紙とこの絵を託す。廊下でたんこぶを抱えているわたしを見かけたなら、回復や慰めなど、手厚い支援をお願いしたい。\n\n変わらぬ忠節と友情とともに、心の中で握手を送る。",
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"comment": "とろりとろりと流るる刻の中、\nまどろみをひと摘みして。\n動物たちとのおしゃべりを存分に楽しんだならば、\n木洩れ日のささやきを子守唄にしてお昼寝。\n\nほんの少し。\nほんの少しばかりの間だけ。",
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"comment": "宝箱に眠るそれは浪漫(たから)か、\nはたまた危険な誘惑(わな)か。\n\n勇気という名の鍵を握りしめ、\nいざ、蒼褪めた海の底へ。",
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"comment": "知識に経験、胆力に行動力、そして少しの幸運。\n\nこれだけの男たちが揃えば、\n財宝を引き当てるなんてのは造作も無い。\n重要なのは、いつだって宝を前にしたその後だ。\n\n「契約書通り、探り当てたダイバーが第一功さ」\n「まぁ、船長の命令は絶対だよなぁ?」\n「拙者、独り占めってワードが大好き海賊と申す」\n\n―――さあ、海の男らしく振舞おうじゃないか。",
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"comment": "秋の陽と向日葵に囲まれて、\n今日は絶好のお絵描き日和。\n\n真っ白なキャンバスに、\n君だけの色を塗って―――",
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"comment": "海岸線を走るってのも悪くない。\n潮風を切る海の上も、\n地面を蹴る陸の上も、\nくだらねえ邪魔さえなければ気持ちのいいもんさ。\n\nまあ、翼のある今のオレには、\nどっちも窮屈なのは同じなんだが。\n今回はテメェが一緒だから、仕方なく、な?",
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