Version: 2.38.1 DataVer: 1240
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"comment": "秋の森の王女は恋をした。\n生まれながら死体のようだった王子に恋をした。\n\n森の仲間たちが王子の出現にはしゃぐなか、\nただひとり、遠くから見つめていた。\n\n王子が立ち上がり、その心を垣間見た後も、\n王女の心は変わらなかった。\n\n捨てられた妖精たちの吹きだまり。\n妖精國の底辺だと笑いながら、王子は決して、\n住む家を秋の森から変えなかった。\n\n良いことをした後は丹念に森の川で手を洗っていた。\n悪いことをした後は汚れた翅のまま落ち葉に倒れた。\n\n王子はブリテンのすべてを嫌っていた。\n妖精たちも、秋の森の仲間たちも嫌っていた。\nけれど、\n\n「神様じゃないんだ。\n 放っておいても消える連中までは、手に負えないさ」\n\n王子が本当に嫌っているものを知って、\n王女は、\n最後まで王子のために羽ばたくことを胸に秘めた。\n\nそれが唯一、冷え切った手足を温める火だと信じて。\n\n ◆\n\nこれは語られなかった断章。\n大嘘つきが隠し通した、誇り高い、ある王女の物語。",
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"comment": "溶けてしまいそうなほど、熱く交叉する命。\n\n今宵、蒼い月に照らされ\n人智を超えた戦いの幕が開ける。\n\n夜はまだ、終わってはいなかった。",
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