Version: 2.60.0 DataVer: 1487
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"comment": "老兵は待つ。\n己が役割と、矜持とが交わるその時を。\n\n最早錆びつく様を無為に眺めるだけなのだと。\nそう半ば諦めていた黒鉄の槍へ、\n今一度、静かな誇りを籠める栄誉を胸に。\n\nそして、辿り歩んだ歪な道の末が、\n信念の果てにあるものだと願って。",
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"comment": "夜が終わる直前。\nまだソラに星が見える境界をヤツは好んだ。\n暇を持て余したオレは、特に興味もないクセに、\n一番好きな星はなにか、と訊いた。\n\n「シリウスだよ」\n\n観測時にもっとも強く見える光。\n地上からソラを見る―――\n地球から遙か彼方を航海する時の灯台のようだろ、\nとヤツは子供のように、得意げに微笑んだ。\n\n……そりゃあない。\nあんまりにも皮肉な話だったから、\nいつものように腐すこともできなかった。\n\n「なあ。『最後の人間』とやらになったら、\n 何をするんだよ、おまえ」\n\nそうだなぁ、と。\n涼しげに、少しだけ淋しそうな目をして、\nヤツは言った。\n\n「とくに目標は設定せず、気ままな旅に出る、\n というのはどうだろう」\n\n今でも、その未来(ねがい)を想っている。\n\n「何もかも新しくなった、その海を越えて」\n\n眩しい、朝の光にも似た。",
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