$91-30-10-01-1-0 [soundStopAll] [bgm BGM_EVENT_2 0.1] [scene 10800] [charaSet A 8001000 0 マシュ] [charaSet B 98003000 2 Dr.ロマン] [charaSet C 98002000 2 フォウ] [charaSet D 3010001 0 ロムルス] [charaSet E 1005001 1 ネロ] [charaSet F 98016000 1 ブッルス] [charaSet G 98014000 1 ローマ市民] [charaSet H 98014000 1 セネカ] [charaDepth E 1] [charaFace D 0] [charaFadein D 0 4] [charaFace E 1] [charaFadein E 0 1] [charaTalk E] [fadein black 1] [wait fade] [se ad5] [wt 3] [seStop ad5 3] @ネロ うむ、うむ![r]今日も余のローマは賑わいに満ちているな! [k] @ネロ かの連合帝国の脅威も今は既になく、[r]余のローマ、愛するローマ市民には笑顔が戻った。 [k] @ネロ 実に喜ばしいことだ。[r]余はすこぶる機嫌が良い。そうとも[line 2] [k] [charaFace E 4] @ネロ [%1]とマシュに二度と会えぬのは[r]寂しくも思うが、余はローマ皇帝であるからな! [k] [charaFace E 1] @ネロ 市民たちの笑顔あればこそ、[r]余は無限の愛を以てローマに君臨し、統治するのみ! [k] @ネロ 我が才は限りなく、愛もまた同じく。[r]薔薇の喝采は首都ローマに絶えず響くであろう! [k] @ネロ 余は楽しい![r]今日は如何なる歌を謳おうか? [k] @ローマ市民 ああっ、あそこにおられるは皇帝陛下![r]アポロンの如き輝き、ヴィーナスが如き美しさ! [k] @ローマ市民 皇帝万歳![r]ネロ・クラウディウス陛下万歳! [k] [charaFace E 0] @ネロ うむうむ。[r]良いぞ、喝采を許す! [k] @ネロ ひとつだけ付け加えるならそうだな、[r]余はミューズが如き芸術の才にも溢れているぞ? [k] [charaFace E 1] @ネロ ならば謳おう![r]童女よこれへ、花を持て! [k] @ネロ インペリウムの誉れは此処に![r]首都の、いいやローマの全土に余の美声を響かせよう! [k] @ローマ市民 お、おおーっ!![r]こ、皇帝陛下がお歌いになられるぞーっ!! [k] @ローマ市民 有り難い、ありがたくはあるが耐えろーっ!![r]気を抜けば持って行かれるぞッ!! [k] [charaFace E 1] @ネロ ふふ、道行く人々ですらこのノリの良さだ![r]余は楽しい、これこそがローマであるな! [k] [messageOff] [fadeout black 0.5] [wait fade] [wt 0.5] [scene 20602] [fadein black 0.5] [charaFace E 1] [charaFadein E 0 1] [wait fade] @ネロ ……ふう。[r]よき[#歌の時間:リサイタル]であった。 [k] [charaFace E 4] @ネロ しかし、駆け付けてきた楽団の者たち、[r]ちと演奏の音が大き過ぎはしなかったか?? [k] @ネロ あれでは余の美声が掻き消されてしまって、[r]肝心の歌が市民たちに届き難かったのではないか? [k] [charaFace E 1] @ネロ 余の前で張り切るのは仕方ないが、[r]楽団の者たちには些か我慢を覚えてもらわねばな。 [k] [charaFace E 0] @ネロ さてと、午前中は歌に費やしてしまった。[r]午後は政務に励むとしよう[line 2] [k] [charaFadeout E 0.1] [charaTalk F] [charaFadein E 0.1 0] [charaFace F 0] [charaFadein F 0.1 2] @ブッルス 皇帝陛下。[r]畏れながら申し上げる。 [k] [charaFace E 0] @ネロ おお、我が騎士ブッルス。[r]如何した? [k] @ブッルス 連合帝国に支配されていた各属州より、[r]生死不明であった総督や長官から連絡が届いております。 [k] @ブッルス ご多忙の所、申し訳ありません。[r]書簡にお目を通して戴ければ幸いであります。 [k] [charaFace E 1] @ネロ うむ、ブッルス。[r]そなたのもたらしたものは吉報に他ならぬぞ! [k] @ネロ 臣下たちの書簡をこれへ持て。[r]あれらの安否は余も気に懸けておったところだ。 [k] [charaFadeout E 0.4] [charaFadeout F 0.4] [charaFadein E 0.4 1] [wt 0.5] [charaFace E 4] @ネロ (……マシュたちの言葉が正しければ、[r] 偽りの連合帝国にまつわる事柄のすべて、いずれ) [k] @ネロ (影も形もなく消えてゆくのであろうな。[r] だが、うむ。今はいい。書簡に目を通すべきだ) [k] @ネロ (余の愛する臣下たち。[r] 如何にして、苛烈な連合より生き延びたのか) [k] [charaFace E 0] @ネロ (目にするべきであろう。[r] 余は、既に、母さえこの手に掛けた身[line 2]) [k] @ネロ (余は、皇帝として在り続けるのみだ。[r] 余の愛は、きっと、臣下や市民たちに届くはず) [k] [charaFace E 1] @ネロ (……そうであろう、神祖ロムルス) [k] [charaFadeout E 0.4] [wt 0.5] [charaTalk F] [charaFace E 0] [charaFadein E 0.4 0] [charaFace F 0] [charaFadein F 0.4 2] @ブッルス [line 2]陛下? [k] [charaFace E 4] @ネロ すまぬ、少し歌い疲れてしまったようだ。[r]だが案ずることはない。 [k] [charaFace E 0] @ネロ 書簡をこれへ。[r]総督たちの言葉、間違いなく聞き届けようぞ! [k] [messageOff] [charaFadeout E 0.5] [charaFadeout F 0.5] [fadeout black 0.5] [wait fade] [wt 0.5] [scene 20900] [charaFace E 0] [charaFadein E 0 1] [fadein black 0.5] [wait fade] @セネカ ……皇帝陛下。[r]些か、ご無理が過ぎるのではありませんか。 [k] @セネカ 既に夜も更けております。[r]お早く、寝所でお休みになるべきでしょう。 [k] @ネロ ん、セネカか。[r]ふふ。そう言ってくれるな。 [k] [charaFace E 4] @ネロ 滞っていた政務が山ほどあるのだ。[r]余が二、三人もいればさほど時を掛けずに済むが。 [k] [charaFace E 0] @ネロ そういう訳にもいかぬ。[r]余はローマにただひとりであるのだからな! [k] [charaFace E 1] @ネロ ふふ。だが、良い。[r]そなたがそう言ってくれるのは嬉しいぞ。 [k] @ネロ かつて、母が存命の頃は[line 2] [k] @セネカ 陛下。 [k] [charaFace E 0] @ネロ ん……。[r]いや、すまぬ。今のは忘れよ。 [k] [charaFace E 4] @ネロ 気付けば、いつもの頭痛もぶり返してきた。[r]これでは政務に勤しむのもままならん。 [k] @ネロ 確かに、余は些か疲れているらしい。[r]そろそろ休むぞ。 [k] [charaFace E 1] @ネロ ……添い寝を頼めるか、家庭教師どの? [k] @セネカ お戯れを。[r]しかし、お気を変えて下さって良かった。 [k] @セネカ どうかお休みください。[r]我らがローマ皇帝、貴女は世界にただひとり。 [k] @セネカ ご無理は禁物です。[r]貴女のご無理は、ローマの無理にも繋がりましょう。 [k] [charaFace E 0] @ネロ うむ。そうであろうな[line 2] [k] [messageOff] [charaFadeout E 0.5] [charaFadeout D 0.5] [fadeout black 0.5] [wait fade] [wt 0.5] [scene 20900] [charaFace C 0] [charaFadein C 0 0] [charaFadein A 0 2] [fadein black 0.5] [wait fade] @マシュ ……誰もいません。[r]ネロさんは、寝室へ移動したようですね。 [k] @フォウ フォウっ。 [k] [charaFadeout C 0.1] [charaFadeout A 0.1] [communicationChara 98003003 1 5 0 1] [wt 0.3] @Dr.ロマン い、いやあ、凄いな皇帝特権スキルEX![r]見事にキミたち、気配遮断っぽいことしてたよ? [k] [communicationCharaFace 0] @Dr.ロマン しかもロムルス本人だけじゃなくて[r]マシュや[%1][&君:ちゃん]まで気配が消えてた。 [k] [communicationCharaFace 3] @Dr.ロマン どういうスキルを使ったんだろう?[r]ええと、どうかお答え戴けますか[line 2]神祖さま。 [k] [communicationCharaClear] [wait communicationChara] [charaFace A 0] [charaFadein A 0.1 2] [charaFace D 0] [charaFadein D 0.1 0] @ロムルス ……。 [k] [charaFace A 6] @マシュ ロムルスさん? [k] @ロムルス ……。 [k] [charaFace A 12] @マシュ あの[line 2] [k] ?1:ネロが心配? [charaFace A 0] @マシュ ……そうですね。ロムルスさんにとって、[r]ネロさんは「子孫」のようなものでしょうから。 [k] ?2:ローマ? [charaFace A 6] @マシュ え、先輩? [k] ?! @ロムルス すべてのローマは、我が子である。[r]ネロ・クラウディウス。愛しき我が子のひとり。 [k] [charaFace D 4] @ロムルス その小さき体にて、[r]遙かローマのすべてを支えんとする儚き娘よ。 [k] [charaFace D 0] @ロムルス [#私:ローマ]は其処に、愛を見た。[r]それは神々の愛ではなく、しかして人の愛でもない。 [k] @ロムルス あれこそ……[r]ローマ皇帝の在るべき愛のかたちのひとつ。 [k] [charaFace D 4] @ロムルス その道行きの先が、[r]たとえ、冥界へと続いていようとも[line 2] [k] [charaFace A 12] @マシュ ……はい。 [k] [charaFadeout D 0.1] [charaFadeout A 0.1] [communicationCharaLoop 98003003 1 5 0 0] @Dr.ロマン うん。これから数年で皇帝ネロの権勢は崩れ、[r]彼女は臣下だけでなく市民からも支持を失ってしまう。 [k] [communicationCharaFace 3] @Dr.ロマン 流石に、本人には言えないことだけど、[r]哀しいかな、歴史ではそういうことになっているんだ。 [k] [communicationCharaClear] [wait communicationChara] [charaFace A 0] [charaFadein A 0.1 2] [charaFace D 1] [charaFadein D 0.1 0] @ロムルス あらゆる人があの娘を否定しようとも、[r]あらゆる神があの娘を否定しようとも、構わぬ。 [k] @ロムルス [#私:ローマ]は、あの娘を認めよう。[r]ネロ・クラウディウスは、良い。 [k] @ロムルス あれは[line 2][r]実に良き[#ローマ皇帝]である。 [k] [charaFace D 0] @ロムルス 故に、疾く去るが良い。[r]我が神威に惹かれて集いし「皇帝」たちよ。 [k] [charaFace A 6] @マシュ え[line 2] [k] @マシュ いま、何と?[r]彼女の様子を見に来ただけではないのですか? [k] [bgmStop BGM_EVENT_2 0.4] [bgm BGM_EVENT_3 0.1] [charaFadeout D 0.1] [charaFadeout A 0.1] [communicationCharaLoop 98003003 1 5 0 2] @Dr.ロマン 待った。何かいるぞ[line 2][r]ひどく高い魔力反応、でもサーヴァント反応と違う! [k] @Dr.ロマン もっと朧気な存在だ。ゴースト系の怪物か?[r]自然発生するにしては魔力が高すぎる! [k] [communicationCharaClear] [wait communicationChara] [charaFace A 0] [charaFadein A 0.1 2] [charaFace D 2] [charaFadein D 0.1 0] @ロムルス アウグストゥス[line 2]! [k] @ロムルス ティベリウス、クラウディウス![r]おお、トラヤヌス! ハドリアヌス、セウェルス! [k] [charaFace A 6] @マシュ 古代ローマ帝国、歴代皇帝の名前……? [k] [charaFadeout D 0.1] [charaFadeout A 0.1] [communicationCharaLoop 98003003 1 5 0 2] @Dr.ロマン そうか、なるほど![r]そこに出現しかけてるのは「皇帝」たちの亡霊か! [k] @Dr.ロマン 神祖ロムルスの存在に惹き付けられて、[r]連鎖して召喚されかけていた「皇帝」たちだよ! [k] [communicationCharaClear] [wait communicationChara] [charaFace D 0] [charaFadein D 0.1 0] [charaFace C 0] [charaFadein C 0.1 2] @フォウ フォーウ! [k] [charaFadeout C 0.1] [charaFace A 2] [charaFadein A 0.1 2] @マシュ ひどく敵意ある魔力を感じます。[r]先輩、戦闘になります! [k] ?1:戦闘態勢だ! [charaFace A 7] @マシュ はい、マスター![r]戦闘指示をお願いします! [k] ?2:ローマ! [charaFace A 6] @マシュ え!?[r]せ、先輩!? [k] ?! [charaFace D 0] @ロムルス 当世より過去の皇帝たちよ![r]当世より未来の皇帝たちよ! [k] [charaFace D 2] @ロムルス お前たちは去るがいい![r]お前たちはローマではあるが、当世はネロの時代! [k] @ロムルス 仮初めの連合は既にない![r]故に、おお、虚ろに集いし我が子たちよ! [k] @ロムルス [line 2]我が槍を見よ! [k] [charaFace D 0] @ロムルス [#私:ローマ]の持つ槍こそ、ローマである。[r]故に、お前たちは[line 2] [k] [charaFace D 2] @ロムルス 槍を通じて[#私:ローマ]へと還るがいい。[r]おお、おお、マグナ・ウォルイッセ・マグヌム!! [k] @ロムルス [fontSize x-large][line 2]ローマ!!![-] [k] [messageOff] [fadeout black 0.5] [bgmStop BGM_EVENT_3 0.4] [wait fade] [soundStopAll] [end]