$04-00-02-03-1-0 [soundStopAll] [enableFullScreen] [charaSet A 1098269100 1 ラニ=ⅩⅡ] [charaSet B 1098269100 1 ラニ=ⅩⅡ2] [charaSet C 1098269100 1 ラニ=ⅩⅡ3] [charaScale B 1.1] [charaScale C 1.1] [charaSet D 7046001 1 ドゥリーヨダナ] [charaSet E 7046001 1 ドゥリーヨダナ2] [charaSet F 7046001 1 ドゥリーヨダナ3] [charaScale F 1.03] [charaSet G 1098270300 1 アーユス] [charaSet H 1098270000 1 シオン] [charaSet I 1098270100 1 カーマ] [sceneSet J 189700 1] [charaScale J 1.2] [sceneSet K 189700 1] [charaScale K 1.2] [sceneSet L 191102 1] [charaScale L 1.1] [scene 189700] [fadein black 1.0] [wait fade] [bgm BGM_EVENT_1 0.1] [charaTalk A] [charaFace A 0] [charaFadein A 0.1 1] @ラニ=ⅩⅡ あらためまして[line 3][r]ごきげんよう、外からいらっしゃった皆様。 [k] @ラニ=ⅩⅡ そして[#治療型:タ イ プ R][#筆頭:プライマシー]AI、現個体名アーユス。[r]加えてサーヴァント・バーサーカー。 [k] [charaFadeout A 0.1] [wt 0.1] [charaTalk D] [charaFace D 10] [charaFadein D 0.1 1] @ドゥリーヨダナ ふーむ……おまえが総合統括AIか。[r]ふむぅ……。 [k] [messageOff] [charaTalk off] [charaTalk depthOff] [charaDepth J 1] [charaDepth E 2] [charaDepth B 3] [charaDepth K 4] [charaDepth F 5] [charaDepth C 6] [charaFace B 0] [charaFadein J 0.8 -120,-300] [charaFadein B 0.8 -150,-10] [wt 1.3] [charaFadeout D 0.1] [se ad95] [seStop ad95 0.5] [charaFace E 10] [charaFadein E 0.4 100,0] [charaMove E 120,0 0.4] [wt 1.0] [charaMove E 100,0 0.5] [wt 1.0] [charaMoveScale E 1.03 0.8] [charaMove E 90,0 0.8] [wt 1.3] [charaFace C 0] [charaFadein K 0.5 120,-300] [charaFadein C 0.5 150,-10] [wt 1.0] [charaFadeout J 0.1] [charaFadeout E 0.1] [charaFadeout B 0.1] [charaFace G 8] [charaFadein G 0.1 1] [se ad95] [seStop ad95 0.5] [charaFace F 10] [charaFadein F 0.4 -100,0] [charaMove F -120,0 0.3] [wt 0.8] [charaMove F -110,0 0.7] [charaMoveScale F 1.05 0.7] [wt 1.3] [charaMove F -100,0 0.5] [wt 1.0] [charaMove F -120,0 0.6] [wt 1.3] [charaFadeout K 0.5] [charaFadeout F 0.5] [charaFadeout C 0.5] [wt 0.7] [charaTalk on] [charaTalk depthOn] [charaTalk G] @アーユス こら、じろじろ見ないの![r]失礼でしょ。 [k] [charaFace G 1] @アーユス ……おほん。どうも、総合統括。 [k] [charaFace G 0] @アーユス ええと、この人たちに助けてもらって、[r]でも立場とかよくわかんないことばかりで、 [k] @アーユス いろいろ[#訊:き]こうと思って[r]とりあえず来たんだけど……よかったよね? [k] [charaFadeout G 0.1] [wt 0.1] [charaTalk A] [charaFace A 0] [charaFadein A 0.1 1] @ラニ=ⅩⅡ 適切な判断かと思います。[r]私はそのような想定外の問題に対応するために[line 3] [k] [bgmStop BGM_EVENT_1 1.0] [messageOff] [cueSe SE_23 23_ad1308] [fowardEffect bit_talk_ether_light01] [wt 0.7] [charaFace A 10] [charaShake A 0.02 2 2 0.2] [wt 0.4] [se ad7] [charaMove A 100,0 0.3] [wt 0.5] [cameraMove 0.5 -50,-10 1.1] @ラニ=ⅩⅡ っ!? [k] [bgm BGM_EVENT_71 0.1] @ラニ=ⅩⅡ [line 3]警告。[r]私の内部に対する強制アクセスは、 [k] @ラニ=ⅩⅡ 管理下にある機能の全てに[r]不具合を生じさせる危険性があります。 [k] @ラニ=ⅩⅡ 推奨されません。[r]許可されません。 [k] [charaFace A 11] @ラニ=ⅩⅡ システム文言ではなく、[r]わかりやすさを重視して言うならば[line 3] [k] [charaFace A 10] [bgmStop BGM_EVENT_71 2.0] @ラニ=ⅩⅡ 『いきなり何ですか無礼な』[r]ということになります。 [k] [messageOff] [charaFadeout A 0.1] [wt 0.1] [cameraHome 0.8] [wt 1.0] [charaTalk H] [charaFace H 6] [charaFadein H 0.1 1] [bgm BGM_EVENT_5 0.1] @シオン 失礼。何はともあれ、まず貴女という存在を[r]確かめるのが先決だと思ったものですから。 [k] [charaFace H 8] @シオン 名乗ってもらった以上、こちらも名乗り返しましょう。 [k] @シオン 私はシオン・エルトナム・ソカリス。[r]このペーパームーンという装置を管理していた者です。 [k] @シオン この名前で、管理権限について[r]検索していただけますか? [k] [charaFadeout H 0.1] [wt 0.1] [charaTalk A] [charaFace A 2] [charaFadein A 0.1 1] @ラニ=ⅩⅡ 検索[line 3]ヒット0件。 [k] [charaFace A 0] @ラニ=ⅩⅡ 仮に貴方がペーパームーンの管理者であったとしても、[r]私はそれに対する判断要素を持ちません。 [k] @ラニ=ⅩⅡ そうですか、と言うだけです。 [k] [charaFadeout A 0.1] [wt 0.1] [charaTalk I] [charaFace I 4] [charaFace H 6] [charaFadeinFSL H 0.1 0] [charaFadeinFSR I 0.1 2] @カーマ ちょっと。設計者かつ管理者だっていうなら、[r]貴女はこの世界の神のようなものでしょう? [k] @カーマ なのに、このお人形さんに命令する権利すら[r]ないってことですか? どうなってるんです? [k] [charaTalk H] [charaFace H 7] @シオン ……私が管理していたのは[r]あくまでペーパームーンという『装置』であって、 [k] @シオン この世界やAIは自然発生した『中身』。 [k] @シオン そう考えるなら、私が直接の管理権限を[r]持っていないことは不思議ではありません。 [k] [charaFadeout H 0.1] [charaFadeout I 0.1] [wt 0.1] [charaTalk A] [charaFace A 1] [charaFadein A 0.1 1] @ラニ=ⅩⅡ 神。なるほど、興味深い考えです。 [k] [charaFace A 0] @ラニ=ⅩⅡ 外の世界に関する基本情報から推測し、[r]問わせていただきます。 [k] @ラニ=ⅩⅡ 突然現れた存在に『自分はこの世界の神である』と[r]理屈なく主張されたとき、 [k] @ラニ=ⅩⅡ 人間は、一般的には[r]どのような反応をするのでしょうか? [k] [charaFadeout A 0.1] [wt 0.1] [charaTalk D] [charaFace D 7] [charaFadein D 0.1 1] @ドゥリーヨダナ まぁ、そりゃあ……[r]そうですか、と言うしかないかもしれんなあ。 [k] [charaFadeout D 0.1] [wt 0.1] [charaTalk A] [charaFace A 0] [charaFadein A 0.1 1] @ラニ=ⅩⅡ 成程。 [k] @ラニ=ⅩⅡ 現在の状況は、それと変わらないものだと推測します。[r]やはり私の反応は正しかったようです。 [k] [charaFadeout A 0.1] [wt 0.1] [charaTalk H] [charaFace H 10] [charaFadein H 0.1 1] @シオン ……まあ、いいでしょう。 [k] [charaFace H 2] @シオン 私だって、作った覚えもないAIの前で[r]殊更に自分を神だと主張するつもりはありません。 [k] @シオン それに、エーテライトで触った今の一瞬で[r]わかることもあります。 [k] ?1:何かわかったの? ?! [charaFace H 6] @シオン 読み取れたものの質と量、の話です。 [k] @シオン 仮に『創造主としてAIを調べた』のならば[r]プログラマーが自分の書いたコードを読むように、 [k] @シオン ありとあらゆる情報が読み取れ、[r][#改竄:かいざん]も修正も思うがままでしょうが…… [k] @シオン そうではなく、『人間が人間を調べた』のと[r]同程度の情報量しか手応えがありませんでした。 [k] @シオン 前に言った認識論にも関わってきますが。 [k] @シオン 今の私には、この彼女を『自分が好きにできる被造物』[r]としては[#触:さわ]れない、ということです。 [k] [charaFadeout H 0.1] [wt 0.1] [charaTalk A] [charaFace A 0] [charaFadein A 0.1 1] @ラニ=ⅩⅡ 推測します。 [k] @ラニ=ⅩⅡ 貴方がたが確かなボディを持ってこの場にいる以上、[r]おそらく要素的には同等の存在だからなのでしょう。 [k] [charaFadeout A 0.1] [wt 0.1] [charaTalk H] [charaFace H 10] [charaFadein H 0.1 1] @シオン それでも、このラニ=ⅩⅡが[r]AIであるというのだけは確かです。 [k] @シオン アーユスさんにエーテライトで触ったときの手応えと[r]一緒でしたから。 [k] [charaFadeout H 0.1] [wt 0.1] [charaTalk G] [charaFace G 9] [charaFadein G 0.1 1] @アーユス えっ、いつの間に?[r]黙って触らないでよ、恥ずかしいなあ……。 [k] [charaFadeout G 0.1] [wt 0.1] [charaTalk A] [charaFace A 0] [charaFadein A 0.1 1] @ラニ=ⅩⅡ 逆に私からも言えることがあります。 [k] @ラニ=ⅩⅡ 総合統括AIの権限をもってサーチしましたが、[r]少なくとも貴方たちがAIではなく、 [k] @ラニ=ⅩⅡ またペーパームーン内部の産物でないことは確実です。[r]つまり外からの来訪者であるとしか考えられません。 [k] @ラニ=ⅩⅡ 外からやってきた、AIである我々と同じ構造強度を持つ、[r]しかしAIではない存在[line 3]それが貴方がたかと。 [k] [charaFadeout A 0.1] [wt 0.1] [charaTalk G] [charaFace G 3] [charaFadein G 0.1 1] @アーユス ううん? 結局……[r]たまたまここにいるだけの部外者、ってこと? [k] [messageOff] [charaFadeout G 0.1] [wt 0.1] [bgmStop BGM_EVENT_5 1.5] [charaTalk A] [charaFace A 9] [charaFadein A 0.1 1] [wt 0.2] [charaMove A 5,0 0.2] [wt 0.2] [charaMove A -5,0 0.4] [wt 0.4] [charaMove A 1 0.2] [wt 0.3] [charaFace A 8] @ラニ=ⅩⅡ 残念ながら、そうとも言い切れないのです。[r]サーヴァントとマスターであるという事実から、 [k] [bgm BGM_MAP_57 0.1] @ラニ=ⅩⅡ おそらくその方々は[#AI聖杯戦争:システム・グレイルウォー]に[r]参加者として組み込まれてしまっています。 [k] @ラニ=ⅩⅡ 本来、マスターは全て[r]この世界にいるAIの中から選ばれ、 [k] @ラニ=ⅩⅡ そこに[#乱数器:ランダマイザ]によるアレンジが加えられて[r]生まれる仕組みのはずですが…… [k] ?1:ランダマイザ? ?! [charaFace A 0] @ラニ=ⅩⅡ マスターとなる筆頭AIたち……それはタイプは違えど、[r]根本ではR.A.N.Iシリーズという意味で同じものです。 [k] @ラニ=ⅩⅡ それが全て同条件でマスターになってしまった場合、 [k] @ラニ=ⅩⅡ 全員が同じ戦術を取り、同じ行動を選択することも[r]考えられます。 [k] @ラニ=ⅩⅡ それは能動的で不規則なリソース運用が期待される[r][#AI聖杯戦争:システム・グレイルウォー]には不適。 [k] @ラニ=ⅩⅡ なので意識的にランダマイザで『ランダムな個性』が[r]マスター化の際に発生するようにしています。 [k] @ラニ=ⅩⅡ 筆頭AIという土台の上に乱数的な要素を加え、[r]姿や性格を変化させたAI……それがマスターAIです。 [k] @ラニ=ⅩⅡ それを踏まえて、貴方がたに話を戻しましょう。 [k] @ラニ=ⅩⅡ 貴方がたはそのマスターAIたちと[r]似たような構造強度を持つ存在であるが故に、 [k] @ラニ=ⅩⅡ 何らかの理由でシステムに巻き込まれてしまったのかと。 [k] [charaFadeout A 0.1] [wt 0.1] [charaTalk H] [charaFace H 6] [charaFadein H 0.1 1] @シオン 当然、それは私たちが望んでのことではありません。 [k] @シオン システムとの繋がりを解除し、[r]私たちを外に戻すことは可能ですか? [k] [charaFadeout H 0.1] [wt 0.1] [charaTalk A] [charaFace A 8] [charaFadein A 0.1 1] @ラニ=ⅩⅡ それも残念ながら、私には不可能です。 [k] @ラニ=ⅩⅡ 聖杯戦争はこの世界そのものが[r]実行しているに等しいシステム。 [k] @ラニ=ⅩⅡ 私は総合統括AIという立場により、[r]監督官の役目を与えられてはいますが、 [k] @ラニ=ⅩⅡ システムそのものに介入することはできません。 [k] @ラニ=ⅩⅡ ルールに基づいた追加・修正プログラムを[r]走らせることはできても、 [k] @ラニ=ⅩⅡ ルールそのものに手を加えることは[r]できないのです。 [k] ?1:なら、外に戻るにはどうしたら……? ?! [charaFace A 0] @ラニ=ⅩⅡ ……貴方がたが、[r][#AI聖杯戦争:システム・グレイルウォー]の開始タイミングで、 [k] @ラニ=ⅩⅡ さらにそれに紐付けられた形で[r]ここに現れたということは。 [k] @ラニ=ⅩⅡ システムの実行が何らかの理由で外部にまで及び、[r]貴方がたを引き寄せて取り込んでしまった…… [k] @ラニ=ⅩⅡ という流れだと考えられます。 [k] @ラニ=ⅩⅡ とすると、[#AI聖杯戦争:システム・グレイルウォー]の完了、停止が[r]外への帰還のトリガーとなる可能性は高いかと。 [k] ?1:なるほど…… [charaFadeout A 0.1] [wt 0.1] [charaTalk I] [charaFace I 7] [charaFadein I 0.1 1] @カーマ ま、それぐらいしか手がかりはありませんか。 [k] [charaFace I 0] @カーマ いいでしょう。 [k] @カーマ それでは、その[#AI聖杯戦争:システム・グレイルウォー]とやらについて[r]詳しく教えてもらえます? [k] [charaFadeout I 0.1] [wt 0.1] [charaTalk A] [charaFace A 0] [charaFadein A 0.1 1] ?2:[#AI聖杯戦争:システム・グレイルウォー]について詳しく教えてほしい ?! @ラニ=ⅩⅡ はい。そもそも[#AI聖杯戦争:システム・グレイルウォー]は、 [k] @ラニ=ⅩⅡ このペーパームーン世界に異常が起こった際、それを[r]修正し安定化させるためのものだと定義されています。 [k] @ラニ=ⅩⅡ 言わば世界の[#最適化:デ フ ラ グ]のために行われる[r]大規模な回復[#儀式:システム]です。 [k] [charaFadeout A 0.1] [wt 0.1] [charaTalk H] [charaFace H 6] [charaFadein H 0.1 1] @シオン 私たちがこうなる前、確かにペーパームーンは[r]原因不明の不調に見舞われていました。 [k] @シオン その改善のためだと? [k] [charaFadeout H 0.1] [wt 0.1] [charaTalk A] [charaFace A 0] [charaFadein A 0.1 1] @ラニ=ⅩⅡ その通りです。 [k] @ラニ=ⅩⅡ 不調の原因は我々にもわかりません。[r]全てのAIは正常に機能していました。 [k] @ラニ=ⅩⅡ 原因がわからないからこそ、最も大規模な[r]安定化の方法を世界が選んだとも言えますが…… [k] @ラニ=ⅩⅡ 逆に言えば、この聖杯戦争が完了しない限り、[r]ペーパームーンの正常化は難しいでしょう。 [k] @ラニ=ⅩⅡ 放置した場合、負荷レベルが上昇し、[r]二度と正常起動しない状況になる可能性もあります。 [k] @ラニ=ⅩⅡ それがこの世界におけるどのような事態かは、[r]体験したことがないのでわかりません。 [k] @ラニ=ⅩⅡ シミュレートも不可能です。 [k] @ラニ=ⅩⅡ 実際にこの世界が物理的に砕け散るという可能性も、[r]ゼロではないかと。 [k] ?1:ペーパームーンは大事なものだから ?2:壊れると、とても困る……! ?! [bgmStop BGM_MAP_57 2.0] [charaFadeout A 0.1] [wt 0.1] [charaTalk I] [charaFace I 21] [charaFadein I 0.1 1] @カーマ やれやれです。 [k] @カーマ 中にいる私たちがそのとき無事かどうかも[r]気にしたほうがよさそうですね。 [k] [messageOff] [charaTalk off] [charaTalk depthOff] [charaScale B 1.2] [charaFace B 0] [charaFadein J 1.0 0,-275] [charaFadein B 1.0 0,50] [charaMove J 0,-325 30.0] [charaMove B 0,-25 30.0] [wt 1.2] [bgm BGM_EVENT_79 0.1] [charaFadeout I 0.1] [charaFace G 0] [charaFadein G 0.1 1] @ラニ=ⅩⅡ [#AI聖杯戦争:システム・グレイルウォー]の[r]具体的なルールを説明いたしましょう。 [k] @ラニ=ⅩⅡ その名の通り、マスターは五体のAIが担います。 [k] @ラニ=ⅩⅡ ご存じでしょうが、この世界のパーティション分割に[r]基づくAIタイプ、 [k] @ラニ=ⅩⅡ すなわち[#維持部:キ ー プ]、[#移送部:トランスファー]、[#構築部:ビ ル ド]、[#生産部:グ ロ ウ]、[r]そして[#修理部:リ ペ ア]それぞれの筆頭AIです。 [k] @ラニ=ⅩⅡ 多様性を生むためにそのAIリーダーそれぞれに[r]ランダムな人格的アレンジを施し、 [k] @ラニ=ⅩⅡ 絶対命令権である令呪一画を与え、[r]ある程度の個性を持った『マスター』とします。 [k] @ラニ=ⅩⅡ その一体がそこにいる[line 3] [k] [messageOff] [charaFadeout J 0.5] [charaFadeout B 0.5] [wt 0.7] [charaTalk on] [charaTalk depthOn] [charaTalk G] @アーユス 私ね。何度も言うけど、[r]私が[#修理部:リ ペ ア]代表のマスター、ってわけ! [k] [charaFadeout G 0.1] [wt 0.1] [charaTalk H] [charaFace H 6] [charaFadein H 0.1 1] @シオン 五体のAI? 我々の知る聖杯戦争においては、[r]マスターの数は七人が基本ですが、五人ですか? [k] [charaFadeout H 0.1] [wt 0.1] [charaTalk A] [charaFace A 0] [charaFadein A 0.1 1] @ラニ=ⅩⅡ そうです。使用可能なエリア、[r]パーティションが五つなのでそうなっています。 [k] [messageOff] [charaTalk off] [charaTalk depthOff] [charaDepth L 1] [charaFadein L 1.0 0,-250] [charaMoveScale L 1.2 35.0] [charaMove L 0,-300 35.0] [wt 1.2] [charaFadeout A 0.1] [charaFace H 6] [charaFadein H 0.1 1] @ラニ=ⅩⅡ 中央エリアである[#警防部:ディフェンド]のAIたちは自然発生する[r]バグなどへの対処もしなければなりませんので、 [k] @ラニ=ⅩⅡ 聖杯戦争へは関与しません。さらには中央の[r][#警防部:ディフェンド]エリア全体をある程度の中立区域としています。 [k] @ラニ=ⅩⅡ 監督官の管理地であるこの教会では全戦闘禁止。 [k] @ラニ=ⅩⅡ それ以外の区域内では、[#警防部AI:タ  イ  プ  D]をはじめとした[r]通常AIたちへの非平和的干渉が全て禁止されています。 [k] [messageOff] [charaFadeout L 1.0] [wt 1.2] [charaTalk on] [charaTalk depthOn] @シオン ……。[r]……。 [k] [charaFadeout H 0.1] [wt 0.1] [charaTalk A] [charaFace A 0] [charaFadein A 0.1 1] @ラニ=ⅩⅡ ある程度の多様性を持ったマスターたちはそれぞれ[r]サーヴァントを召喚し、戦って勝者を決めます。 [k] @ラニ=ⅩⅡ そうして最後の一騎とマスターのAIが確定したとき、 [k] @ラニ=ⅩⅡ システムはそれまでの闘争で蓄えられたエネルギーを[r]使って、ペーパームーンを通常状態へと戻す[line 3] [k] @ラニ=ⅩⅡ という流れです。 [k] @ラニ=ⅩⅡ なのでおそらくは、[#六組目の参加者]がいたところで[r]システムに不都合はありません。 [k] [charaFadeout A 0.1] [wt 0.1] [charaTalk H] [charaFace H 0] [charaFadein H 0.1 1] @シオン なるほど、私たち……[&彼:彼女]とカーマが、AIにも[r]エリアにも対応していない六組目だというわけですね。 [k] [charaFadeout H 0.1] [wt 0.1] [charaTalk G] [charaFace G 3] [charaFadein G 0.1 1] @アーユス やっぱりそういう話になるの?[r]ううーん、それって困る……わよね? [k] [charaFadeout G 0.1] [wt 0.1] [charaTalk D] [charaFace D 7] [charaFadein D 0.1 1] @ドゥリーヨダナ その通りだ。わかっただろう?[r]わし様が先程やったのは正し[line 3] [k] [messageOff] [charaFadeout D 0.1] [wt 0.1] [charaTalk I] [charaFace I 16] [charaFadein I 0.1 1] [wt 1.5] [charaFadeout I 0.1] [wt 0.1] [charaTalk D] [charaFace D 2] [charaFadein D 0.1 1] [wt 0.2] [charaMoveReturn D 0,-3 0.4] @ドゥリーヨダナ おほん、先程やったのは、無論、[r]実力を見るための鍛錬的奇襲であったわけだが。 [k] [charaFace D 0] @ドゥリーヨダナ 聖杯戦争の勝者は一組のみ。 [k] @ドゥリーヨダナ 何はともあれ競合者の頭数を減らそうとするのも、[r]そりゃトーゼンの動きなのだ。 [k] [charaFace D 7] @ドゥリーヨダナ 何せマスターにもサーヴァントにも[r]勝利を目指す理由がある。 [k] ?1:理由……? ?! [charaFace D 8] @ドゥリーヨダナ オイオイ、聞き返すようなことか。 [k] [charaFace D 0] @ドゥリーヨダナ [#勝者の願いが何だって叶えられる]。 [k] @ドゥリーヨダナ だからマスターとサーヴァントは[r]共に戦い、勝利を目指す[line 3] [k] @ドゥリーヨダナ それが聖杯戦争ってものなのだろう? [k] [messageOff] [fadeout black 2.0] [bgmStopEnd BGM_EVENT_79 2.0] [wait fade] [wt 0.5] [soundStopAllEnd] [end]