＄91-70-39-01-1-0

[soundStopAll]
[enableFullScreen]


[charaSet A 7039001 1 ガラテア]
[charaSet B 7028000 1 バニヤン]
[charaSet C 5004001 1 ナーサリー・ライム]
[charaSet D 3026000 1 ジャンヌ・オルタ・サンタ・リリィ]
[charaSet E 7039001 1 中央のガラテア]
[charaSet F 1098155400 1 黒髭]
[charaSet G 5043000 1 アスクレピオス]
[charaSet H 2005001 1 アタランテ]
[imageSet I cut049_frame03 1 1]
[charaSet J 98115000 1 エフェクト用]

[imageSet K back10000 1 1]
[charaScale K 1.05]
[sceneSet L 50001 1]
[charaScale L 1.5]

[scene 10000]

[se ad218]
[seVolume ad218 0 0.5]
[seStop ad218 4.0]
[bgm BGM_MAP_81 0.1]
[wt 2.0]
＠
潮騒は、近く、遠く。
[k]

[seVolume ad218 1.0 0.2]

＠
それはきっと、[r]女神の息づく泡が優雅に踊る音。
[k]

[messageOff]
[cueSe SE_21 21_ade575]
[cueSeVolume 21_ade575 0 0.1]
[cueSeVolume 21_ade575 2.0 0.3]
[wt 2.0]

＠
[#鑿:のみ]を振るうは一人。熱に浮かされたように、[r]いつまでも、いつまでも。
[k]

＠
辛くはない。苦しくはない。[r]その[#鑿:のみ]の音が止まるときこそ、願いの果て。
[k]

＠
……そこは穏やかな舞台。[r]戦争も憎しみも語られない。
[k]

＠
用意される奇跡もささやかに、[r]冷たい材に温もりが宿る程度。
[k]

[messageOff]
[wt 2.5]

＠
これは、そんな小さな世界で。
[k]

＠
武器を振るわず、敵も倒さず。
[k]

＠
ただ、狂気のような愛を証明する、[r]英雄の物語[line 3]
[k]

[messageOff]
[cueSeStop 21_ade575 2.0]
[bgmStop BGM_MAP_81 2.0]
[wt 2.0]
[scene 135200]

[charaTalk depthOff]
[charaDepth D 8]
[charaDepth B 7]
[charaDepth A 6]
[charaDepth I 3]
[charaDepth J 2]
[charaDepth E 1]

[charaPut J 1]
[charaEffect J bit_talk_curtain03_depth]

[charaFadein I 0.1 0,-360]

[wt 1.0]
[fadein black 1.5]
[wait fade]
[wt 0.5]

[charaEffectStop J bit_talk_curtain03_depth]
[wait charaEffect J]

？1：（始まった……）
？！

[bgm BGM_EVENT_25 0.1]

＠語り手
むかしむかし[line 3]あるところに、[r]ピグマリオンという名前の王様がおりました。
[k]

[messageOff]
[charaScale B 0.6]
[charaScale D 0.6]
[charaScale C 0.6]
[charaScale A 0.6]
[charaScale F 0.6]

[charaTalk D]
[charaFace D 0]
[charaFadeinFSL D 0.4 -350,-240]
[wt 0.5]
＠ジャンヌ・オルタ・サンタ・リリィ
質問です！[charaMoveReturnFSL D -350,-230 0.3][r]あるところって、どこでしょうか？
[k]

[messageOff]
[charaFadeout D 0.1]
[wt 0.1]

[charaTalk B]
[charaFace B 8]
[charaFadeinFSL B 0.4 -350,-240]
[wt 0.5]
＠バニヤン
アメリカかな？[charaMoveReturnFSL B -350,-230 0.3]　アメリカかも！
[k]

[messageOff]
[charaFadeout B 0.1]
[wt 0.1]

[charaTalk A]
[charaFace A 1]
[charaFadeinFSR A 0.4 350,-240]
[wt 0.4]
＠ガラテア
いいえ。キプロス、[r]あるいはキュプロスと呼ばれる島国です。
[k]

＠ガラテア
現代では『地中海』と呼ばれている内海の、[r]東の端に位置しております。
[k]

[messageOff]
[scene 31501 1.0]
[wt 1.0]

＠ガラテア
穏やかな気候で、緑も多く、[r]とても過ごしやすい場所でありました。
[k]

＠ガラテア
……私は他の土地をよく知りませんので[r]比較はできませんが、
[k]

＠ガラテア
私はそう感じていた、ということです。
[k]

[charaDepth C 8]

[messageOff]
[charaTalk C]
[charaFace C 1]
[charaFadeinFSL C 0.4 -350,-240]
[wt 0.4]
＠ナーサリー・ライム
ふふ。[r]素敵なお顔で、素敵な[#言葉:きもち]を口にするのね。
[k]

＠ナーサリー・ライム
いつかピクニックに行ってみたいわ。[r]彫像の皆さんは歓迎してくれるかしら！
[k]

＠ガラテア
ええ。機会があれば、いつでも。[r]ご案内いたしますよ。
[k]

[charaFadeout C 0.1]
[charaFadeout A 0.1]
[wt 0.1]

[messageOff]
[scene 135200 1.0]
[wt 1.0]

＠語り手
ピグマリオンは素晴らしき王でありましたが、[r]女性に対してひどく絶望し、嫌っていました。
[k]

＠語り手
絶対に結婚などするものか、[r]と強く思っていました……。
[k]

[charaTalk B]
[charaFace B 0]
[charaFadeinFSL B 0.1 -350,-240]
＠バニヤン
どうしてー？
[k]

[charaFadeout B 0.1]
[wt 0.1]

＠語り手
どうして……でしょうね？（ちらり）
[k]


[charaTalk A]
[charaFace A 4]
[charaFadeinFSR A 0.1 350,-240]
＠ガラテア
それは私も詳しくは存じ上げません。[r]ただ、あの方は[line 3]
[k]

[messageOff]
[charaDepth F 7]
[charaTalk F]
[charaFace F 11]
[charaFadeinFSL F 0.4 -350,-240]
[wt 0.4]
＠黒髭
待て待て待てーい！[r]そのプライバシーは[#曝:あば]いてやるんじゃねぇよ！
[k]

[charaFace F 10]
＠黒髭
きたねぇ悪党でもねえ、[r]きれいな王様なのに身を固めようとしない……
[k]

＠黒髭
……ああ、昔に色々あったんだろうさ……[r]わかる、拙者にはわかりすぎる……。
[k]

[charaFace F 3]
＠黒髭
純真なココロを切り裂く三次元女の視線、ヒソヒソ声、[r]クスクスという笑い声……。
[k]

[charaFace F 1]
＠黒髭
先輩は、ピグマリオン先輩はなあ。[r]それはそれは辛い思いをしてきたんだよ（断言）！
[k]

＠黒髭
心の傷を[#抉:えぐ]ってやるんじゃありません！
[k]

[charaTalk A]
[charaFace A 0]
＠ガラテア
よくわかりませんが、あの方の名誉を思って[r]言っておられる様子。感謝いたします、黒髭様。
[k]

＠ガラテア
では、その謎は謎として、[r]どうか物語をお続けくださいませ。
[k]

＠ガラテア
『私も知らないこと』ですので、[r]この点に関しましては、
[k]

＠ガラテア
[#この物語の精度]に何ら影響を及ぼすものでは[r]ございません。
[k]

[bgmStop BGM_EVENT_25 1.0]

＠B：語り手
わかりました。それでは……こほん。
[k]

[messageOff]
[charaFadeout F 0.1]
[charaFadeout A 0.1]
[wt 0.1]

[charaFadeout F 0.1]
[scene 114300 1.0]
[bgm BGM_EVENT_77 0.1]
[wt 1.0]

＠語り手
ピグマリオン王は優れた彫刻師でもありました。
[k]

＠語り手
そこで彼は、現実の女性の代わりに、自らの理想の女性、[r]その彫像を作り上げることにしたのです。
[k]

＠語り手
[line 3]その出来栄えは見事なものでした。
[k]

＠語り手
神々すら息を呑むような造形。[r]継ぎ目の一つも見当たらない自然な[#細緻:さいち]さ。
[k]

＠語り手
まるで本物の女性のように瑞々しく美しい肌、[r]生きているが如き深みを[#湛:たた]えた眼差し。
[k]

＠語り手
つまりは、このような……
[k]

[messageOff]

[charaTalk E]
[charaFace E 0]
[charaFadein E 0.4 0,-50]

[charaPut J 1]
[charaEffect J bit_talk_diremond_dust]
[cueSe SE_21 21_ade588]
[cueSeVolume 21_ade588 0 0.5]
[charaEffectStop J bit_talk_diremond_dust]
[cueSeStop 21_ade588 2.5]
[wt 2.5]
[wt 0.5]
[charaTalk A]
[charaFace A 3]
[charaFadeinFSR A 0.1 350,-240]
[wt 1.0]
＠ガラテア
[line 3]恐縮です。
[k]

[charaTalk F]
[charaFace F 7]
[charaFadeinFSL F 0.1 -350,-240]
＠黒髭
キター！　が・ら・たん！　が・ら・たん！
[k]

[charaFadeout A 0.1]
[charaFadeout F 0.1]
[wt 0.1]

＠B：語り手
ピグマリオン王はその彫像を[#慈:いつく]しんでいるうちに、
[k]

＠B：語り手
いつしか[line 3][r]本当に、その彫像に恋するようになりました。
[k]

＠B：語り手
乙女に触れるようにそっと手を握り、[r]想いを込めた瞳で見つめ、
[k]

＠B：語り手
心の底からの愛を[#囁:ささや]きました。
[k]

＠B：語り手
さらには美しい服を着せたり、[r][#煌:きら]めく宝石の装飾品を与えたり、
[k]

＠B：語り手
柔らかな枕を与えて寝かせたり、[r]これは自分の妻だと周囲に言ったりしました。
[k]

[charaDepth I 2]
[charaDepth K 3]

[charaPut K 1]

[charaTalk F]
[charaFace F 10]
[charaFadeTime K 0.2 0.5]
[charaFadeinFSL F 0.1 -350,-240]
＠黒髭
（百点満点すぎんだろピグマリオン氏……しゅき……[r]　チクショウ、海賊時代にキプロスに行けていれば……！）
[k]

[charaFadeout F 0.1]
[charaFadeout K 0.1]
[wt 0.1]

[charaDepth J 2]
[charaDepth I 3]

＠B：語り手
王の想いはあまりにも一途で、当然のように、[r]彼は願うようになっていたのです。
[k]

＠B：語り手
この彫像の乙女が[line 3]本当に、[r]人間であったならと。
[k]

＠B：語り手
しかし……
[k]

[messageOff]
[charaTalk A]
[charaFace A 4]
[charaFadeinFSR A 0.1 350,-240]
[wt 1.5]

[bgmStop BGM_EVENT_77 1.0]
[fadeout black 1.0]
[wait fade]

[charaFadeout A 0.1]
[charaFadeout E 0.1]

[charaDepth G 8]
[charaDepth H 7]
[charaDepth L 1]

[charaFadeinFSR L 0.1 280,-150]
[wt 0.5]

[bgm BGM_EVENT_11 0.1]
[fadein black 1.0]
[wait fade]

＠語り手
その想いが[#溢:あふ]れるあまり、ピグマリオン王は[r]やがて食事も喉を通らぬようになりました。
[k]

＠語り手
穏やかな眠りも得られぬようになりました。
[k]

＠語り手
だんだんと衰弱していき、しかし、[r]彫像を愛することは止めませんでした……。
[k]

[bgmStop BGM_EVENT_11 1.0]

[messageOff]
[charaScale G 0.6]
[charaScale H 0.6]

[charaTalk G]
[charaFace G 5]
[charaFadein G 0.1 0,-350]
[charaMove G 0,-240 0.3]
[se ad7]
[wt 0.3]
＠アスクレピオス
衰弱だと？
[k]

[bgm BGM_EVENT_7 0.1]

＠アスクレピオス
通りすがりであっても聞き逃しはしない。
[k]

＠アスクレピオス
食事を摂れないのと睡眠不足だけが原因か？[r]他に症状はなかったか？
[k]

＠アスクレピオス
未知の奇病の可能性は排除できない。[r]詳しい問診をしてさらなる情報を[line 3]
[k]

＠B：語り手
あっ、困りますお医者様、いえお医者様がいること自体は[r]死なない率が高くなって困らないのですが、そのぅ……。
[k]

[messageOff]
[charaTalk H]
[charaFace H 0]
[charaFadeinFSL H 0.4 -190,-240]
[wt 0.4]

[charaTalk off]
[se adm69]
[charaShake G 0.05 2 2 0.3]
[wt 1.0]
[charaTalk on]

＠アタランテ
邪魔して悪かった。[#大事な儀式]の最中だと聞いている。[r]この医術馬鹿のことは気にするな。
[k]

[messageOff]
[charaTalk off]
[se ad1049]
[charaMove G -80,-240 1.0]
[charaMoveFSL H -270,-240 1.0]
[wt 1.2]
[charaMove G -170,-240 1.5]
[charaMoveFSL H -360,-240 1.5]
[wt 0.5]
[seStop ad1049 0.8]
[charaFadeout H 0.8]
[charaFadeout G 0.8]
[charaTalk on]

[bgmStop BGM_EVENT_7 1.0]
[wt 1.0]

＠語り手
……では、気を取り直して。
[k]

[messageOff]
[wt 0.5]
[fadeout black 1.0]
[wait fade]

[charaFadeout L 0.1]
[scene 85400]

[charaSet G 1098225500 1 アフロディーテ]
[charaSet H 5030001 1 シェヘラザード]
[charaDepth G 1]
[charaDepth B 7]
[charaDepth C 8]
[wt 0.5]

[bgm BGM_EVENT_116 0.1]
[fadein black 1.0]
[wait fade]

＠語り手
そんな折、キプロスには[r]アフロディーテの祭の時期がやってきました。
[k]

[charaTalk A]
[charaFace A 0]
[charaFadeinFSR A 0.1 350,-240]
＠ガラテア
補足いたしますと、[r]泡より生まれた女神アフロディーテが海を流され、
[k]

＠ガラテア
最終的に辿り着いたのが[r]キプロスだとされております。
[k]

＠ガラテア
そのため、[#彼:か]の島はアフロディーテ様の[r]祝福と加護を受ける地となったのです。
[k]

[charaTalk B]
[charaFace B 1]
[charaFadeinFSL B 0.1 -350,-240]
＠バニヤン
元々、その神さまに縁深い土地だったんだね。[r]……神さまのいる土地かぁ……
[k]

[charaFadeout B 0.1]
[charaFadeout A 0.1]
[wt 0.1]

＠語り手
ピグマリオン王は祭事の準備はしっかりと行いました。[r]香を焚き、儀式を行い、神へ立派な生贄を捧げました。
[k]

[charaTalk C]
[charaFace C 4]
[charaFadeinFSL C 0.1 -350,-240]
＠ナーサリー・ライム
生贄？　ひょっとして……。
[k]

[charaTalk A]
[charaFace A 0]
[charaFadeinFSR A 0.1 350,-240]
＠ガラテア
ご安心ください。当然、牛や豚です。[r]人間ではございません。
[k]

[charaFace C 0]
＠ナーサリー・ライム
ほっ。
[k]

[charaFadeout C 0.1]
[charaFadeout A 0.1]
[wt 0.1]

＠語り手
そしてその祭の最中、[r]ピグマリオン王は心から神に祈りました。
[k]

＠語り手
あるいは、自らを[#讃:たた]える祭を天上より眺めていた[r]アフロディーテ神は、その願いに気付きました。
[k]

[messageOff]
[scene 106800 0.5]
[charaTalk G]
[charaFace G 0]
[charaFadein G 0.4 0,-50]
[wt 1.5]

＠B：語り手
その願いこそが[line 3][r]自らの抱く、あまりにも純粋な、愛の成就。
[k]

＠B：語り手
あの彫像の乙女を、どうか、人間に。
[k]

[messageOff]
[charaTalk off]
[wt 0.5]
[charaFaceFade G 6 1.2]
[wt 2.0]
[charaTalk on]

＠B：語り手
……女神アフロディーテは、[r]その願いを、聞き届けることにしました。
[k]

[messageOff]
[bgmStop BGM_EVENT_116 1.0]
[charaFadeout G 0.4]
[wt 1.0]
[scene 114300 1.0]
[charaDepth E 1]
[charaTalk E]
[charaFace E 0]
[charaFadein E 1.0 0,-50]
[wt 2.0]
[bgm BGM_EVENT_45 0.1]

＠B：語り手
王は彫像の乙女のもとに戻り、いつものように、[r]優しく接吻しました。
[k]

＠B：語り手
すると、どうしたことでしょう。[r]そこには今までにない温もりが感じられました。
[k]

＠B：語り手
驚いた王は、さらに彼女の身体を抱きしめました。[r]感じたのは、人間の乙女のような柔らかさでした。
[k]

＠B：語り手
信じられないという思いで、[r]彼は何度も彼女の身体に触れました。
[k]

＠B：語り手
けれど間違いはありません。[r]血管は脈打ち、胸は確かに息づいています。
[k]

＠B：語り手
彼女は、生きていたのです。
[k]

＠B：語り手
王はもう一度、歓喜と共に乙女に接吻しました。
[k]

[messageOff]
[charaTalk off]
[charaFaceFade E 3 1.0]
[wt 2.0]
[charaTalk on]

＠B：語り手
すると乙女は、頬を赤らめながら、[r]ゆっくりと目を開いて。
[k]

[messageOff]
[charaTalk off]
[charaFaceFade E 1 1.0]
[wt 2.0]
[charaTalk on]

＠B：語り手
幸せそうに、王と見つめ合ったのでした[line 3]
[k]

[messageOff]
[fadeout black 1.0]
[bgm BGM_EVENT_45 1.0 0.4]
[wait fade]
[charaFadeout E 0.1]

[scene 115200]
[wt 0.5]

[fadein black 1.0]
[bgm BGM_EVENT_45 1.0 1.0]
[wait fade]

＠語り手
そして二人はすぐに結婚し、[r]息子や娘も生まれました。
[k]

＠語り手
その子供の名前パポスが、[r]今もキプロスの街の名前として残るように。
[k]

＠語り手
二人は神と人々に祝福され、いつまでもいつまでも、[r]幸せに暮らしましたとさ……
[k]

＠語り手
めでたし、めでたし。
[k]

[messageOff]
[wt 1.0]
[charaPut J 1]
[charaEffect J bit_talk_curtain01]
[wt 3.0]

[bgmStop BGM_EVENT_45 1.0]
[fadeout black 1.0]
[wait fade]

[branchQuestNotClear lblNotClear01 3000303]
[scene 105900]
[branch lblConf01]
[label lblNotClear01]
[scene 105600]
[label lblConf01]

[charaFadeout I 0.1]
[charaEffectStop J bit_talk_curtain01]
[charaFadeout J 0.1]

[charaScale B 1.0]
[charaScale D 1.0]
[charaScale C 1.0]
[charaScale A 1.0]
[charaScale F 1.0]

[charaDepth C 6]
[charaDepth B 5]
[charaDepth F 4]
[charaDepth D 3]

[charaFace F 10]
[charaFace B 8]
[charaFace C 1]
[charaFace D 6]

[charaFadeinFSL F 0.4 -400,0]
[charaFadeinFSL B 0.4 -110,0]
[charaFadeinFSR C 0.4 120,0]
[charaFadeinFSR D 0.4 380,0]
[wt 2.0]

[fadein black 1.0]
[wait fade]
[wt 0.5]

[se ad521]
[wt 1.0]

？1：（ぱちぱちぱちぱちぱち！）

？！

[charaFadeout C 0.1]
[charaFadeout D 0.1]
[charaFadeout B 0.1]
[charaFadeout F 0.1]
[charaTalk depthOn]
[wt 0.1]

[bgm BGM_EVENT_147 0.1]

[charaTalk F]
[charaFace F 10]
[charaFadein F 0.1 1]
＠黒髭
うぉぉ……涙で自分（の生き方）が見えない……[r]こんな……こんなあったかい気持ち、拙者はじめて！
[k]

[messageOff]
[charaFadeout F 0.1]
[wt 0.1]

[charaTalk H]
[charaFace H 0]
[charaFadein H 0.4 1]
[wt 0.4]
＠シェヘラザード
お粗末様でした。
[k]

＠シェヘラザード
ガラテアさんの証言も聞きつつ細部を詰めましたが、[r]脚色や不正確な部分もあったかもしれません。
[k]

＠シェヘラザード
ご容赦を……。
[k]

[charaFadeout H 0.1]
[wt 0.1]

[charaTalk A]
[charaFace A 1]
[charaFadein A 0.1 1]
＠ガラテア
いいえ。とても素晴らしいものだったかと思います。
[k]

[charaFace A 0]
＠ガラテア
さて、皆様。
[k]

＠ガラテア
シェヘラザード様には、ピグマリオン王のお姿は[r]あえて描写されないようにお願いいたしました。
[k]

＠ガラテア
けれど[line 3]この物語の素晴らしき密度です。[r]自然と頭の中に思い浮かんだのでは、ないでしょうか。
[k]

[messageOff]
[charaFadeout A 0.1]
[wt 0.1]

[charaTalk depthOff]
[charaDepth C 5]
[charaDepth B 4]
[charaDepth D 3]

[charaTalk D]
[charaFace D 6]
[charaFadeinFSR D 0.1 300,0]
[charaFace C 1]
[charaFadein C 0.1 1]
[charaFace B 1]
[charaFadeinFSL B 0.1 -300,0]
[wt 0.5]

＠ジャンヌ・オルタ・サンタ・リリィ
はい！[charaMoveReturnFSR D 300,10 0.3][wait charaMove D]
[k]

[charaTalk B]
[charaFace B 8]
＠バニヤン
できたー！[charaMoveReturnFSL B -300,10 0.3][wait charaMove B]
[k]

[charaTalk C]
＠ナーサリー・ライム
優しいお顔のおじさまだったわ！[charaMoveReturn C 0,10 0.3][wait charaMove C]
[k]

[charaFadeout B 0.1]
[charaFadeout C 0.1]
[charaFadeout D 0.1]
[charaTalk depthOn]
[wt 0.1]

[charaTalk F]
[charaFace F 0]
[charaFadein F 0.1 1]
＠黒髭
そう、それはまるで毎日鏡の前で見ている、[r]ダンディーさに[#溢:あふ]れる危険なイケメンのような……！
[k]

[charaFadeout F 0.1]
[wt 0.1]

[charaTalk A]
[charaFace A 0]
[charaFadein A 0.1 1]
＠ガラテア
[line 3]皆様と同じように。
[k]

＠ガラテア
いえ、実際の登場人物であった私は、皆様以上に、[r]今、ピグマリオン王のお姿を思い浮かべております。
[k]

＠ガラテア
鮮烈に思い起こされた、熱き想いと共に。
[k]

[charaFace A 1]
＠ガラテア
……シェヘラザード様。[r]お願いを聞いてくださり、ありがとうございました。
[k]

＠ガラテア
けっして忘れることのない当然の記憶であっても、[r]第三者を交えて改めて想起することにより、
[k]

＠ガラテア
密度は、純度は高めることができるかもしれない。[r]その狙いは、果たされたかと思います。
[k]

[charaFadeout A 0.1]
[wt 0.1]

[charaTalk H]
[charaFace H 0]
[charaFadein H 0.1 1]
＠シェヘラザード
……では。
[k]

[messageOff]
[charaFadeout H 0.1]
[wt 0.1]

[charaTalk A]
[charaFace A 0]
[charaFadein A 0.1 1]
[wt 0.5]
[charaMoveReturn A 0,-5 0.4]
[wt 1.0]

[charaFace A 5]
＠ガラテア
はい。
[k]

＠ガラテア
挑戦を、始めてみます[line 3]
[k]

[messageOff]
[fadeout black 1.5]
[bgm BGM_EVENT_147 1.5 0.4]
[wait fade]
[charaFadeout A 0.1]

[scene 114300]
[wt 1.0]

[fadein black 1.5]
[bgm BGM_EVENT_147 1.5 1.0]
[wait fade]
[wt 1.0]

？1：見てていいの？

[charaTalk A]
[charaFace A 0]
[charaFadein A 0.1 1]
＠ガラテア
勿論でございます。
[k]

？2：邪魔にならない？

[charaTalk A]
[charaFace A 0]
[charaFadein A 0.1 1]
＠ガラテア
いいえ。[r]まったく問題はありません。
[k]

？！

＠ガラテア
むしろ、大切なマスターであるあなた様には、[r]見守っていていただきたいのです。
[k]

＠ガラテア
この私という存在が[line 3]本当に、霊基の奥底から、[r]持てる力の全てを出せるように。
[k]

＠ガラテア
……サーヴァントとは、マスターと共に在る者。
[k]

＠ガラテア
故に、その真価はマスターと共に[r]戦うときにこそ最大限に発揮される。
[k]

[charaFace A 1]
＠ガラテア
そういうものでしょう？
[k]

？1：…………だね
？！

[charaFace A 0]
＠ガラテア
この戦いは、本当に個人的なものですが。
[k]

＠ガラテア
同時に、私の存在理由であり、[r]けっして避けては通れないものです。
[k]

＠ガラテア
ですから……[r]戦わせてください、マスター。
[k]

＠ガラテア
もしも、許されるのなら。[r]あなた様と一緒に。
[k]

？1：[line 3]わかった
？2：完成まで付き合うよ、頑張って！

？！

[bgmStop BGM_EVENT_147 1.0]
[charaFace A 1]
＠ガラテア
はい。
[k]

[bgm BGM_EVENT_63 0.1]

[charaFace A 0]
＠ガラテア
最終確認をいたします。
[k]

＠ガラテア
素材よし、道具よし。[r]集中力は最高潮で維持。
[k]

＠ガラテア
アフロディーテユニット、正常駆動。[r]システム・オールグリーン。
[k]

[charaFace A 5]
＠ガラテア
全て問題ないと判断。
[k]

＠ガラテア
それでは……[r][#彫像の製作を]、[#始めさせていただきます]。
[k]

＠ガラテア
あの方からいただいたものと同じ、[r]ありったけの、温かな愛を込めて。
[k]

[charaFace A 2]
＠ガラテア
[line 3]いざ！
[k]

[messageOff]
[charaEffect A bit_talk_41]
[blur motion 0.3 4 10 0.5 0.6 0.05 100]
[charaMoveScale A 1.2 0.2]
[charaMove A 0,20 0.2]

[cueSe Servants_104900 m42903]
[wt 1.0]

[messageOff]
[fadeout black 0.5]
[bgmStop BGM_EVENT_63 0.5]
[wait fade]
[soundStopAll]
[end]