$91-40-39-01-1-1

[enableFullScreen]

[soundStopAll]

[charaSet A 4039002 1 マンドリカルド]
[charaSet B 2030001 1 ケイローン]
[imageSet E back10000 1]
[charaScale E 1.01]

[scene 84700]

[fadein black 1.0]
[wait fade]

[bgm BGM_EVENT_77 0.1]

[branch INPUT_SELECT_BRANCH_2 INPUT_SELECT_BRANCH 1]

[label INPUT_SELECT_BRANCH_1]

[charaTalk B]
[charaFace B 0]
[charaFadein B 0.1 1]

@ケイローン
素晴らしい。[r]攻撃こそ最大の防御、を実践できましたね。
[k]

@ケイローン
ただし失敗すれば被害も甚大ですから、[r]そこのフォローを考えつつ攻撃的に行きましょう。
[k]

[branch INPUT_SELECT_BRANCH_3]

[label INPUT_SELECT_BRANCH_2]

[charaTalk B]
[charaFace B 0]
[charaFadein B 0.1 1]

@ケイローン
トリッキーなやり方でしたが、[r]なかなか安定した戦いぶりでした。
[k]

@ケイローン
盾役に回ったマンドリカルドに[r]信頼があってこそ、の戦術ですね。
[k]

[branch INPUT_SELECT_BRANCH_3]

[label INPUT_SELECT_BRANCH_3]

[charaFadeout B 0.1]
[wt 0.1]

[charaTalk A]
[charaFace A 0]
[charaFadein A 0.1 1]

@マンドリカルド
ふぅ……。
[k]

?1:お疲れ様
?!

@マンドリカルド
っす。
[k]

@マンドリカルド
……。[r]……。
[k]

@マンドリカルド
ああ、ちょっといいっすか?
[k]

?1:うん
?!


[bgmStop BGM_EVENT_77 1.0]
[charaFace A 6]

@マンドリカルド
[line 3]アトランティスのことなんすけど。
[k]

?1:……!
?!


[messageOff]
[charaFadeout A 0.1]
[wt 0.5]
[bgm BGM_EVENT_11 0.1]

@
……ずっと、気になっていた。
[k]

@
俺が活躍したのはいい。[r]役に立てたのは光栄だ。
[k]

@
まして『[#不毀の極剣:デ ュ ラ ン ダ ル]』を使えたなど、[r]一万回召喚されて一回あるかないかの奇跡だろう。
[k]

@
だが、そんなことはどうでもいい。[r]いやよかないが。
[k]

@
それは、大して重要じゃない。
[k]

@
俺が気になっているのは、[r]それよりもっと大事なことだ。
[k]

[wt 0.1]

[charaTalk A]
[charaFace A 0]
[charaFadein A 0.1 1]

@マンドリカルド
……辛く、ねえっすか。
[k]

[messageOff]
[charaFace A 4]
[wt 1.5]

@マンドリカルド
いや、[#烏滸:おこ]がましいとは思うんすけど。[r]それでも……。
[k]

@マンドリカルド
アトランティスもオリュンポスも、[r]アンタにとっちゃ、離別の連続だ。
[k]

@マンドリカルド
それに、よりによって俺が加担しているってのが、[r]ちょっと引っ掛かってたっす。
[k]

[charaFace A 0]

@マンドリカルド
いや、でもなぁ。[r]こう言ったらアレっすけど。
[k]

[charaFace A 4]

@マンドリカルド
なんかこう、自分への嫉妬っぽい感情も[r]有り寄りのアリアリな気がして……。
[k]

[charaFace A 0]

@マンドリカルド
それでまあ、ずっと言い出せなかったっす。
[k]

[charaFadeout A 0.1]
[wt 0.1]

@
[line 3]マスターは、困ったような表情で笑う。
[k]

@
それで、なるほど辛くはないのだな、[r]と思う。
[k]

@
いや、辛かったのだろう。[r]泣いたのかもしれない、悲しんだのかもしれない。
[k]

@
しかしそれは決して、[r]癒やされない傷ではなく。
[k]

@
むしろ、それを支えにすらしている節が、[r]このマスターには存在する。
[k]

@
ともすれば倒れ落ちそうなその背中に、[r]腕を伸ばし支える。
[k]

@
あるいは失墜しそうな[&彼:彼女]を、[r]手を伸ばし引き上げる。
[k]

@
それが、サーヴァントの役割であり、[r]あのマンドリカルドはそれを十全に果たした。
[k]

[wt 0.1]

[charaTalk A]
[charaFace A 0]
[charaFadein A 0.1 1]

@マンドリカルド
……うん、大丈夫そうっすね。
[k]

?1:そうかな……
?!


@マンドリカルド
大丈夫っすよ。
[k]

@マンドリカルド
……まあ、俺はあくまでアンタのサーヴァント。[r]友達には、なれそうもないっすけど。
[k]

?1:……なんで?
?!

@マンドリカルド
いやあ……俺にそんな資格も勇気もないっすよ。
[k]

?1:友達になるのに資格も勇気も必要ないよ
?!

[charaFace A 4]

@マンドリカルド
あ[line 3]
[k]

@マンドリカルド
……。[r]……。
[k]

[charaFace A 0]

@マンドリカルド
なんか、すみません。
[k]

[messageOff]
[fadeout black 1.0]
[bgm BGM_EVENT_11 1.0 0.5]
[wait fade]

[charaFadeout A 0.1]
[wt 0.5]
[scene 10000]
[fadein black 0.1]
[wait fade]

@
それきり会話は終わった。[r]気まずい雰囲気のまま、シミュレーターを去る。
[k]

[messageOff]
[fadeout black 0.1]
[wait fade]
[scene 105800]
[pictureFrame cut063_cinema]
[wt 0.5]

[fadein black 1.0]
[bgm BGM_EVENT_11 1.0 0.8]
[wait fade]

@
俺は部屋で一人、[r]ぼうっと何もない空間を眺めている。
[k]

@
ああ[line 3]失敗した。[r]言葉を間違えた。選択を誤った。
[k]

@
でも俺は、やはりマスターの友達になれない。
[k]

@
だって俺は。[r]アトランティスのマンドリカルドではない。
[k]

@
それは……[r]思い出を盗むように思えるからだ。
[k]

@
俺がマスターと共に戦った思い出は、[r]俺だけのものであるように。
[k]

@
あのマンドリカルドの思い出は、[r]マスターと彼だけのものだ。
[k]

@
……ああ、だけど。[r][#だから]資格がない、とは。
[k]

@
傲慢で、偏屈で、[r]ウザったい言い草に他ならなかった。
[k]

[messageOff]
[wt 0.5]

[charaTalk A]
[charaFace A 4]
[charaFadein A 0.1 0,-50]

@マンドリカルド
……人生、後悔だらけだよな。
[k]

[messageOff]
[charaFadeout A 0.1]
[wt 0.5]

@
深呼吸。[r]心を整理して、見つめ直す。
[k]

@
俺は[line 3][r]マスターと、どうなりたいのだろう。
[k]

[messageOff]
[fadeout black 2.0]
[bgmStop BGM_EVENT_11 2.0]
[wait fade]
[wt 0.5]
[soundStopAll]
[end]