$94-00-14-01-2-1 [soundStopAll] [bgm BGM_EVENT_5 0.1] [charaSet A 8001001 1 マシュ] [charaSet B 2015001 1 アーチャー] [charaSet C 98002000 1 フォウ] [charaSet D 3004001 1 ランサー] [wt 0.3] [scene 21300] [fadein black 1] [wait fade] [wt 0.1] [charaFadein B 0.8 1] [charaFace B 0] @アーチャー はぁ、はぁ、はぁ……。 [k] [charaFadeout B 0.4] [wt 0.3] [charaShadow D true] [charaFadein D 0.4 1] [charaFace D 0] @ランサー 相性の有利不利を覆す執念……[r]やはり、オレとお前は運命が絡み合っているな。 [k] @ランサー ……だが、ここまでだ。[r]我らは互いに、もう一度[#『神の詩』:バガヴァッド・ギーター]を問い直す必要がある。 [k] @ランサー 話はそれが終わってからだ。[r]……そこのマスター。傍らで見守り続けた君よ。 [k] @ランサー ……余計な世話だろうが、彼を導いてやってくれ。[r]それは君にしかできないことだ。 [k] ?1:あなたを導く必要は? @ランサー ……不要だ。[r]だが、その心遣いに感謝する。 [k] @ランサー その男がそちらにいる以上、[r]オレは君たちの敵として現れる。 [k] @ランサー その逆も然りだが。 [k] @ランサー 神話には憎まれるべき悪が必要だ。[r]オレは心底、その手の役回りには慣れていてな。 [k] ?2:一体何が目的だ? @ランサー 敵に答える義理はない。[r]そもそも、オレの目的など小さなものだ。 [k] ?! [messageOff] [charaFadeout D 1.0] [wt 0.6] [charaShadow D false] [wt 1] [charaFadein B 0.4 1] [charaFace B 0] @アーチャー マスター。[r]先ほど生きることに飽いた、と言っていましたね。 [k] @アーチャー あれは正しく真実です。[r]戦うことに関する気力も、未だ欠落しています。 [k] [charaFace B 4] @アーチャー なのに。[r]それなのに。 [k] @アーチャー 私はあのランサーが許せない。[r]いえ、この想いは恐らく理不尽なのです。 [k] @アーチャー あの男はきっと、“正しい”存在なのでしょう。 [k] @アーチャー 人を正しく人だと認識し、その身を全て善行に[r]捧げるような英雄なのでしょう。 [k] @アーチャー なのに、本当に……何故なのか。[r]私はあの男と戦いたい。 [k] @アーチャー いや、戦いたいのではなく。[r]あの男を否定したい。あの男の、全てを。何もかもを。 [k] @アーチャー ……これはきっと、許されぬ願いだ。[r]間違った願望だ。 [k] ?1:間違ってない ?! [charaFace B 0] @アーチャー 間違っていない……ですと? [k] ?1:彼はきっと宿命の敵だ @アーチャー 宿命の……敵。 [k] @アーチャー ……。[r]……。 [k] @アーチャー なるほど。[r]その言葉は確かにしっくり来ます。 [k] ?2:それを探すために旅立とう @アーチャー 旅……ですか。 [k] @アーチャー ……。[r]……。 [k] @アーチャー その通り、かもしれません。[r]私の心をざわつかせるあの男が誰なのか、 [k] @アーチャー そして私自身は何者であるべきなのか。[r]答えを見つけるために……。 [k] ?! [messageOff] [charaFadeout B 1] [bgmStop BGM_EVENT_5 0.1] [wt 0.3] [scene 21330 4] [wt 2] [bgm BGM_EVENT_6 0.1] [charaFadein B 0.4 1] [wt 1.0] @アーチャー ……どうやら嵐は過ぎ去り、[r]夢からも醒めるようです。 [k] @アーチャー 私は未だ彷徨う者。 [k] @アーチャー どうか現実で私と邂逅した暁には、[r]共に答えを見つけて頂ければ嬉しく思います。 [k] @アーチャー [line 2]さようなら、我がマスター。[r]また会える日をお待ちしております。 [k] [wt 1.0] [messageOff] [fadeout black 1.0] [wait fade] [soundStopAll] [end]