$91-70-20-01-1-0 [soundStopAll] [bgm BGM_EVENT_5 0.1] [scene 20720] [charaSet A 7020001 1 クー・フーリン・オルタ] [charaSet B 3001001 1 クー・フーリン] [charaSet C 2008001 1 トリスタン] [charaSet D 1022001 1 ジル・ド・レェ] [fadein black 1.5] [wait fade] @ [line 3]レイシフトのミスは許容できるものじゃあない。[r]だが、それは対抗勢力が存在しない場合だ。 [k] @ 気紛れか? 魔神柱の[#はからい]か?[r]あるいは、単純な人的ミス? [k] @ ともあれ、2016年のあの日。[r]まだ、クー・フーリン・オルタが召喚されて間もない日。 [k] @ 人類最後のマスター……[%1]は、[r]致命的な状況だった。 [k] @ 致命的な状況はいつものことだって?[r]まあ、それはそうなんだがそのときは[#かなり]特別だ。 [k] @ 信頼を置くサーヴァント、マシュ・キリエライトは[r]傍にいなかった。 [k] @ アメリカの人理修復をようやくの思いで終えて[r]間もない頃に。 [k] @ よりによって、[&彼:彼女]はクー・フーリン・オルタ[r]ただ1騎を連れて[line 3] [k] @ 48時間の旅に出ることになったのだ。 [k] [messageOff] [fadeout black 1.5] [wait fade] [bgmStop BGM_EVENT_5 0.5] [wt 1.5] [scene 10400] [fadein black 1.5] [wait fade] [bgm BGM_EVENT_1 0.1] [charaTalk B] [charaFilter B silhouette 00000080] [charaFace B 0] [charaFadein B 0.4 1] @クー・フーリン つまるところオルタってのは別側面[line 3][r]もうひとつの可能性、みたいなもんだ。 [k] @クー・フーリン たとえば、英雄ってのはどんな人生を歩んでいたとしても、[r]大抵の連中は血塗れだろ? [k] @クー・フーリン 自身を善良と考えている英雄も、その辺は自覚しているさ。[r]冷酷に振る舞った自分がいることなんてな。 [k] @クー・フーリン その“別側面”の逸話やら性質やらがメインに[r]なったらどうなるか。ま、言わずとも分かるだろ? [k] [messageOff] [fadeout black 1.3] [wait fade] [charaFadeout B 0.1] [wt 0.5] [scene 10310] [fadein black 1.0] [wait fade] [charaTalk C] [charaFilter C silhouette 00000080] [charaFace C 4] [charaFadein C 0.4 1] @トリスタン ……無論、生前の自己と今の自己が同一である、[r]そういう認識はあります。 [k] @トリスタン しかし、私とて常時聖人であるはずがない。 [k] @トリスタン 高潔な王は冷血に。[r]冷血な王は高潔に。 [k] @トリスタン 狂乱の騎士は在りし日の輝きを。[r]その逆もまたしかり。 [k] @トリスタン あるいは、失墜した者もいるでしょう。[r]ある日を境に、闇に転じた者も。 [k] [messageOff] [fadeout black 1.3] [wait fade] [charaFadeout C 0.1] [wt 0.5] [scene 10204] [fadein black 1.0] [wait fade] [charaTalk D] [charaFilter D silhouette 00000080] [charaFace D 0] [charaFadein D 0.4 1] @ジル・ド・レェ ……返す言葉もありませんね。 [k] @ジル・ド・レェ あれは、確かに未来の私なのです。[r]反英雄、虐殺の徒、邪悪の塊。 [k] @ジル・ド・レェ 認めざるを得ないのです。[r]心苦しいですが……。 [k] @ジル・ド・レェ [#それも私なのだと認めることから]、[r][#目を逸らしてはならない]。 [k] [messageOff] [fadeout black 1.5] [wait fade] [charaFadeout D 0.1] [wt 0.5] [scene 10400] [fadein black 1.5] [wait fade] [charaTalk B] [charaFilter B silhouette 00000080] [charaFace B 4] [charaFadein B 0.4 1] @クー・フーリン 問題は、[#あれが完全な別側面じゃないってコトだ]。[r]変質してんのさ。 [k] @クー・フーリン あれはメイヴが生み出した王としてのオレ、[r]なんて有り得ない側面が融合している。 [k] @クー・フーリン 人理が不安定な状況だからこその事態だろうな。[r]さもなきゃ、もうちょいマシな性格だろうよ。 [k] [messageOff] [fadeout black 1.5] [wait fade] [charaFadeout B 0.1] [bgmStop BGM_EVENT_1 0.5] [wt 1.5] [scene 20720] [fadein black 1.5] [wait fade] [bgm BGM_EVENT_5 0.1] [charaTalk A] [charaFace A 0] [charaFadein A 0.4 1] @クー・フーリン・オルタ どうした、おっかねえのか[%1]? [k] [charaTalk on] ?1:別に [charaFace A 5] @クー・フーリン・オルタ いきがるなよ。 [k] @クー・フーリン・オルタ 通信は途絶、水も食料もほぼ皆無。[r]おまけにサーヴァントはオレ一人。 [k] @クー・フーリン・オルタ これで不安にならない方が、[r]冗談ってモンだ。 [k] ?2:まあ、正直 @クー・フーリン・オルタ だろうな。 [k] @クー・フーリン・オルタ 通信は途絶、水も食料もほぼ皆無。[r]おまけにサーヴァントはオレ一人。 [k] @クー・フーリン・オルタ 頼りのシールダーも別行動ときてる。 [k] ?! [charaFace A 1] @クー・フーリン・オルタ 怖じ気づきたくもなるってもんだ、[r]そうだろ? [k] [wt 0.4] [charaFace A 0] @クー・フーリン・オルタ ……睨むなよ。 [k] @クー・フーリン・オルタ 確かにこの土地で、オレとおまえは殺し合った。[r]違う?  [k] [charaFace A 5] @クー・フーリン・オルタ いいや、違わない。[r]オレと殺し合ったのは、おまえだ[%1]。 [k] @クー・フーリン・オルタ マスターなら、サーヴァントに対する責任がある。[r]たとえ誰と戦わせようが、戦うと決めたのはおまえだろ。 [k] @クー・フーリン・オルタ だからオレはおまえと戦い、そして敗北した。[r]そうなんだろ? [k] [charaFace A 0] [bgmStop BGM_EVENT_5 0.7] @クー・フーリン・オルタ 今となっちゃ、朧気な記憶でしかないがな。[r]さて、ごちゃごちゃ言っている間に敵だ。 [k] @クー・フーリン・オルタ どうする、マスター?[r]撤退か、迎撃か。選べ。 [k] ?1:迎撃 ?! [bgm BGM_EVENT_4 0.1] @クー・フーリン・オルタ 了解。[r]迅速なのは良い、[#躊躇:ためら]いがないのも良い。 [k] @クー・フーリン・オルタ それじゃ、殺戮だ。[r]こいつら程度じゃ肩慣らしにもならねェだろうが[line 3]。 [k] [charaFace A 1] @クー・フーリン・オルタ ま、たまにはこういう軽食も[r]食っておかねぇとな! [k] [messageOff] [bgmStop BGM_EVENT_4 0.4] [fadeout black 0.5] [wait fade] [soundStopAll] [end]