$03-00-08-03-3-0 [soundStopAll] [enableFullScreen] [charaSet A 5045000 1 アルトリア] [charaSet B 2008002 1 トリスタン] [charaSet C 1098209640 1 オベロン] [charaSet D 1098209400 1 風の氏族] [charaSet E 1098209400 1 風の氏族2] [charaSet F 1098209300 1 土の氏族] [charaSet G 1098209300 1 土の氏族2] [charaSet I 1098215900 1 酒場の店主] [charaSet N 1098209200 1 牙の氏族2] [charaSet H 98115000 1 エフェクト用] [sceneSet J 10000 1] [charaScale J 1.01] [charaSet K 4035001 1 ダ・ヴィンチ] [sceneSet L 117600 1] [charaScale L 1.7] [sceneSet M 117600 1] [charaScale M 1.7] [scene 122401] [fadein black 1.0] [wait fade] [wt 1.5] [scene 122400 1.5] [wt 2.5] [wipeout rectangleStripDownToUp 0.7 1] [wait wipe] [scene 118100] [wt 0.5] [wipein rectangleStripUpToDown 0.7 1] [wait wipe] [bgm BGM_EVENT_77 0.1] ?1:以上が、西暦2015年までの大まかな世界史だよ ?! [charaTalk A] [charaFace A 10] [charaFadein A 0.1 1] @アルトリア うわあ……異世界ってほんとにあったんだぁ……[r]イギリス……スコットランド……アイルランド…… [k] @アルトリア それだけじゃなくて、島の外には、フランス?[r]とか、イタリア? とか。 [k] @アルトリア 国がたくさんあって、人がたくさんいて、[r]みんな、それぞれの文化があって…… [k] [charaFace A 7] @アルトリア わたしには想像もできないけど、[r]とても素敵なところから来たんですね。 [k] [charaFace A 1] @アルトリア でも、『妖精のいないブリテン』かぁ![r]なんか新鮮で面白そう! [k] [charaFadeout A 0.1] [wt 0.1] [charaTalk C] [charaFace C 1] [charaFadein C 0.1 1] @オベロン [%1]からしてみれば、[r]この妖精國ブリテンの方が面白いだろうけどね。 [k] [cueSe SE_21 21_ad1107] [seVolume 21_ad1107 0 0.2] [charaCrossFade C 1098209600 1 0.4] @オベロン でもちょっとだけ訂正しておくよ。 [k] @オベロン 汎人類史……[%1]の世界に[r]妖精がいない、というのは間違いだ。 [k] @オベロン 西暦に変わって神秘は薄れていったものの、[r]妖精は残っている。 [k] @オベロン 数は少なく、めったに人前には出てこないけどね。[r]僕だって、そういう類いの英霊だ。 [k] ?1:そういえば、オベロンっていえば…… ?! [charaFaceFade C 9 0.2] @オベロン 『夏の夜の夢』、だろう? [k] @オベロン 英国最大の劇作家、シェイクスピア。[r]彼が書いた妖精の物語。 [k] @オベロン 内容は……端的に言ってしまえば、[r]人間たちによる恋の[#三角関係:さんかくかんけい]だ。 [k] @オベロン そこで出てくる妖精の王がオベロン。[r]その妃の名がティターニア。 [k] @オベロン オベロンは妃であるティターニアの小姓を[r]横取りしようとして、 [k] @オベロン 『目覚めた時、目の前にいるもの』に[r]恋をしてしまう惚れ薬を作ってしまう。 [k] @オベロン その惚れ薬を間違えて浴びてしまった[r]二人の人間たちは、 [k] @オベロン 将来まで誓った愛する者との日々を忘れ、[r]間違った相手を永遠の恋人だと信じてしまう。 [k] [charaFaceFade C 8 0.2] @オベロン ま、色々あって、[r]最後には元の[#鞘:さや]に収まってくれる。 [k] @オベロン 愛を巡る身勝手な小芝居、[r]よくある喜劇なんだけど…… [k] [charaFace C 3] @オベロン 困ったことに、これが後世まで[r]語り継がれる人気作になっちゃってね。 [k] @オベロン おかげで、妖精といえば『いたずらもののパック』[r]『心の狭い王様のオベロン』があげられる。 [k] [charaFace C 1] @オベロン なので……ある意味、[r]僕は世界でもっとも有名な妖精かもしれない。 [k] @オベロン 興味があったら[r]カルデアに戻ったあと、読んでみるといい。 [k] @オベロン ロクな事はしない困った王様だけど、[r]そこは寛大な心で流して。 [k] @オベロン でも、誓って言うけど[r]悪意があったワケじゃないよ? [k] @オベロン 僕もまた、目の前の恋人の気を引きたくて、[r]ハメを外した舞台装置だったのさ。 [k] [charaFadeout C 0.1] [wt 0.1] [charaTalk A] [charaFace A 36] [charaFadein A 0.1 1] @アルトリア では、オベロンは架空の妖精なんですか?[r]物語の上だけの登場人物? [k] @アルトリア そんなあやふやなのもサーヴァントに[r]なっちゃうんです? [k] [charaFadeout A 0.1] [wt 0.1] [charaTalk B] [charaFace B 1] [charaFadein B 0.1 1] @トリスタン いえ。確かにシェイクスピアの[r]『夏の夜の夢』は演劇史に残る名著ですが…… [k] @トリスタン 『妖精王オベロン』自体は、[r]古くから欧州に伝わる伝承と聞きます。 [k] @トリスタン シェイクスピアの時代よりさらに前、[r]15世紀では、 [k] @トリスタン 『魔法でどんな望みも叶える妖精の王』として[r][#謳:うた]われています。 [k] [charaFadeout B 0.1] [wt 0.1] [charaTalk C] [charaFace C 9] [charaFadein C 0.1 1] @オベロン そうなのかい?[r]そっちは知らなかったなあ。 [k] [charaFaceFade C 8 0.2] @オベロン どうあれ、どちらもモデルがいたという事だ。[r]そのモデル……原典がサーヴァントとなったもの。 [k] @オベロン それが僕なんだろう。[r]卵が先か、鶏が先か、って話。 [k] ?1:なるほど…… [charaFace C 0] ?2:じゃあティターニアは? [charaFaceFade C 9 0.2] @オベロン そっちは完全にシェイクスピアの創作だね。[r]妖精史にそういった名前の伝承はない。 [k] @オベロン ティターニア……タイタンのもじりかな?[r]ギリシャ神話からの創作だろう。 [k] @オベロン 『夏の夜の夢』のオベロンはワガママだからね。 [k] @オベロン それを許してあげられる女の子なんて、[r]それこそ、作り物の中にしか存在しなかったのさ。 [k] [charaFaceFade C 0 0.2] ?! @オベロン ……と。[r]すまない、無駄な話をしてしまった。 [k] @オベロン この道の先がソールズベリーだ。[r]門番の相手は僕がする。 [k] @オベロン 君たちは黙ってついてきてくれ。[r]なに、僕なら顔パスだ。 [k] @オベロン それと、名前を聞かれても答えないように。[r]どうしても、となったらデタラメを言うんだ。 [k] @オベロン 人間だとバレたら面倒だし、[r]誰が聞いているか分からないからさ。 [k] [charaFadeout C 0.1] [wt 0.1] [charaTalk B] [charaFace B 2] [charaFadein B 0.1 1] @トリスタン ……お待ちを。[r]妖精に嘘をつくのは危険ではないでしょうか。 [k] @トリスタン 彼らの眼は真実を見抜くといいます。[r]極力、偽証は避けた方がよいのでは? [k] [messageOff] [charaFadeout B 0.1] [wt 0.1] [charaTalk A] [charaFace A 0] [charaFadein A 0.1 1] [wt 1.0] [charaFadeout A 0.1] [wt 0.1] [charaTalk C] [charaFace C 1] [charaFadein C 0.1 1] @オベロン ああ、そこは大丈夫。[r]妖精國の妖精たちに妖精眼はないんだ。 [k] @オベロン 長い繁栄の中で失われたか、[r]あるいは[#繁栄の為に捨てて]しまったのか。 [k] @オベロン どうあれ“本心を見られる”事はない。[r]相手が善か悪かは、結果が出た時しか分からない。 [k] @オベロン そうでもなければ、[r]モルガンなんて悪が栄える筈がないだろ? [k] [messageOff] [wt 0.5] [bgmStop BGM_EVENT_77 1.0] [fadeout black 1.0] [wait fade] [charaDepth L 2] [charaDepth M 1] [charaFadeout C 0.1] [charaFadein L 0.1 0,-180] [charaFadein M 0.1 -120,-450] [wt 1.0] [scene 117600] [se ad986] [seVolume ad986 0 0.1] [fadein black 1.0] [seVolume ad986 1.0 0.7] [charaMove L 50,-100 5.0] [wait fade] [bgm BGM_EVENT_92 0.1] [wt 3.0] [seStop ad986 2.0] [wt 1.0] [charaFadeout L 1.0] [se ad940] [seVolume ad940 0 0] [seVolume ad940 2.0 0.4] [charaMove M -120,-550 6.0] [wt 5.0] [charaFadeout M 1.0] [wt 2.0] [seVolume ad940 2.0 0.6] [charaTalk off] [charaFace F 1] [charaFadein F 0.4 -300,0] [charaMove F -200,0 1.2] [wt 0.8] [charaFadeout F 0.4] [wt 1.0] [charaFace D 0] [charaFadein D 0.4 200,0] [charaMove D 0,0 1.2] [wt 0.8] [seStop ad940 3.0] [charaFadeout D 0.4] [wt 1.0] [charaFace F 1] [charaFace D 0] [charaFadein F 0.1 0] [charaFadein D 0.1 2] [wt 0.5] [charaMoveReturn F -256,5 0.2] [wt 0.2] [charaMoveReturn F -256,5 0.2] [wt 0.8] [charaFace D 1] [charaMoveReturn D 256,-10 0.6] [wt 1.0] [charaMove D 150,0 0.4] [charaMove F -350,0 0.4] [charaFadeout D 0.4] [charaFadeout F 0.4] [wt 1.0] [charaTalk on] ?1:ここがソールズベリー……! ?2:でっかい聖堂がある……! ?! [se ad151] [charaTalk B] [charaFace B 1] [charaFadein B 0.1 1] @トリスタン ……私は嬉しい。[r]コーンウォールとは空気が違う。 [k] @トリスタン 右も左も妖精だらけですが、[r]彼らから危険な気配は感じません…… [k] @トリスタン みな笑顔で、前向きのようです。[r]何か、祭りの最中なのでしょうか。 [k] [charaFadeout B 0.1] [wt 0.1] [charaTalk A] [charaFace A 7] [charaFadein A 0.1 1] @アルトリア いえ、この街はこれが日常なんです。[r]ブリテン唯一の自由都市ですから。 [k] @アルトリア ソールズベリーの総人口はおよそ20万。[r]風、土、牙の氏族だけでなく、 [k] @アルトリア 自然発生した妖精たちも、[r]独立権を手にした人間たちも暮らしています。 [k] ?1:独立権を手にした人間……? ?! [charaFadeout A 0.1] [wt 0.1] [charaTalk C] [charaFace C 4] [charaFadein C 0.1 1] @オベロン “誰のものでもない、ブリテンのための人間”[r]言ってしまえば自由を手に入れた人間だ。 [k] @オベロン ……そのあたりの話はもっと落ち着いてからに[r]しようと思っていたけど、 [k] @オベロン いつまでも隠し通せる話でもないしね。[r]大聖堂の事もあるし、ここで説明しようか。 [k] [charaFace C 0] @オベロン 君たちは妖精國に人間はいない、と考察していたけど、[r]厳密に言うとちょっと違う。 [k] @オベロン 人間はいる。[r]ただしそれは霊長としてじゃない。 [k] @オベロン 妖精の社会を豊かにするための道具……[r]汎人類史でいう『奴隷』に近い扱いなんだ。 [k] @オベロン この街を見て、おかしいと思わなかった?[r]いびつだとも。相応しくないとも。 [k] ?1:言われてみれば…… ?2:まるで人間の街だ ?! [charaFace C 5] @オベロン そう。[r]本来、妖精は自然と共にあるものだ。 [k] @オベロン [#群:むら]を作るにしたって、それは『大母』の下、[r]『森の[#仔:こ]』や『石の[#仔:こ]』が集まる程度のものだった。 [k] @オベロン どこまでいっても妖精は“自分たちの文明”を[r]持たない、惑星の分霊だったんだよ。 [k] [charaFace C 0] @オベロン けれど、妖精國ではご覧の通り、[r]人間社会の模倣をしてしまっている。 [k] @オベロン およそ一万四千年間。 [k] @オベロン このブリテンの妖精は人間を飼育し、[r]その創造力を娯楽にして繁栄した。 [k] @オベロン 妖精は長寿であり、生命力が強く、[r]ただそこにいるだけで生きていける。 [k] @オベロン 万能だから『工夫』も『成長』もしない。[r]反面、人間は弱点だらけだ。 [k] @オベロン 短命であり、怪我は治らず、食事が必要で、[r]獣に襲われればすぐに死ぬ。 [k] @オベロン 必然、人間たちは存続と繁栄のために[r]様々な工夫を凝らし、知識を重ねていった。 [k] @オベロン そんな人間の精神活動は、妖精たちにとって[r]“キラキラして面白いもの”だったんだろう。 [k] @オベロン 彼らは人間たちを飼育し、[r]文化の外側だけを模倣して街を作った。 [k] @オベロン 人間たちが積み重ねてきた農耕知識、[r]建築技術、多くの学問…… [k] @オベロン それらの中身をまったく無視して、[r]同じものを組み上げるんだ。 [k] @オベロン うわべだけをマネしてね。[r]魔力でちょちょいのちょい、さ。 [k] [charaFace C 5] @オベロン その最たるものがあの大聖堂だよ。[r]妖精たちには神もいないし、宗教もない。 [k] @オベロン あんな大聖堂、作る必要はないんだ。[r]なのに[#ただ楽しい]から作ってしまった。 [k] @オベロン それがこの妖精國の文化であり、[r]人間の扱いだ。 [k] ?1:えっと、つまり…… ?2:人間の文化を、パクられてる? ?! [charaFace C 3] @オベロン ……う。[r]ま、まあ、簡単に言うと、そうかな。 [k] @オベロン 立場は違えど僕も妖精だ。[r]ここまで過剰なのはどうかと思うけど、 [k] @オベロン 人間が数えるほどしかいなかった世界において、[r]彼らがこうなってしまったのも理解できる。 [k] [charaFace C 0] @オベロン 汎人類史でも、この異聞帯でも、[r]妖精たちにとって人間は退屈しのぎの嗜好品だ。 [k] @オベロン それを徹底して管理するようになった[r]社会が妖精國であり、 [k] @オベロン 君たちの敵、[r]女王モルガンの政策なんだよ。 [k] [charaFadeout C 0.1] [wt 0.1] [charaTalk A] [charaFace A 10] [charaFadein A 0.1 1] @アルトリア え? [%1]たち、[r]モルガンと戦うんですか!? [k] [charaFadeout A 0.1] [wt 0.1] [charaTalk C] [charaFace C 9] [charaFadein C 0.1 1] @オベロン ああ。とりあえず今のところはね。[r]そうだろ、[%1]? [k] ?1:……まだ、状況は掴めないけど ?2:……異聞帯の王に会う必要はある ?! [messageOff] [wt 0.5] ?1:でも、その前にふたりと合流しないと ?! [charaFaceFade C 1 0.2] @オベロン おっと、そうだった。[r]優先順位を間違えてはいけなかった。 [k] @オベロン とりあえず酒場に行こう。[r]ヒトが集まるところには耳寄りな情報がある。 [k] [charaFadeout C 0.1] [wt 0.1] [charaTalk A] [charaFace A 4] [charaFadein A 0.1 1] @アルトリア …………。 [k] ?1:アルトリア? ?2:足を止めて、どうした[&:の]? ?! [charaFace A 11] @アルトリア えっと……[%1]には[r]助けられたし、ご恩は確かにあるのですが…… [k] [charaTalk depthOff] [charaDepth J 1] [charaDepth A 2] [charaPut J 1] [charaFadeTime J 0.2 0.5] @アルトリア (どうしようかな……モルガン陛下と戦うんなら、[r] わたしがいると迷惑だよね……) [k] @アルトリア (マシュさんを見つけるまでは、と思ったけど、[r] ここで別れるのが正解かもなぁ……) [k] [charaFadeout J 0.1] [charaFadeout A 0.1] [wt 0.1] [charaTalk depthOn] [charaTalk C] [charaFace C 8] [charaFadein C 0.1 1] @オベロン ははあん。 [k] [charaFace C 1] @オベロン [line 3]コホン。[r]ところでアルトリア。 [k] @オベロン この街で、主のいない人間が見つかった時の[r]処遇を知ってるかい? [k] @オベロン 牧場から逃げ出した脱走者として捕まって、[r]ニュー・ダーリントン送りだ。 [k] [charaFadeout C 0.1] [wt 0.1] [charaTalk A] [charaFace A 26] [charaFadein A 0.1 1] @アルトリア ニュー・ダーリントンって……[r]『国立殺戮劇場』の、ダーリントン!? [k] ?1:国立……? ?2:殺戮……? ?3:なんですって……? ?! [charaFace A 22] @アルトリア そそ、それは穏やかではありませんね。[r]でも、ここ自由の街ソールズベリーですよ? [k] @アルトリア 風の氏族の長が統治する街で、[r]そんな酷い仕打ちが行われるはずが…… [k] [charaFadeout A 0.1] [wt 0.1] [charaTalk C] [charaFace C 0] [charaFadein C 0.1 1] @オベロン いや。風の氏族の長といえ、[r]女王の決定には逆らえない。 [k] [charaFace C 1] @オベロン そんな中、信頼できる協力者は[r]ひとりでも多い方がいい。 [k] @オベロン [%1]は右も左も[r]分からない迷子で、しかも人間だ。 [k] @オベロン 飼い主がいないと『名なしの森』の[r]二の舞になるかも。 [k] [charaFace C 4] @オベロン 僕は見ての通り王子だから…… [k] @オベロン 出自の分からない人間を『自分の従者』として[r]言い張るのには無理があるけど、 [k] [charaFace C 1] @オベロン 君なら[%1]と[r]釣り合いはとれている。 [k] @オベロン 何、ずっと一緒に、とは言わないさ。[r]ソールズベリーにいる間だけでいい。 [k] [charaFace C 8] @オベロン 何より[line 3]君だって、その方が都合がいいだろ?[r]ひとりでいるよりは、さ。 [k] [charaFadeout C 0.1] [wt 0.1] [charaTalk A] [charaFace A 8] [charaFadein A 0.1 1] @アルトリア ……それはそうかも……[r]ひとりでいると職質されますもんね、今のブリテン。 [k] [charaFace A 22] @アルトリア でも、それならトリスタンさんが[r][%1]の主人というコトにすれば? [k] [charaFadeout A 0.1] [wt 0.1] [charaTalk depthOff] [charaDepth A 2] [charaDepth C 1] [charaTalk C] [charaFace C 7] [charaFace A 22] [charaFadeinFSL C 0.1 0] [charaFadeinFSR A 0.1 2] @オベロン できなくもないけど、トリスタンは[r]妖精國については何も知らないからなあ。 [k] @オベロン 氏族の衛兵に質問されたらボロが出る。[r]僕なら選ばないかな。 [k] [charaFace A 28] @アルトリア でで、でもでも人間を従者にできるのは[r]上級妖精なワケで、上級妖精ってコトは、 [k] @アルトリア わたしが[%1]の[r]ご主人様になるってコトで[line 3] [k] [charaFace C 1] @オベロン うわべだけの話だけどね。[r]それともペットにしたい? [k] [charaFace A 9] @アルトリア おおおおそれ多いのでうわべだけで結構です![r]そそそういうの、わたしには早いので、ほんと! [k] [charaFadeout C 0.1] [charaFadeout A 0.1] [wt 0.1] [charaTalk depthOn] [charaTalk C] [charaFace C 1] [charaFadein C 0.1 1] @オベロン よし、決まったね。 [k] @オベロン [%1]。[r]しばらくはアルトリアが君の持ち主になる。 [k] @オベロン これも妖精國で安全に旅をするためだ。[r]ひと芝居、うてるかい? [k] [messageOff] [charaFadeout C 0.1] [wt 0.1] [charaTalk A] [charaFace A 35] [charaFadein A 0.1 1] [wt 0.5] ?1:こちらこそ、よろしく ?2:芝居なら経験があるよ ?! [charaFace A 10] [wt 1.0] [charaFace A 11] @アルトリア ……はあ。[r]分かりました、わたしなんかでよろしければ。 [k] [charaFace A 6] @アルトリア ここまで一緒に来たワケだし、もう少し、[r]みなさんと行動を共にさせていただきます。 [k] [charaFace A 1] @アルトリア ええ、こうなったら前向きに。[r]昔からの夢がひとつ叶った、と思いますね! [k] [charaFadeout A 0.1] [wt 0.1] [charaTalk B] [charaFace B 4] [charaFadein B 0.1 1] @トリスタン [FFFFFF]?[-] ……もし、キャスターの君。[r]昔からの夢、というと? [k] [charaFadeout B 0.1] [wt 0.1] [charaTalk A] [charaFace A 7] [charaFadein A 0.1 1] @アルトリア 田舎育ちの妖精なら、誰でも見る夢ですよ。[r]都会の街で、上級妖精の仲間入りをする、という。 [k] [charaFadeout A 0.1] [wt 0.1] [charaTalk C] [charaFace C 8] [charaFadein C 0.1 1] @オベロン [line 6]。 [k] [messageOff] [bgmStop BGM_EVENT_92 1.0] [fadeout black 1.0] [wait fade] [charaFadeout C 0.1] [wt 1.0] [scene 117700] [fadein black 1.0] [se ad93] [wait fade] [wt 1.0] [se ad94] [bgm BGM_EVENT_94 0.1] [charaTalk C] [charaFace C 11] [charaFadein C 0.1 1] @オベロン やあやあ、こんにちはソールズベリーの諸君![r]今日も楽しく生きているかい? [k] @オベロン 秋の森の妖精王、花と平和と童話の伝道師、[r]騒がしきオベロン、お邪魔するよ! [k] [messageOff] [charaFadeout C 0.1] [wt 0.1] [se ad413] [se ade76] [charaTalk depthOff] [charaDepth I 6] [charaDepth F 5] [charaDepth N 2] [charaDepth D 3] [charaDepth E 4] [charaTalk off] [charaFace I 6] [charaFace F 1] [charaFace N 1] [charaFace D 1] [charaFace E 1] [charaFadein I 0.1 1] [charaFadeinFSR N 0.1 380,0] [charaFadeinFSL D 0.1 -380,0] [charaFadein E 0.1 200,0] [charaFadein F 0.1 -200,0] [wt 0.8] [charaTalk on] @I:妖精(酒場の主人) やあオベロン、元気そうで何よりだ![r]またソールズベリーに来てくれた![seStop ad413 2.0] [k] @I:妖精(酒場の主人) でも今日こそツケじゃないんだろうね! [k] @N:木の杯を手にした妖精 おおう、オベロンの顔が見られるなんて、[r]昼間っから酒を飲みに来て正解だったぜ! [k] @N:木の杯を手にした妖精 でも前に貸した金、いつ返してくれるんだ? [k] @D:庭好きの妖精 オベロン、このあいだはありがとう![r]君のおかげで裏庭の樹がおとなしくなったよ! [k] @D:庭好きの妖精 でもお金は返してね! [k] @E:ドレスを着た妖精 素敵なオベロン、時間はあるのでしょうね?[r]今日こそ私たちのお茶会に来てほしいのだけど! [k] @E:ドレスを着た妖精 でもお金は返してね! [k] @F:屈強な体格の妖精 待ってたぜ、万年ツケの貧乏王子![r]いいぜ、ここはオレが[#奢:おご]ってやるさ! [k] @F:屈強な体格の妖精 でもお金は返してね! [k] [charaFadeout F 0.1] [charaFadeout N 0.1] [charaFadeout I 0.1] [charaFadeout D 0.1] [charaFadeout E 0.1] [wt 0.1] [charaTalk C] [charaFace C 11] [charaFadein C 0.1 1] @オベロン はははははは。 [k] [charaFaceFade C 2 0.2] @オベロン やめてくれないか諸君![r]僕が人気者であるコトを強調するのは! [k] @オベロン 今日は大切な友人と一緒にいるんだ、[r]お金のことは黙っていてね! [k] [charaFadeout C 0.1] [wt 0.1] [charaTalk off] [charaFace I 6] [charaFace F 1] [charaFace N 1] [charaFace D 1] [charaFace E 1] [charaFadein I 0.1 1] [charaFadeinFSR N 0.1 380,0] [charaFadeinFSL D 0.1 -380,0] [charaFadein E 0.1 200,0] [charaFadein F 0.1 -200,0] @妖精たち ハハハハハハハハハ! [k] @妖精たち 分かってる分かってる、[r]誰も本気で言ってないさ! [k] @妖精たち アンタからは女王の貨幣なんかより何倍も[r]いいものを貰ってるんだ、いくらでも[#奢:おご]らせてくれ! [k] [messageOff] [se ad413] [charaFadeout F 0.1] [charaFadeout N 0.1] [charaFadeout I 0.1] [charaFadeout D 0.1] [charaFadeout E 0.1] [wt 0.1] [charaTalk on] [wt 2.0] [seStop ad413 3.0] ?1:借金……? ?2:万年ツケ……? ?! [charaTalk A] [charaFace A 11] [charaFadein A 0.1 1] @アルトリア もしかして貧乏なんですか?[r]王さまを名乗っているのに? [k] [charaFadeout A 0.1] [wt 0.1] [charaTalk C] [charaFace C 3] [charaFadein C 0.1 1] @オベロン まあ、僕の財政事情は、ちょっと苦しい。[r]控えめにいって一文無しだ。 [k] @オベロン でも仕方ないだろ? 僕が妖精國に[r]召喚された時、あったのはこのマントだけだ。 [k] @オベロン 枯れ葉のつもった森の中で、[r]文字通り[#裸一貫:はだかいっかん]で目が覚めた。 [k] @オベロン 普通なら、そこで落ち込んで[r]汎人類史からの救援を待つところだけど…… [k] [charaFace C 0] @オベロン 先に召喚された者として[r]できる事はやっておかないといけないだろ。 [k] @オベロン 妖精は“面白いもの”になびく生き物だ。[r]だから、僕は様々な街で活躍した。 [k] [charaFace C 1] @オベロン 歌を歌い、騒ぎを起こし、童話を語り、[r]ご婦人たちを[#愉:たの]しませ、夜を盛り上げた。 [k] @オベロン そんな地道な活動を経て、[r]『誰も知らない、どこかに領地を持つ妖精王』 [k] @オベロン として、このブリテンで名を上げたのさ。[r]まあ、主要都市だけの評判だけどね。 [k] [charaFadeout C 0.1] [wt 0.1] [charaTalk A] [charaFace A 10] [charaFadein A 0.1 1] @アルトリア あー……わたしがオベロンを知らなかったのは、[r]わたしの村が田舎だったから…… [k] [charaFadeout A 0.1] [wt 0.1] [charaTalk C] [charaFace C 8] [charaFadein C 0.1 1] @オベロン それは申し訳ない。[r]今後は地方への遠征も考えよう。 [k] [charaFace C 4] @オベロン でも、これだってひとつの戦いだったんだ。 [k] @オベロン 元手ゼロの状態で、貴族っぽいムーブを[r]しなくちゃいけなかった僕の気持ち、分かるかい? [k] [charaFadeout C 0.1] [wt 0.1] [charaTalk B] [charaFace B 4] [charaFadein B 0.1 1] @トリスタン ……はい。私も酒場では身分を偽り、[r]美しいご婦人相手に恋を歌う事も[#希:まれ]に…… [k] @トリスタン いえ、多々ありましたので……。[r]その高揚感、いえ、緊張感はよく分かります…… [k] @トリスタン オベロン。同じ詩人として、[r]貴方の努力に最大の敬意を。 [k] @トリスタン ……後で妖精國で通じる流儀など、[r]細かく教えていただければ…… [k] [charaFadeout B 0.1] [wt 0.1] [charaTalk C] [charaFace C 1] [charaFadein C 0.1 1] @オベロン 僕でよければ、喜んで。[r]君の演奏があればますます後援者が増えそうだ。 [k] [charaFadeout C 0.1] [wt 0.1] [charaTalk depthOff] [charaDepth A 2] [charaDepth B 1] [charaTalk A] [charaFace A 1] [charaFadein A 0.1 1] @アルトリア なるほど。トリスタンさんとオベロンは[r]同じタイプで女性の敵、という事ですね! [k] [messageOff] [charaTalk B] [charaFace B 11] [charaFadein B 0.2 250,0] [charaShake B 0.05 2 2 0.6] [wt 1.2] [charaFadeout B 0.2] [wt 0.3] [charaTalk A] [charaFace A 0] @アルトリア それよりオベロン。[r]わたしたちはどこに座ればいいのですか? [k] [charaFadeout A 0.1] [wt 0.1] [charaTalk C] [charaFace C 1] [charaFadein C 0.1 1] @オベロン 店の奥、一段高くなっている区画の、[r]円いテーブルが僕のお気に入りだ。 [k] @オベロン 他の客からは見えづらく、[r]こちらからは店の様子が一望できる。 [k] @オベロン まずは果実水で乾杯しよう。[r]ああ、そこの愛らしい君、新しい給仕さんかな? [k] @オベロン 奥のテーブルを使うと店主に伝えてくれ。[r]それとリンゴの果実水を四つ、頼むよ。 [k] [messageOff] [charaFadeout C 0.1] [wt 0.1] [charaTalk K] [charaFace K 0] [charaFadein K 0.4 1] @K:給仕 はーい、ご注文、ありがと~う![r]すぐに用意するからゆっくりしていってね~! [k] [messageOff] [cueSe SE_21 21_ad1077] [seVolume 21_ad1077 0 0.7] [wt 0.1] [bgmStop BGM_EVENT_94 1.0] [charaMove K -100,0 0.4] [charaFadeout K 0.4] [wt 0.5] [wt 1.0] ?1:[line 3]え? ?! [cueSe SE_21 21_ad1077] [seVolume 21_ad1077 0 0.7] [wt 0.6] [charaTalk K] [charaFace K 23] [charaFadein K 0.4 -100,0] [charaMove K 0,0 0.4] [wt 0.2] [seStop 21_ad1077 0.3] [wt 0.2] @K:給仕 [line 3]え? [k] ?1:ダ・ヴィンチちゃん!? ?! [charaFace K 9] @ダ・ヴィンチ うっそ、ほんと!?[r]やったぁ、[%1][&君:ちゃん]だーー! [k] [messageOff] [wt 1.0] [fadeout black 2.0] [wait fade] [wt 0.5] [soundStopAll] [end]