fgo-game-data/ScriptActionEncrypt/01/0100070931.txt
2020-06-01 18:51:19 +00:00

1186 lines
28 KiB
Plaintext
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01-00-07-09-3-1
[soundStopAll]
[bgm BGM_EVENT_24 0.1]
[charaSet A 8001002 1 マシュ]
[charaSet B 98003000 1 Dr.ロマン]
[charaSet C 98106200 1 マーリン]
[charaSet D 3009001 1 レオニダス]
[charaSet E 3009001 1 レオニダス2]
[charaSet F 98106900 1 ティアマト]
[charaSet G 98106000 1 エルキドゥ]
[charaDepth D 1]
[charaDepth E 0]
[scene 34600]
[fadein black 2.0]
[wait fade]
[charaScale F 1.01]
[charaTalk F]
[charaFace F 2]
[charaFadein F 0.1 1]
@ティアマト
……必死だな。[r]不思議と軽んじたのは、私の過ちだったようだ。
[k]
@ティアマト
六つの特異点を越えるだけの[#膂力:りょりょく]はある。[r]一息で崩す事に、いささかの躊躇いを覚える程には。
[k]
[charaFace F 3]
@ティアマト
[line 3]だが貴様らは殺されねばならぬ。[r]我らの手で、子の一人にいたるまで殺されねばならぬ。
[k]
@ティアマト
血肉をまき散らし、冥府にて獣どもに[#啄:ついば]まれよ![r]貴様らに殺された全ての命が、そうしろと叫んでいる!
[k]
[bgm BGM_EVENT_24 0.4 0.5]
[se bac72]
[effect bit_talk_41]
[messageOff]
[fadeout white 0.25]
[wait fade]
[charaFadeout F 0.1]
[effectStop bit_talk_41]
[se ad197]
[seVolume ad197 0 0.25]
[charaTalk D]
[charaFace D 2]
[seStop ad197]
[charaFadein D 0.1 1]
@レオニダス
ぬかせぃ化け物![r]力を以て事を成すなどペルシア王だけで十分!
[k]
@レオニダス
苦情、主張があるのならまず話し合い![r]その為ならば我ら三百兵、一丸となって機を刻もう!
[k]
[charaEffect D bit_talk_21]
@レオニダス
行くぞ[se ad153][seVolume ad153 0 0.25]友よ、[#魂:いのち]を此処に[line 3][r][#炎門のぉ、守護者:テルモピュライィ・エノモタイア]ァァァア!
[k]
[messageOff]
[se ad81]
[seStop ad153 0.5]
[wt 2.0]
[charaFace D 5]
[fadein white 1.5]
[wt 1.0]
[charaEffectStop D bit_talk_21]
[wait fade]
[bgm BGM_EVENT_24 0.4]
[wt 0.4]
[charaFace D 0]
@レオニダス
フゥゥゥゥゥゥウ[line 6]
[k]
@レオニダス
……よろしい。[r]何とか、間に合ったよう、ですな[line 3]
[k]
[charaFadeout D 0.1]
[charaTalk A]
[charaFace A 1]
[charaFadein A 0.1 1]
@マシュ
レオニダス王……![r]城門から駆けつけてくれたのですね!
[k]
[bgmStop BGM_EVENT_24 0.4]
[charaFace A 6]
@マシュ
[line 3]嘘。そんな。
[k]
[charaFadeout A 0.1]
[charaTalk off]
[charaTalk depthOff]
[bgm BGM_EVENT_5 0.1]
[se ad198]
[charaFadein D 0.1 1]
[charaFadein E 0.1 1]
[wt 0.4]
[charaChange D 98106800 0 fade 0.7]
[wt 0.1]
[se ad148]
[wt 0.4]
@レオニダス
……致し方ありません。[r]我らが盾は、ただ頑丈なだけの盾。
[k]
@レオニダス
綺羅星の如き英雄たちが持つものとは違います。[r]当然、防げるのは物理だけです。
[k]
[charaFadeout D 0.1]
[charaFadeout E 0.1]
[wt 0.1]
[messageOff]
[charaFace A 19]
[charaFadein A 0.1 1]
[wt 1.5]
[charaFadeout A 0.1]
[charaTalk D]
[charaFadein D 0.1 1]
@レオニダス
ですが、物理的な熱線であれば返せるというもの。[r][line 3]骨身に染みましたかな、ギリシャの古き女神。
[k]
@レオニダス
かつて女神アテナによってその身を怪物に変えられ、[r]人々に迫害され、多くの英雄を殺したもの。
[k]
@レオニダス
形のない島の三姉妹のなれの果て[line 3]いえ。[r]複合神性、大魔獣ゴルゴーンよ。
[k]
[charaFadeout D 0.1]
[wt 0.1]
[charaSet F 98107000 1 ティアマト]
[charaScale F 1.01]
[messageOff]
[charaFace F 0]
[charaFadein F 0.4 1]
[se ad137]
[wt 1.0]
@ティアマト
……レオニダス王か。[r]我が熱視を返し、忌まわしい名を口にしたな。
[k]
@ティアマト
だが、御身であればこれ以上の罪は問わん。[r]棄てられながら、何一つ捨てなかった炎の王よ。
[k]
@ティアマト
せめて勇者として砕け散れ。[r]人の世の終わりを見ぬまま、な。
[k]
[charaFadeout F 0.1]
[charaSet E 98106800 1 レオニダス2]
[charaTalk D]
[charaFadein D 0.1 1]
[charaFadein E 0.1 1]
@レオニダス
[line 3]ふ。それは有り得ない。[r]我が魂同様、人の世は不滅なれば。
[k]
[wt 0.2]
[messageOff]
[charaChange D 98106810 0 fade 1.5]
[se ad148]
[wt 1.2]
[charaFadeout E 0.1]
[wt 0.7]
[charaSpecialEffect D erasure 1 1.7]
[se ad149]
[wait charaSpecialEffect D]
[wt 2.0]
[charaSet F 98106900 1 ティアマト]
[charaScale F 1.01]
[charaTalk on]
[charaTalk depthOn]
[charaTalk F]
[charaFace F 0]
[charaFadein F 0.1 1]
@ティアマト
それこそ有り得ぬ。[r]もはや人間の世界は終わる。
[k]
[charaFace F 3]
@ティアマト
最強の守りである貴様が、[r]こうして無駄死にしたのだから!
[k]
@ティアマト
声をあげよ、魔獣たちよ![r]もはや刻限を待つまでもない!
[k]
@ティアマト
私自らがウルクに攻め入り、王を殺す![r]憎しみのまま、逃げ延びた人間どもを蹂躙するがいい!
[k]
[bgmStop BGM_EVENT_5 0.4]
[charaFadeout F 0.1]
[messageOff]
[se ad21]
[se ad23]
[wt 0.5]
[bgm BGM_EVENT_24 0.1]
[wt 1.5]
[charaTalk B]
[communicationCharaLoop 98003003 1 5 0 2]
Dr.ロマン
な、あのティアマト、いや女神ゴルゴーンか!?[r]ああもうややこしい!
[k]
Dr.ロマン
あれほど[%1][&君:ちゃん]を[r]狙っていたのにもう見向きもしないぞ!?
[k]
Dr.ロマン
このまま、魔獣たちと一緒に進軍する気だ!
[k]
[communicationCharaClear]
[wait communicationChara]
[charaTalk C]
[charaFace C 5]
[charaFadein C 0.1 1]
@マーリン
……残念だがそのようだね。[r]レオニダス王の言葉で冷静になってしまったか……
[k]
@マーリン
人間だって足下の蟻に気はとめないものだ。[r]あの女神はこのままウルクを目指すだろう。
[k]
@マーリン
それを止める術は、今の私たちにはない。[r]このまま、気まぐれで踏み潰されないよう祈るぐらいだ。
[k]
[charaFadeout C 0.1]
[charaTalk A]
[charaFace A 15]
[charaFadein A 0.1 1]
@マシュ
そんな……そんな事は……!
[k]
@マシュ
牛若丸さん、レオニダス王に助けられたのに、[r]わたしたちには何もできないなんて……!
[k]
[charaFadeout A 0.1]
[bgmStop BGM_EVENT_24 0.7]
[charaTalk G]
[charaFace G 5]
[charaFadein G 0.1 1]
@エルキドゥ
お待ちください。[r]それは短気にすぎませんか、母上。
[k]
[charaFadeout G 0.1]
[charaTalk F]
[charaFace F 2]
[charaFadein F 0.1 1]
@ティアマト
なに?
[k]
[charaFadeout F 0.1]
[bgm BGM_EVENT_5 0.1]
[charaTalk G]
[charaFace G 0]
[charaFadein G 0.1 1]
@エルキドゥ
ボクらにとってウルク攻めなぞ途中経過にすぎない。[r]真の問題は人間ではなく他の女神でしょう?
[k]
@エルキドゥ
ウルクを落とせば同盟は破却される。[r]第二世代は、その後に来る戦いの備えです。
[k]
@エルキドゥ
鮮血神殿で誕生を待つ十万の子供たち。[r]彼らの誕生まで、女神同盟は続けなくては。
[k]
[charaFace G 7]
@エルキドゥ
それに、このような結末では[#溜飲:りゅういん]が下がりません。[r]……人間はゆっくり苦しめるべきです。
[k]
@エルキドゥ
彼らは獣たちから土地を奪い、子を奪い、[r]母上を迫害し、何もかもを忘れ去った[line 3]
[k]
@エルキドゥ
憎しみの炎とは、相手がいなければ燃えぬもの。[r]貴女の憎悪を、こんな簡単に棄てていい筈がない。
[k]
[charaFace G 5]
@エルキドゥ
……母上はもはやギリシャの女神ではない。[r]このメソポタミア世界の神、ティアマト神の化身なのです。
[k]
@エルキドゥ
ですので、どうかお考えを。[r]御身の鮮血神殿に戻られよ。
[k]
[charaFadeout G 0.1]
[charaTalk F]
[charaFace F 2]
[charaFadein F 0.1 1]
@ティアマト
…………。
[k]
[charaFadeout F 0.1]
[wt 0.1]
[shake 0.05 0 5 0.7]
[se ad34]
[se ad57]
[wt 0.7]
[seStop ad57]
[charaTalk F]
[charaFace F 2]
[charaFadein F 0.1 1]
@ティアマト
……我が息子の[#寛容:かんよう]に感謝するのだな、人間ども。[r]だが滅びの運命は変わらぬ。
[k]
@ティアマト
これより十の夜明けの後、我らはウルクを滅ぼす。[r]命が惜しくば地の果てまで逃げるがいい。
[k]
[charaFace F 0]
@ティアマト
逃げられれば、の話だが。[r]神殿に息づく我が魔獣の数は十万を超える。
[k]
@ティアマト
人類はただ殺すだけでは飽き足らぬ。[r]せいぜい自分だけは、と[#励:はげ]むがいい。
[k]
[charaFace F 3]
@ティアマト
恐怖に溺れ、同胞を蹴落とし、疑心に狂い[line 3][r]人獣に身を落とした後、惨たらしく殺してやろう……!
[k]
[charaMove F 0,-100 0.4]
[se ad10]
[charaFadeout F 0.4]
[shake 0.05 0 6 0.4]
[wt 0.4]
[messageOff]
[shake 0.05 0 4 0]
[se ad14]
[wt 2.5]
[seStop ad14 1.5]
[shake 0.05 0 2 0.5]
[wt 1.5]
[charaTalk G]
[charaFace G 5]
[charaFadein G 0.4 1]
@エルキドゥ
……ふう。なんとか帰ってくれたか。[r]聞き分けのない親を持つと苦労する。
[k]
@エルキドゥ
これは人間もボクらも変わらない。子は親を選べない[r]からね。そう思わないかい、[%1]
[k]
1どういうつもり[&だ:]……?
[charaFace G 7]
@エルキドゥ
どういうつもりも何も、キミたちを助けてあげたのさ。[r]流石に、これで終わりは呆気ないだろう?
[k]
@エルキドゥ
母上にとってキミたちは駆除すべき害虫であり、[r]注意を払うのは他の女神だ。
[k]
@エルキドゥ
そして他の二柱の女神は、[r]どうも人間を有効利用しようとしている節がある。
[k]
@エルキドゥ
だから人間を皆殺しにしてしまうと、[r]二柱の女神たちが本気になってしまう可能性が高い。
[k]
@エルキドゥ
ボクはティアマト神に仕えるもの。[r]だから万全を期して、もう少し人間を生かしておくのさ。
[k]
1[&おまえ:アナタ]は何者な[&んだ:の]
[charaFace G 7]
@エルキドゥ
ああ、それももう隠す必要がないね。[r]ボクも魔獣同様、母に作られた存在だ。
[k]
@エルキドゥ
母を棄てたキミたち旧人類を滅ぼし、[r]キミたちにかわって世界を統べるヒトのプロトタイプ。
[k]
@エルキドゥ
原初の女神、偉大なるティアマトに作られた新人類。[r]その真名を、[#キングゥ]と言う。
[k]
[charaFadeout G 0.1]
[charaTalk B]
[communicationCharaLoop 98003003 1 5 0 5]
Dr.ロマン
キングゥ……!
[k]
Dr.ロマン
創世神話において、[r]ティアマト十一の子供たちを率いた神の名か……!
[k]
[communicationCharaClear]
[wait communicationChara]
[charaTalk G]
[charaFace G 7]
[charaFadein G 0.1 1]
Gキングゥ
そう。でも生まれ変わりとか、[r]そんな馬鹿げた話じゃない。
[k]
[charaFace G 5]
Gキングゥ
キングゥ神はマルドゥーク神を恐れ、[r]逃げ出した失敗作だ。再利用する必要性がまるでない。
[k]
[charaFace G 7]
Gキングゥ
けどボクは違う。神々の最高傑作であるエルキドゥを[r]モデルにして作られた完全な存在[line 3]
[k]
Gキングゥ
完璧な、[#次の人間]としてデザインされた。
[k]
[charaFace G 1]
Gキングゥ
なのでここに保証しよう。[r]人類は滅びない。人理はここから再開される。
[k]
Gキングゥ
キミたち人間が衰退した後、ボクが次のヒトとなる。[r]キミたちの歴史はボクたちが受け継ごう。
[k]
[charaFace G 8]
Gキングゥ
だから安心して滅びるがいい。[r]無に還る歓びが、キミたちに与えられた最期の救いだ。
[k]
[messageOff]
[wt 0.4]
[charaSpecialEffect G erasureReverse 1 0.1]
[charaEffect G bit_talk_21]
[se ad73]
[wt 0.1]
[charaEffectStop G bit_talk_21]
[wt 0.7]
[se ad136]
[wt 0.7]
[seStop ad136 0.8]
[wt 2.0]
[bgmStop BGM_EVENT_5 2.0]
[fadeout black 2.0]
[wait fade]
[charaSet D 3006001 1 弁慶]
[charaSet E 4014001 1 牛若丸]
[charaSet F 98106000 1 キングゥ]
[charaSet G 98107500 1 ウルク兵士]
[charaSet H 98016000 1 ウルク兵士]
[wt 2.5]
[scene 32930]
[bgm BGM_EVENT_11 0.1]
[fadein black 2.0]
[wait fade]
[charaTalk G]
[charaFace G 0]
[charaFadein G 0.1 1]
Gウルク兵士
レオニダス様が……この北壁を守り続けた指揮官が、[r]亡くなられてしまった……
[k]
Gウルク兵士
魔獣たちは増える一方……[r]そして敵はティアマト神……
[k]
Gウルク兵士
ついに終わりだ……[r]あと十日で、メソポタミアは崩壊する……
[k]
[charaFadeout G 0.1]
[charaTalk D]
[charaFace D 4]
[charaFadein D 0.1 1]
@弁慶
…………ここにおられましたか。[r]レオニダス殿は……やはり、逝かれましたか。
[k]
@弁慶
…………拙僧も[#暇:いとま]をいただきます。[r]ギルガメッシュ王には期待に添えず済まない、と。
[k]
1弁慶、どうして
[charaFace D 4]
@弁慶
……拙僧は……いや、私はまた、同じ事を繰り返した。
[k]
2……牛若丸の事……
[charaFace D 4]
@弁慶
……如何にも。
[k]
[charaFace D 4]
@弁慶
あの魔獣の女神が現れた時、[r]義経様は脇目もふらず貴方がたを救わんと駆けだした。
[k]
@弁慶
しかし、私には出来なかった。[r]……義経様に追いつけなかったのではない。
[k]
@弁慶
踏み出す足が一瞬、止まったのです。
[k]
@弁慶
あの女神には敵わない。[r]勝てる相手ではないと自らを守ってしまった。
[k]
@弁慶
その結果、私はまたも義経様を一人で送り出してしまった。[r]最期の戦いに向かう主君から逃げ出したのです。
[k]
@弁慶
……やはり私は武蔵坊に及ばぬ臆病者。[r]もはや、戦う意義を見いだせませぬ。
[k]
[se ad173]
[charaFadeout D 0.7]
[wt 0.7]
[charaTalk A]
[charaFace A 14]
[charaFadein A 0.1 1]
[seStop ad173 0.7]
@マシュ
そ、そんな事はありません![r]わたしたちには弁慶さんの力が必要です!
[k]
[charaFadeout A 0.1]
[charaTalk depthOff]
[charaDepth D 0]
[charaDepth A 1]
[charaTalk D]
[charaFace A 14]
[charaFadein A 0.1 2]
[charaFace D 0]
[charaFadein D 0.4 0]
@弁慶
………それは買いかぶりというもの。
[k]
@弁慶
私のような愚か者は荒野で魔獣どもと戦い、[r]野垂れ死ぬのが相応しい末路でござろう……
[k]
[messageOff]
[charaFadeout D 0.4]
[se ad173]
[seStop ad173 2.5]
[wt 1.5]
[charaFadeout A 0.1]
[charaTalk depthOn]
[charaTalk A]
[charaFace A 4]
[charaFadein A 0.1 1]
@マシュ
…………弁慶さん、行ってしまいました…………。[r]牛若丸さんが戦われた、ニップル市の跡に……
[k]
[charaFadeout A 0.1]
[charaTalk C]
[charaFace C 0]
[charaFadein C 0.1 0]
[charaFace A 4]
[charaFadein A 0.1 2]
@マーリン
そのようだね。彼の脱落は戦力的に痛いが、[r]本人にやる気がないのではしょうがない。
[k]
@マーリン
魂の抜けた死人に戦え、と言う方が愚かだ。[r]今は戦えない戦士より、戦える戦士を探さないとね。
[k]
[messageOff]
[charaTalk A]
[charaFace A 14]
[wt 1.0]
[charaTalk C]
[charaFace C 1]
@マーリン
そう怖い顔しない。[r]私だって弁慶殿の心情は理解できる。
[k]
@マーリン
でも、あそこを見てごらん。
[k]
[bgmStop BGM_EVENT_11 0.7]
[messageOff]
[wipeout rectangleStripRightToLeft 0.4 1]
[wait wipe]
[charaFadeout C 0.1]
[charaFadeout A 0.1]
[scene 34500]
[wt 0.4]
[wipein rectangleStripLeftToRight 0.4 1]
[wait wipe]
[bgm BGM_EVENT_3 0.1]
[charaTalk H]
[charaFace H 0]
[charaFadein H 0.1 1]
Hウルク兵士
ばかもの、何を塞ぎ込んでいるっ![r]ティアマト神は去ったが魔獣どもはまだ残っている!
[k]
Hウルク兵士
であればやる事は一つ![r]生存者を確認し、負傷者を救護し、隊を再編する!
[k]
Hウルク兵士
城壁を防ぎ、武器を整え、筋肉を鍛える![r]それが、レオニダス殿が我らに叩き込んだ日常である!
[k]
[charaMove H 0,-10 0.5]
Hウルク兵士
う、ぐっ……![charaMove H 0,0 0.4][wt 0.4][r]あの方は、如何なる時も弱音を吐かなかった!
[k]
Hウルク兵士
どのような死地、どのような劣勢でも[r]“自分に出来る事”を放棄しなかった!
[k]
Hウルク兵士
“何も空を飛べ、などと言っているのではありません。[r][f small] [f -]煉瓦を手に取り、ここに並べる”
[k]
Hウルク兵士
“それは誰にでもできて、最も重要な事なのです”[r]あの方は! それを最期までやり通した!
[k]
[charaFadeout H 0.1]
[charaTalk G]
[charaFace G 0]
[charaFadein G 0.1 1]
Gウルク兵士
それは……それは……[r]……そうだ。そうだな。それがここの誇りだった。
[k]
Gウルク兵士
レオニダス殿だけの誇りじゃない。[r]オレたち全員の誇りだった……!
[k]
[charaFadeout G 0.1]
[bgmStop BGM_EVENT_3 0.3]
[wt 0.4]
[bgm BGM_EVENT_4 0.1]
[charaTalk H]
[charaFace H 0]
[charaFadein H 0.1 1]
Hウルク兵士
そうだとも![r]では、今すぐ部隊を再編する!
[k]
Hウルク兵士
あの怪物に溶かされたのは城壁の一部だ。[r]内側の工作班を引っ張り出して修復工事!
[k]
Hウルク兵士
技術者には今回の顛末を包み隠さず打ち明けろ![r]再度の襲来に備え、対策を立てなければならん!
[k]
[messageOff]
[wipeout rectangleStripLeftToRight 0.4 1]
[wait wipe]
[charaFadeout H 0.1]
[charaTalk A]
[charaFace C 0]
[charaFadein C 0.1 0]
[charaFace A 6]
[charaFadein A 0.1 2]
[scene 32930]
[wt 0.4]
[wipein rectangleStripRightToLeft 0.4 1]
[wait wipe]
@マシュ
[line 3]皆さん。[r]あんなに塞ぎ込んでいたのに、もう……!
[k]
[charaFace C 1]
@マーリン
ああ。彼らだって恐怖を飲み込んで立ち上がっている。[r]私たちだって塞ぎ込む訳にはいかない。
[k]
[charaFadeout C 0.1]
[charaFadeout A 0.1]
[charaTalk B]
[communicationCharaLoop 98003003 1 5 0 0]
Dr.ロマン
……そうだね。[r]あんなものを見せられて挫けない人たちがいるんだ。
[k]
Dr.ロマン
あの武蔵坊弁慶が、[r]そんな彼らを見て立ち上がらない筈がない。
[k]
[communicationCharaClear]
[wait communicationChara]
[charaTalk C]
[charaFace C 1]
[charaFadein C 0.1 1]
@マーリン
ああ。今は時間が必要なだけで必ず復帰するだろう。
[k]
@マーリン
それまでこちらはこちらで対策を進めなくてはね。[r]まずはキャスパリーグが転移させたアナと合流する。
[k]
@マーリン
その後はウルクに戻ってギルガメッシュ王に報告だ。[r]今回失ったものも大きいが、得たものも大きい。
[k]
[charaFace C 0]
@マーリン
魔獣の女神の真名と、その正体。[r]その息子を名乗るキングゥ。そして魔術王の聖杯の在りか。
[k]
@マーリン
これだけの情報があれば次の手も考えられる。[r][line 3]状況はようやく折り返しだ。
[k]
[charaFace C 1]
@マーリン
ここまでやられてばかりだったが、[r]そろそろ反撃の[#狼煙:のろし]をあげよう。
[k]
@マーリン
そうだろう、カルデアの[%1][r]後半に盛り返すのがキミ流の戦いだと見てきたが?
[k]
1[line 3]もちろん、ここからです……!
[charaFadeout C 0.1]
[charaTalk A]
[charaFace A 13]
[charaFadein A 0.1 1]
@マシュ
はい! お供します、マスター!
[k]
2出来れば序盤から勝ちたいです……
[charaFadeout C 0.1]
[charaTalk B]
[communicationCharaLoop 98003003 1 5 0 1]
Dr.ロマン
ははは。それはこっちも気が楽になるけど、[r]その為にはもうちょっと、
[k]
Dr.ロマン
[%1][&君:ちゃん]には[r]成長してもらわないとね!
[k]
[messageOff]
[bgmStop BGM_EVENT_4 1.5]
[fadeout black 1.5]
[wait fade]
[charaFadeout A 0.1]
[communicationCharaClear]
[wait communicationChara]
[wt 2.0]
[scene 32500]
[fadein black 1.5]
[wait fade]
[bgm BGM_EVENT_5 0.1]
[wt 0.7]
[charaTalk E]
[charaFace E 5]
[charaFadein E 0.4 1]
@牛若丸
……ここは……私は、まだ消えていないのか……[r]体は無事だ。しかし手足は……
[k]
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[wt 0.7]
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[wt 1.0]
[charaFace E 4]
@牛若丸
……壁と一体化しているのか。[r]これでは逃げる事も、死ぬ事もできないが……
[k]
[charaFadeout E 0.1]
[wt 0.1]
G
[FFFFFF]? この先? この先に行けばいいの?[-][r]そうすれば外に出られるの?
[k]
F
そうだ。神殿を出た先には湖がある。[r]黒い杉じゃなく、普通の杉を目印に行けばいい。
[k]
F
その後は知らない。[r]けど、十日ぐらいなら湖に残っていれば生き残れる。
[k]
F
魔獣に見つからないよう街を目指すか、[r]湖で最後を迎えるかは、キミたちの自由だ。
[k]
G
……うん。ありがとう、お兄ちゃん。[r]もし良かったら会いに来てね。
[k]
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[charaTalk E]
[charaFace E 5]
[charaFadein E 0.1 1]
@牛若丸
今のは……
[k]
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[charaFadeout E 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk F]
[charaFace F 1]
[charaFadein F 0.4 1]
@キングゥ
おや。もう目が覚めたのかい?[r]さすがはサーヴァント、頑丈さは魔獣並だ。
[k]
[charaFadeout F 0.1]
[charaTalk E]
[charaFace E 5]
[charaFadein E 0.1 1]
@牛若丸
緑の髪、美しい顔立ち……貴様がエルキドゥか。[r]こうして顔を見るのは初めてだ。
[k]
@牛若丸
しかし醜悪な風景だ。ここが貴様らの本拠地だと[r]いうのなら、私を捕虜にしたのは[#その為]か?
[k]
[charaFadeout E 0.1]
[charaTalk F]
[charaFace F 7]
[charaFadein F 0.1 1]
@キングゥ
理解が早くて助かるよ。[r]見ての通り、ここは『工場』だ。
[k]
@キングゥ
ティアマトの魔獣はみな一つの母体から生まれる。[r]でも、それだと限界があるだろう?
[k]
[charaFace F 3]
@キングゥ
より多くの数、より多くの種類を望むのなら、[r]それだけ大きな『母胎』が必要になるものだ。
[k]
@キングゥ
この神殿はそうやって出来あがった。
[k]
[charaFace F 7]
@キングゥ
肉ひとつで出来る魔獣はウリディンムが三体ほど。[r]一方、ウガルを作りたければ肉が三つ必要になる。
[k]
[charaFadeout F 0.1]
[charaTalk E]
[charaFace E 5]
[charaFadein E 0.1 1]
@牛若丸
……なるほど。[r]ティアマトの子供たちと言っておきながら、酷いものだ。
[k]
@牛若丸
何しろ兵隊ですらなかった。[r]貴様にとっては、使い捨ての道具でしかなかった訳だ。
[k]
[messageOff]
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[wt 0.7]
[charaFace E 5]
@牛若丸
ぐっ……!
[k]
[charaFadeout E 0.1]
[charaTalk F]
[charaFace F 1]
[charaFadein F 0.1 1]
@キングゥ
ああゴメン、手が勝手に動いてしまった。[r]内臓をこぼしてしまったけど大丈夫かな?
[k]
@キングゥ
うんうん。お互い不注意が過ぎてしまったね。
[k]
@キングゥ
ボクは簡単に動くこの腕を。[r]キミは生意気なその口の利き方に気をつけよう。
[k]
[charaFace F 0]
@キングゥ
もっとも、もうじきキミも『彼ら』と同じになる。
[k]
@キングゥ
そのお腹に卵を植え付ければ、[r]手足から少しずつ変わっていく。
[k]
@キングゥ
脳だけは最後まで変わらないのがせめてもの救いだ。[r]最後の瞬間まで自分を認識できるんだから。
[k]
[charaFadeout F 0.1]
[charaTalk E]
[charaFace E 5]
[charaFadein E 0.1 1]
@牛若丸
ほう。貴様も、その母上とやらも頭が悪いと見える。[r]自我を最後まで残すなど、下策も下策。
[k]
@牛若丸
魔獣に成りはてた手足を用い、[r]最後の一秒まで造反する者が後を絶たなかったろうに。
[k]
[charaFadeout E 0.1]
[charaTalk F]
[charaFace F 7]
[charaFadein F 0.1 1]
@キングゥ
ああ、その通りさ。[r]でも心配には及ばない。
[k]
@キングゥ
素材になったモノは、末端から溶けていくからね。[r]最終的にはウジのような手足になる。
[k]
@キングゥ
そうしてドロドロの液体になった後、[r]キミたちは各魔獣の調整槽に投入される。
[k]
@キングゥ
造反はいくらでもしていい。[r]脳内で精一杯の妄想として。それぐらいの夢は与えるよ。
[k]
[charaFadeout F 0.1]
[charaTalk E]
[charaFace E 5]
[charaFadein E 0.1 1]
@牛若丸
[line 4]そうか。[r]その割りには甘いようだが。
[k]
[charaFadeout E 0.1]
[charaTalk F]
[charaFace F 5]
[charaFadein F 0.1 1]
@キングゥ
なに?
[k]
[charaFadeout F 0.1]
[charaTalk E]
[charaFace E 5]
[charaFadein E 0.1 1]
@牛若丸
子供だけなぜ逃がした。[r]与えるのは夢だけではなかったか?
[k]
[charaFadeout E 0.1]
[charaTalk F]
[charaFace F 5]
[charaFadein F 0.1 1]
@キングゥ
価値観の違いさ。[r]ボクには母上のような怨念はない。
[k]
@キングゥ
ボクが殺すものは脅威だけだ。人間の兵士を殺すのは[r]彼らがボクにとって脅威になり得るからだ。
[k]
@キングゥ
けど幼い個体……子供はまだ脅威にはなりえない。[r]だから、[#ここで殺す理由がない]。
[k]
[charaFadeout F 0.1]
[charaTalk E]
[charaFace E 0]
[charaFadein E 0.1 1]
@牛若丸
しかし、[#生かす理由もなかろう]。
[k]
@牛若丸
意識はしておらずとも、貴様はあの幼子の救いを[r]求める声を聞き、これに応えた。
[k]
[charaFace E 1]
@牛若丸
人類の敵が呆れたものだ。[r]外道を気取っておきながら非道になりきれない。
[k]
@牛若丸
そのような者をなんと言うか知っているか?[r]愚かな道化と、戦場で笑われるのだ。
[k]
[charaFadeout E 0.1]
[messageOff]
[charaTalk F]
[charaFace F 10]
[charaFadein F 0.1 1]
[wt 1.5]
[charaFace F 5]
@キングゥ
……そうか。[r]どうやらキミには特別、重い処置が必要なようだ。
[k]
@キングゥ
卵を植え付けるのは止めにするよ。[r]その代わり、キミには母さんの所に行ってもらおう。
[k]
@キングゥ
ティアマト神の真なる権能は“生命の海”。[r]その海に落ちたものは“元のまま”ティアマトの子供になる。
[k]
@キングゥ
サーヴァントであれ例外はない。[r]言ってしまえば霊基を汚染する黒い泥さ。
[k]
@キングゥ
原初の生命。混沌の海。[r]魔術世界においては聖杯の泥と呼ばれるもの。
[k]
@キングゥ
これを、魔術王はケイオスタイドと名付けていた。
[k]
[charaFace F 7]
@キングゥ
楽しみになってきたよ牛若丸。[r]キミは一体、どんな怪物にされるのだろうね?
[k]
[wt 0.2]
[messageOff]
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[wait fade]
[wt 0.4]
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