fgo-game-data/ScriptActionEncrypt/03/0300010810.txt
2020-06-01 18:51:19 +00:00

1690 lines
36 KiB
Plaintext
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03-00-01-08-1-0
[soundStopAll]
[charaSet A 98001000 1 マシュ]
[charaSet B 1098124500 1 ダ・ヴィンチ]
[charaSet C 5036001 1 アヴィケブロン]
[charaSet D 9005001 1 ホームズ]
[charaSet E 1098123200 1 ゴルドルフ]
[charaSet F 1098124400 1 皇女]
[charaSet G 1098127800 1 カドック]
[charaSet H 5009000 1 エフェクト用ダミー]
[se ad8]
[scene 51600]
[fadein black 1.0]
[wait fade]
[wt 1.0]
1[%1]帰還しました
[wt 0.7]
[charaTalk A]
[charaFace A 7]
[charaFadein A 0.1 1]
@マシュ
マシュ・キリエライト帰還しました。
[k]
[bgm BGM_EVENT_77 0.1]
[charaFadeout A 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk B]
[charaFace B 0]
[charaFadein B 0.1 1]
@ダ・ヴィンチ
二人ともおかえり~![r]そして初めまして、アヴィケブロン君!
[k]
[charaFace B 10]
@ダ・ヴィンチ
かの名高きゴーレムマスターに会えて嬉しいな![r]どんな状況でも芸術家魂だけは消えないからね☆
[k]
[charaFadeout B 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk C]
[charaFace C 0]
[charaFadein C 0.1 1]
@アヴィケブロン
そうか。こちらこそ、こうして言葉を[r]かわせて光栄だ、レオナルド・ダ・ヴィンチ。
[k]
@アヴィケブロン
かの万能の天才にそこまで無邪気に[r]歓迎されると、少々面映ゆいが。
[k]
@アヴィケブロン
さて、帰還させた理由は状況報告[line 3][r]以外にも何かありそうだな。
[k]
[charaFadeout C 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk B]
[charaFace B 0]
[charaFadein B 0.1 1]
@ダ・ヴィンチ
ああ。そろそろ診察の時間だからね。[r]マシュ。わかっているね?
[k]
[charaFadeout B 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk depthOff]
[charaDepth A 2]
[charaDepth B 1]
[charaTalk A]
[charaFace B 0]
[charaFadein B 0.1 0]
[charaFace A 6]
[charaFadein A 0.1 2]
@マシュ
あ[line 3]は、はい![r]すみません、失念していました……!
[k]
[charaFace B 17]
@ダ・ヴィンチ
だと思った。まったく。緊急時とはいえ、[r]また武装してしまっただろう?
[k]
[charaFace B 25]
@ダ・ヴィンチ
本来ならすぐに診察したかったけど、[r]そんな余裕もなかったからね。
[k]
[charaFace B 0]
@ダ・ヴィンチ
じゃ、診察室に行こう。[r]ホームズ、[%1]を頼むよ。
[k]
[messageOff]
[charaFadeout B 0.4]
[charaFadeout A 0.4]
[wt 0.7]
[wt 1.0]
[charaDepth E 10]
[charaTalk D]
[charaFace E 0]
[charaFadein E 0.1 0]
[charaFace D 0]
[charaFadein D 0.1 2]
@ホームズ
心得た。[r]それではゴルドルフ新所長。
[k]
@ホームズ
持ち帰ってきた情報を基に、[r]次の一手を考えましょうか。
[k]
[charaFace E 4]
@ゴルドルフ
あ、う、うむ。[r]……次も何も、どうすりゃいいのだ?
[k]
@ホームズ
ええ、まずは[line 3]
[k]
[messageOff]
[fadeout black 1.5]
[bgmStop BGM_EVENT_77 1.5]
[wait fade]
[charaFadeout E 0.1]
[charaFadeout D 0.1]
[scene 53600]
[wt 1.0]
[fadein black 1.0]
[wait fade]
[bgm BGM_EVENT_7 0.1]
[charaTalk B]
[charaFace B 6]
[charaFadein B 0.1 1]
@ダ・ヴィンチ
はーい、メディカルチェック終了~☆[r]これといって異常はないよ。
[k]
@ダ・ヴィンチ
[#霊基活動:サーヴァント]としては不安定すぎるが、[r]人体としては問題なし、むしろ健康的すぎるかも、さ。
[k]
[charaFace B 28]
@ダ・ヴィンチ
カルデアでは人間の肉体とサーヴァントの霊基が[r]不成立を起こして自家中毒状態にあったけど、
[k]
@ダ・ヴィンチ
それも、虚数空間での航海中ですっかり解決だ。[r]さっすが私、医療技術も完璧だね!
[k]
[charaFadeout B 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk A]
[charaFace A 12]
[charaFadein A 0.1 1]
[bgmStop BGM_EVENT_7 0.5]
@マシュ
………………。[r]あの。ダ・ヴィンチ、技術顧問。
[k]
@マシュ
少し、お話をしてよいでしょうか?
[k]
[charaFadeout A 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk B]
[charaFace B 6]
[charaFadein B 0.1 1]
@ダ・ヴィンチ
おや。これは深刻な話かな?[r]じゃ、ちょっと私も座ろうかな。
[k]
[messageOff]
[wipeout rollRight 1.0 1.0]
[wait wipe]
[charaFace B 25]
[wt 0.5]
[wipein rollLeft 1.0 1.0]
[wt 0.3]
[bgm BGM_EVENT_81 0.1]
[wait wipe]
@ダ・ヴィンチ
さて。改まって何の話だろう。[r]力になれるジャンルならいいんだけど。
[k]
[charaFadeout B 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk A]
[charaFace A 4]
[charaFadein A 0.1 1]
@マシュ
…………。
[k]
[charaFace A 7]
@マシュ
……率直に質問します。[r]わたしはあと何回、サーヴァントとして戦えるのかを。
[k]
@マシュ
自分がもうデミ・サーヴァントとして活動できない事は[r]分かっているのです。
[k]
@マシュ
でも、今は“戦えない”ですむ状況ではありません。[r]無茶をしてでも、わたしはもう一度前に出ないと……
[k]
[charaFace A 6]
[bgmStop BGM_EVENT_81 0.5]
@マシュ
ダ・ヴィンチ技術顧問?
[k]
[charaFadeout A 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk B]
[charaFace B 14]
[charaFadein B 0.1 1]
@ダ・ヴィンチ
うーん……う[line 3]ん…………
[k]
[charaFace B 34]
@ダ・ヴィンチ
ううーん、むむむ[line 4]ん!
[k]
[charaFace B 32]
@ダ・ヴィンチ
ううぅ[line 3]ん![r]いいや、遠回しな返答も隠し事もやめやめ!
[k]
[charaFace B 0]
[bgm BGM_EVENT_81 0.1]
@ダ・ヴィンチ
あと何回か、なんて質問は不適切だ。[r]キミはもう何度でも戦える。
[k]
@ダ・ヴィンチ
一年をかけて眠らせていた霊基を[r]呼び起こしてしまったからね。
[k]
@ダ・ヴィンチ
雪原での戦いもサーヴァントとして出力こそ[r]落ちていたものの、痛みはあまりなかっただろう?
[k]
@ダ・ヴィンチ
それはキミの肉体が、再びデミ・サーヴァントで[r]ある事を許容したからだ。
[k]
@ダ・ヴィンチ
本当に、後は気持ちの問題なんだよ。[r]でもまあ、これが一番大きな問題なんだけどね。
[k]
[charaFadeout B 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk A]
[charaFace B 0]
[charaFadein B 0.1 0]
[charaFace A 6]
[charaFadein A 0.1 2]
@マシュ
そ、そうなのですか……?[r]わたしはその、ギャラハッドさんがもう……
[k]
[charaFace A 4]
@マシュ
……もう。わたしには資格がない、とご判断されて、[r]去って行ってしまったのだとばかり……
[k]
[charaFace B 5]
[bgmStop BGM_EVENT_81 0.5]
@ダ・ヴィンチ
うん、そうだろうね。[r]そこは私も大いに怒っている。
[k]
[bgm BGM_EVENT_79 0.1]
@ダ・ヴィンチ
時間神殿での戦いから一年。[r]一年かけた診察ではっきりと分かった事がある。
[k]
@ダ・ヴィンチ
英霊ギャラハッドは、もうキミに力を貸していない。[r]聖騎士とまで言われた男は、キミという責任を放棄した。
[k]
@ダ・ヴィンチ
有り体に言うと、[r]『もう自分の力は貸さない。後はかってにやれ』
[k]
@ダ・ヴィンチ
なんて言うかのように、[r]完全に消えてしまったのさ。
[k]
[charaFace A 6]
@マシュ
[line 3]で、でも、わたしは武装できましたが……
[k]
[charaFace B 0]
@ダ・ヴィンチ
ああ。だってキミとギャラハッドは別のものだ。[r]ギャラハッドは単に、キミに力のモデルを貸しただけだ。
[k]
@ダ・ヴィンチ
キミはあの戦いを通して、[r]ひとりの“盾の騎士”として成長した。
[k]
[charaFace B 8]
@ダ・ヴィンチ
キミに憑依・融合し、その霊基を譲り渡した英霊と、[r]いまここにいるキミは、もう別の存在だ。
[k]
@ダ・ヴィンチ
ギャラハッドの反応はもうないが、キミの体は[r]デミ・サーヴァントとしてもう成立してしまった。
[k]
@ダ・ヴィンチ
分かるかな。キミが武装する事でダメージをおったり、[r]霊基出力が落ちている事にギャラハッドは関係がない。
[k]
@ダ・ヴィンチ
すべての問題はキミの心と体にある。
[k]
@ダ・ヴィンチ
出力が落ちているのは単純に体の問題。[r]そして、思うように武装ができないのは心の問題だ。
[k]
@マシュ
[line 3]。[r]ぐ、具体的にお願いします。
[k]
@マシュ
その二つの問題が解決すれば、[r]わたしも皆さんのお役に立てるんですか……!?
[k]
[messageOff]
[charaTalk B]
[charaFace B 24]
[wt 1.0]
[charaFace B 7]
@ダ・ヴィンチ
ギャラハッドが抜けた事で、キミの霊基は大幅に[r]レベルダウンした。正直いって以前の半分以下だ。
[k]
@ダ・ヴィンチ
だから出力が落ちているのも当然。[r]これが体の問題だね。
[k]
@ダ・ヴィンチ
その他、彼の精神性・逸話がカタチになった[#技術:スキル]、[r]ギフト、加護も失われてしまった。
[k]
@ダ・ヴィンチ
キミはこれから、自分だけの戦闘手段を模索し、[r]修得し、強化していかなければならない。
[k]
[charaFace B 0]
@ダ・ヴィンチ
ま、これは私たちでフォローはできる事だ。[r]もともと初期の計画に戻せばいいんだから。
[k]
[charaFace A 0]
@マシュ
初期の計画……[r]それはもしや、オルテナウス計画の事ですか?
[k]
[charaFace B 23]
@ダ・ヴィンチ
おっと。知っていたのかい?[r]もしかしてロマニに聞いていた?
[k]
[charaFace A 3]
@マシュ
あ……いえ。これはマリスビリー所長から。[r]デミ・サーヴァントはおそらく英霊に拒絶される。
[k]
@マシュ
健康なサーヴァントとして活動するのは困難と[r]予想されるため、それを補うものが必要だと……。
[k]
[charaFace B 14]
@ダ・ヴィンチ
……はあ。そこまで考えが及んでいながら、[r]デミ・サーヴァント実験を止めなかったとか……。
[k]
@ダ・ヴィンチ
英霊の体をなんだと思っていたんだろうね。[r]目的のためなら劣化させてもいいとか恥を知るといい。
[k]
[charaFace B 16]
@ダ・ヴィンチ
まあ、かくいう前の私も、こんなふうに[r]目的のために手段を選ばなかったワケだけど!
[k]
[charaFace B 0]
@ダ・ヴィンチ
ともあれ、出力不足の方はいずれ解決できるので[r]詳しく話すのは後にして。
[k]
@ダ・ヴィンチ
残る問題は心の方だよ、マシュ。
[k]
@ダ・ヴィンチ
武装への恐怖。サーヴァントへの移行を[r]拒んでいるのは、キミが大いに戸惑っているからだ。
[k]
[charaFace A 6]
@マシュ
戸惑っている……わたしがですか?
[k]
[charaFace B 5]
@ダ・ヴィンチ
ああ。前に話した、サーヴァントとしてある事が[r]どんな問題を引き起こすのか、ってヤツじゃないぜ?
[k]
[charaFace A 4]
@マシュ
…………それは…………はい。[r]でも、それとは別の問題があるのですか?
[k]
[charaFace B 0]
@ダ・ヴィンチ
ああ。キミは今回、本当に戦いたくないのさ。[r]いや、今までだって戦いたくはなかっただろう。
[k]
@ダ・ヴィンチ
でも人間として、人類として正当性はこちらにあった。[r]だから怖くてもキミは戦えたんだ。しかし[line 3]
[k]
[charaFace B 25]
@ダ・ヴィンチ
今回はそうじゃない。[r]いま私たちが対面している脅威は、そうじゃないんだ。
[k]
@ダ・ヴィンチ
キミはそれをもう感じ取っている。[r]きっと[%1][&君:ちゃん]も。
[k]
@ダ・ヴィンチ
だからこれは、ギャラハッドの不在より、[r]サーヴァント化の弊害より、もっと深刻な問題だ。
[k]
[charaFace B 24]
@ダ・ヴィンチ
マシュ・キリエライト。
[k]
@ダ・ヴィンチ
キミは相手が“何の非もない隣人”であっても、[r]自分の正義の為に戦えるかい?
[k]
[messageOff]
[charaTalk A]
[charaFace A 6]
[wt 1.2]
[fadeout black 1.5]
[bgmStop BGM_EVENT_79 1.5]
[wait fade]
[charaFadeout B 0.1]
[charaFadeout A 0.1]
[scene 51600]
[wt 1.0]
[fadein black 1.0]
[wait fade]
[bgm BGM_EVENT_81 0.1]
[charaTalk E]
[charaFace E 0]
[charaFadein E 0.1 0]
[charaFace D 0]
[charaFadein D 0.1 2]
@ゴルドルフ
……で、結局のところ[r]何が分かったかと言うとだ。
[k]
[charaFace E 10]
@ゴルドルフ
ここロシア領は、[r]野蛮な獣人の住処となっている事だけか!
[k]
@ホームズ
Mr.ゴルドルフ。[r]彼らは獣人ではありません。[#ヤガです]。
[k]
[charaFace E 0]
@ゴルドルフ
いやだから、獣人がヤガと呼ばれているのだろう?
[k]
@ホームズ
いいえ、違いますとも。[r]錬金術とカバラは同じ魔術でも違うものでしょう。
[k]
@ホームズ
魔術基盤が異なり、術式も異なったとしても[line 3]
[k]
@ホームズ
そちらはそれを全体的な系統として[#纏:まと]め上げて[r]魔術と呼称する。
[k]
@ホームズ
獣人とヤガは、外見は同じでも[r]進化基盤から異なるのです。
[k]
[charaFace D 6]
@ホームズ
Mr.ゴルドルフの言うところの獣人……[r]ウェアウルフ、ライカンスロープなどですが。
[k]
@ホームズ
あれは、有り体に言って血の覚醒を伴う魔獣。
[k]
[charaFace D 0]
@ホームズ
一方、ヤガは[#魔獣と人間の合成体]。[r]どちらかといえばキメラですか。
[k]
@ホームズ
ああいう、合成された幻想種に近い。
[k]
@ゴルドルフ
ああ、源流が異なるのか……。
[k]
[charaFace D 5]
@ホームズ
ええ、しかし問題はむしろ違う部分にあります。
[k]
[charaFace E 10]
@ゴルドルフ
む?
[k]
@ホームズ
いいですか、ヤガは[line 3]国を築いている。[r]生活基盤を、文明を築き上げている。
[k]
[charaFace E 0]
@ゴルドルフ
……貴様らが解決したという特異点とは[r]違うのか?
[k]
@ホームズ
ええ、違います。
[k]
@ホームズ
かつて解決された七つの特異点は、[r]歴史の『[#if:もしも]』を引き起こすもの。
[k]
@ホームズ
[#喩:たと]えるなら、列車のポイント切り替えの瞬間です。
[k]
@ホームズ
カルデアはそれを修正するため、[r]各時代にレイシフトして正しいポイントに切り替えた。
[k]
@ホームズ
今回のこれは、そもそもが異なります。[r]ポイントが切り替えられたのは四百五十年前。
[k]
@ホームズ
即ち、大寒波に襲われたことでイヴァン雷帝が[r]魔獣と結合し、ヤガとなった瞬間でしょう。
[k]
[charaFace E 10]
@ゴルドルフ
特異点はもう過ぎている、と?
[k]
@ホームズ
イエス。
[k]
@ホームズ
つまりここは、[r][#特異点のもしもがそのまま続いた現代なのです]。
[k]
@ホームズ
たとえばパツシィ君の装備品。[r]あれは現代に程近いものだった。
[k]
[charaFace D 6]
@ホームズ
いや、もちろん現代の最先端技術ではない。[r]恐らく五十年は前でしょう。
[k]
@ホームズ
ですがイヴァン雷帝の時代では、[r]先込め式の銃が登場した頃です。
[k]
[charaFace D 5]
@ホームズ
ボルトアクション式、スコープがついた猟銃……。[r]しかも現代にはない特性を持っている。
[k]
@ホームズ
[#あれは魔獣を殺すための銃です]。
[k]
[charaFace E 1]
@ゴルドルフ
ああ、魔銃は私も持っているから気付いた。
[k]
@ゴルドルフ
かなり原始的ではあるが、奴が撃った際に明らかに[r]魔術が発動している節があったからな。
[k]
@ホームズ
恐らくはヤガが扱うことを前提とした銃です。
[k]
@ホームズ
火薬を増量するのではなく、魔力を注入することで[r]爆発力や貫通力を高めていると推測されます。
[k]
@ホームズ
そのような銃を、ごく当然とパツシィ君は[r]持ち歩いていた。他のヤガも同じく。
[k]
[charaFace D 0]
@ホームズ
ですから、この場所は特異点ではない。[r]今まで連綿と続いた[#別世界]なのです。
[k]
@ホームズ
特異点……と呼ぶのは適切ではないでしょうね。
[k]
[charaFace E 10]
@ゴルドルフ
……まあ、呼称はどうでもいい。[r]結局のところ、問題は次の一点に絞られるな。
[k]
@ゴルドルフ
“イヴァン雷帝を打倒すれば解決するのか”
[k]
[charaFace D 4]
@ホームズ
……ポイントがイヴァン雷帝である以上、[r]必ず何らかの影響は出ると思います。
[k]
[charaFace E 6]
@ゴルドルフ
ええい、世界一の名探偵だろう。[r]もっとこう、ズバッといかんのかズバッと!
[k]
[charaFace D 0]
@ホームズ
状況証拠すら、[#碌:ろく]に揃っていないので。[bgmStop BGM_EVENT_81 0.5][r]それに[line 3]
[k]
1それに
2あっ、このパターンは
[charaFace D 1]
[bgm BGM_EVENT_7 0.1]
@ホームズ
……今はまだ語るべき状況にない、ですな!
[k]
[charaFace E 5]
@ゴルドルフ
くそ、この男本当に言いやがった!
[k]
1いつもの名探偵だ……
@ホームズ
ははは。まあ、状況は不明点だらけだが、[r]問題はそう複雑でもないさ。
[k]
[charaFace D 0]
@ホームズ
なにしろ、はっきりとした敵がいる。[r]我々の歴史にあるロシア領との最大の相違点。
[k]
@ホームズ
五百年近く存命しているというイヴァン雷帝。[r]この人物がキーパーソンであるのは間違いない。
[k]
@ホームズ
当面は素直に、[#叛逆:はんぎゃく]軍に手を貸していこう。[r]それがイヴァン雷帝との遭遇に繋がるさ。
[k]
[charaFace E 10]
@ゴルドルフ
……やれやれ、道のりが遠すぎる!
[k]
1それからもう一つ
2気になる情報が
[charaFace D 6]
@ホームズ
ああ。イヴァン雷帝に仕える人間の魔術師……だね。[r]そして人間体のサーヴァント。
[k]
[charaFace D 0]
@ホームズ
人間体のサーヴァントは、まあ、彼女だろう。[r]あるいはコヤンスカヤか、神父かもしれないが。
[k]
[charaFace E 9]
@ゴルドルフ
思い出しただけで寒気がするな……。[r]懐も寒い。主にコヤンスカヤ君のせいで。
[k]
[bgmStop BGM_EVENT_7 0.3]
[wt 0.5]
[bgm BGM_EVENT_81 0.1]
[charaFace E 10]
[charaFace D 5]
@ホームズ
問題は魔術師ですが[line 3]
[k]
@ホームズ
キリシュタリアは自身のことを“クリプター”と[r]呼称しました。
[k]
@ホームズ
そしてその数は7人。[r]……コフィンから姿を消したAチームも7人。
[k]
@ホームズ
となれば必然、イヴァン雷帝に新たに仕えた[r]魔術師とは、その7人の内の1人でしょう。
[k]
@ホームズ
コヤンスカヤの言葉を信じれば、[r]相手はカドック・ゼムルプスですが……。
[k]
@ホームズ
果たしてそれは本当なのか。
[k]
@ホームズ
本当だとすれば、[r]我々に対して、どう動くのか[line 3]
[k]
[messageOff]
[fadeout black 1.5]
[bgmStop BGM_EVENT_81 1.5]
[wait fade]
[charaFadeout E 0.1]
[charaFadeout D 0.1]
[scene 54600]
[cameraMove 0.1 -72,0 1.2]
[wt 1.0]
[wipeFilter cinema 0.5 0]
[fadein black 1.0]
[wait fade]
[bgm BGM_EVENT_79 0.1]
凡人は[#嘲笑:わら]われ、[r]強者は[#妬:ねた]まれる。
[k]
格式高い魔術師が、実力勝負など笑わせる。
[k]
その身一つで勝ち取ったものなど、[r]何もありはしないのに。
[k]
努力した。[r]歯を食い縛った。
[k]
惨めに泣いて、泣き止んで。[r]無意味さから目を背けた。
[k]
なのに、生まれついての強者が僕を蔑む。
[k]
[#犬め]。[r]おまえは所詮、人間以下の家畜でしかないと。
[k]
けれど、あの瞬間は違ったのだ。[r]人理の非常事態に立ち向かうため集った7人。
[k]
その7人に選ばれた。[r]……政治事情ではない。
[k]
純粋に、自分の力を求められたのだ。[r]だけど[line 3]
[k]
その力を発揮できぬまま、[r]目覚めたら何もかもが終わっていた。
[k]
そう、完全に。[r]どうしようもなく、僕たちは終わっていた。
[k]
@皇女
顔が怖いわね、カドック。
[k]
[shake 0.05 2 2 0.3]
@カドック
[k]
[messageOff]
[fadeout black 0.5]
[wait fade]
[charaFace G 0]
[charaScale G 1.0]
[charaFadein G 0.1 0]
[charaFace F 0]
[charaFadein F 0.1 2]
[cameraHome 0.1]
[wt 0.5]
[wipeOff]
[fadein black 0.3]
[wait fade]
@カドック
……あ、いや。[r]ごめん、何でもない。
[k]
[charaFace F 1]
@皇女
すぐに謝罪するのは、劣等感の表れなの?
[k]
[charaFace G 4]
@カドック
ご……くそ。[wt 0.5][charaFace G 9][r]悪かったな、劣等感の塊だ。
[k]
[charaFace F 0]
@皇女
[#私:わたくし]を召喚できたのに?[r]贅沢、宝石、売却よ。
[k]
[charaFace G 10]
@カドック
……君の言っていることは、たまによく[r]わからない。
[k]
[charaFace G 0]
@カドック
ええと……自分を召喚できるなど宝石のように贅沢だ。[r]それに文句があるなら売り飛ばすぞ、あたりか?
[k]
[charaFace F 1]
@皇女
そう、その通り。[r]よくできました。
[k]
[charaFace G 10]
@カドック
……確かにその通りだ。
[k]
@カドック
僕は一流のマスターで、[r]だから君も一流のサーヴァントだ。
[k]
[charaFace F 0]
@皇女
でも、魔力量が不安だったのでしょう?
[k]
[charaFace G 4]
@カドック
……痛いところ突かないでくれ。
[k]
[charaFace G 10]
@カドック
キャスターはマスターから流す魔力は少なくて済むが、[r]工房だの宝具だのは大量に引き摺り出されるんだ。
[k]
[charaFace F 1]
@皇女
そこは[#私:わたくし]の可愛いヴィイが[r]受け持つから、安心なさい。
[k]
[charaFace G 0]
@カドック
……そう言えば汎人類史において、[r]ヴィイってのは想像上の妖怪だったはずだけど。
[k]
[charaFace F 0]
@皇女
そうね。[r]ゴーゴリが想像した、重い[#瞼:まぶた]を持つ妖怪。
[k]
@皇女
でも、ゴーゴリの想像にも源流があったの。
[k]
@皇女
その視線で街を灰に変えるソロディヴィイ・ブニオ、[r]あるいは四万人を殺したと言われるボニャク。
[k]
@皇女
それこそが彼[line 3]バロールの流れを汲む、[r][#私:わたくし]たちロマノフにとっての、[#隠された切り札:イ ー ス タ ー エ ッ グ]。
[k]
@カドック
異聞帯から汎人類史に迷い込んだのかもな……。[r]時代から考慮しても、ヴィイの力は異常すぎる。
[k]
@カドック
まあ、僕としては君が[#真の意味で][r]魔術師だったことにも驚きだ。
[k]
@皇女
……そうね。英霊として再定義された[#私:わたくし]は、[r]このロシアを表現するような魔術師になった。
[k]
@皇女
汎人類史では憐れな敗北者だった女は、[r][#異聞帯:ロストベルト]では氷の皇女となった。
[k]
@皇女
[line 3]貴方の[#所為:おかげ]でね。[r]カドック・ゼムルプス。
[k]
[charaFace G 10]
@カドック
……[#歪:いびつ]な召喚で申し訳ない。[r]だが僕には、そんな手段でしか強力な英霊を用意できなかった。
[k]
[charaFace F 1]
@皇女
勘違いされてしまったかしら。[r]今のは感謝の言葉よ。[#私:わたくし]なりの。
[k]
@皇女
[#歪:いびつ]で構わないわ。[r]おかげで、今の[#私:わたくし]、家族の顔も曖昧なの。
[k]
[charaFace F 0]
@皇女
[#外見:そとみ]だけは[#旧種:ヒト]でも、[r][#私:わたくし]の中身はヤガに近い。
[k]
@皇女
召喚された場所がこの異聞帯だから、[r]歴史の記録すら混雑していて[line 3]
[k]
@皇女
覚えているのは、[r][#私:わたくし]が皇女であること。
[k]
@皇女
そして、ヴィイと契約を結んだ[#精霊使い:シャーマン][r]であること。
[k]
@皇女
いずれにせよ、[#私:わたくし]は汎人類史など切り捨てても良い、[r]と断じられる[#異聞帯:こ ち ら]側のサーヴァント。
[k]
[charaFace F 1]
@皇女
安心して、[#私:わたくし]を使役なさい。
[k]
[charaFace G 1]
@カドック
わかってる。[r]その[#歪:いびつ]な力を、大いに活用させてもらう。
[k]
[charaFace F 5]
@皇女
この[#歪:いびつ]な力があるから、[#私:わたくし]は殺せる。
[k]
@皇女
[#私:わたくし]たちの障害であるカルデアを殺す。[r][#異聞帯:ロストベルト]のロシアであれ、皇家に異を唱える[#叛逆:はんぎゃく]軍を殺す。
[k]
@皇女
そして[line 3]
[k]
[messageOff]
[se ad560]
[effect bit_talk_frozen_cam]
[wt 2.5]
[effectStop bit_talk_frozen_cam]
[charaFace G 10]
@カドック
おっと。そこまでだ、皇女。[r]……彼は寝ているだけなんだからな。
[k]
@カドック
その魔力も抑えてくれ。[r]ここにいる間は。
[k]
@カドック
彼は穏やかに眠り続ける。[r]しばらくは、そうでなくちゃいけないんだ。
[k]
[messageOff]
[charaTalk F]
[charaEffectStop H bit_talk_36_bl]
[seStop ad472 0.5]
[wt 1.5]
[charaPut H 1200,1200]
[charaFace F 4]
@皇女
[line 3]面白味のないひとね、まったく。
[k]
[charaFace G 3]
@カドック
うるさいな。[r]そんなこと、僕だってわかってる。
[k]
[charaFace G 10]
@カドック
……だけど、失敗はしないぞ。[r]今度こそ、僕はやってみせる。
[k]
@カドック
みせないと、駆逐される。
[k]
[charaFace F 5]
@皇女
そう。[r]なら精々、もがきなさいな。我がマスター。
[k]
[charaFace G 0]
@カドック
わかってる。
[k]
[charaFace F 1]
@皇女
さあ、せせこましい話はおしまいよ。[r]ドレスを仕立てるわ。
[k]
[charaFace G 7]
@カドック
……待て、待て、待て。[r]そんなもの、使う必要あるか!?
[k]
[charaFace F 0]
@皇女
あるわ。[r]夜会のときに必要でしょう?
[k]
[charaFace G 4]
@カドック
夜会はない!
[k]
@皇女
なら、開くわ。
[k]
@カドック
誰一人としてダンスの踊り方なんて、[r]覚えちゃいない。
[k]
@カドック
ここはそういう世界だ!
[k]
[charaFace F 1]
@皇女
……。[r]……。
[k]
[charaFace G 7]
@カドック
……まさか、僕か。
[k]
[charaFace F 0]
@皇女
まさか、冗談よ。[r]夜会なんて開くものですか。
[k]
[charaFace F 5]
@皇女
それから、[#私:わたくし]に向かって[r]『心底イヤだ』という表情を出すのはやめなさい。
[k]
@皇女
足を凍り付かせて、[r]一晩中廊下に立たせるわよ。
[k]
[charaFace G 4]
@カドック
……。[r]……。
[k]
[charaFace F 2]
@皇女
その顔。[r]そういうところよ、マスター。
[k]
@皇女
[#私:わたくし]の愛らしいワガママを受け入れる覚悟くらいは、[r]ちゃんとしておきなさい。
[k]
@カドック
疲れる……。
[k]
[messageOff]
[fadeout black 1.5]
[bgmStop BGM_EVENT_79 1.5]
[wait fade]
[charaFadeout F 0.1]
[charaFadeout G 0.1]
[scene 53600]
[wt 1.0]
[fadein black 1.0]
[wait fade]
[bgm BGM_EVENT_77 0.1]
[charaTalk B]
[charaFace B 1]
[charaFadein B 0.1 1]
@ダ・ヴィンチ
おはよう、[%1][&君:ちゃん]。[r]昨夜はよく眠れたかな?
[k]
[charaFace B 0]
@ダ・ヴィンチ
四時間ばかりの仮眠だけど、[r]外の寝床よりは快適だったと思う。
[k]
@ダ・ヴィンチ
はい、これはコーヒー。[r]そしてゆで卵……風味のレーションだ。
[k]
[charaFace B 9]
@ダ・ヴィンチ
卵はもうずいぶん前に使い切ってしまったからね。[r]でも、いかにも潜水艦の朝って感じがするだろ?
[k]
1ありがとうございます
[charaFace B 7]
@ダ・ヴィンチ
うん。では目が覚めたところで話があるんだ。[r]心して聞いてもらえるかな。
[k]
1あれ、マシュは……
[charaFace B 8]
@ダ・ヴィンチ
ああ。技術顧問としての判断で、[r]彼女にはナビゲーターに戻ってもらうことにしたよ。
[k]
2……もしかして、マシュのことですか
[charaFace B 0]
@ダ・ヴィンチ
察しが早くて助かるなぁー。[r]そして彼女の心配をしてくれてありがとう。
[k]
[charaFace B 8]
@ダ・ヴィンチ
マシュはナビゲーターに戻る事になったよ。[r]これは私からの要請だ。
[k]
@ダ・ヴィンチ
うん、さすがに納得してくれているね。
[k]
[charaFace B 7]
@ダ・ヴィンチ
英霊召喚も無事終わった。[r]アヴィケブロン君は頼りになるサーヴァントだ。
[k]
@ダ・ヴィンチ
この極寒の土地において最適解とも言える人材だよね。[r]戦闘能力だけじゃ寒波には敵わない。
[k]
@ダ・ヴィンチ
[#彼:か]のナポレオンすら冬将軍[line 3][r]ロシアの寒さの前には敗退した。
[k]
[charaFace B 8]
@ダ・ヴィンチ
けどゴーレムなら壁にもなるし労働力にもなる。[r]今はボーダーの修理すらしてくれている。
[k]
@ダ・ヴィンチ
そしてもちろん、兵士としても活躍できる。
[k]
@ダ・ヴィンチ
まだ戦う事ができないマシュの助けも、[r]また、彼女をキミが守る必要もなくなった。
[k]
1……わかります。大丈夫です
[charaFace B 0]
@ダ・ヴィンチ
うん。それなら良かった。
[k]
2マシュに負担を掛けたくないので
[charaFace B 26]
@ダ・ヴィンチ
おや、負担ときたか。[r]ま、それはもう少し後のお楽しみかな。
[k]
[messageOff]
[bgmStop BGM_EVENT_77 0.5]
[se ad8]
[wt 1.0]
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[seVolume ad59 0.6 0.9]
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[seVolume ad59 0.3 1.0]
[wt 0.4]
[seStop ad59 0.1]
[charaFadeout B 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk A]
[charaFace A 7]
[charaFadein A 0.1 1]
@マシュ
マスター!
[k]
1うん、マシュ
2おはようございます
[charaFace A 12]
@マシュ
……はい。[r]おはようございます。
[k]
[charaFace A 4]
@マシュ
……。[r]……。
[k]
1……
2…………
@マシュ
……申し訳ありません、マスター。[r]前線から外れる事になってしまって……
[k]
1大丈夫、[&自分:わたし]は平気だから
@マシュ
……。[r]……わたしは……。
[k]
2マシュの方が心配だから
@マシュ
そんな……。
[k]
@マシュ
わたしは、大丈夫なんです。[r]体は、何ともないんです。ただ……
[k]
1前衛と後衛、一緒に戦おう
[bgm BGM_EVENT_78 0.1]
[charaFace A 18]
@マシュ
……はい……。
[k]
2ナビゲート、よろしく
[bgm BGM_EVENT_78 0.1]
[charaFace A 6]
@マシュ
……マスター。
[k]
[charaFace A 13]
@マシュ
はい!
[k]
[charaFace A 7]
@マシュ
マシュ・キリエライト。[r]ナビゲート、務めさせていただきます。
[k]
[messageOff]
[fadeout black 1.5]
[bgmStop BGM_EVENT_78 1.5]
[wait fade]
[charaFadeout A 0.1]
[scene 51600]
[wt 1.0]
[fadein black 1.0]
[wait fade]
[bgm BGM_EVENT_81 0.1]
[charaTalk D]
[charaFace D 1]
[charaFadein D 0.1 1]
@ホームズ
おはよう、[&ミスター:ミス][%1]。
[k]
[charaFace D 4]
@ホームズ
ほんの少しの休憩時間ですまないね。[r]温かな毛布とは、またしばらくお別れだ。
[k]
[charaFace D 0]
@ホームズ
さて。[r]状況を再開しようか。
[k]
[charaFace D 5]
@ホームズ
我々の目的は、依然としてこのロシア領の解明だ。[r]今までの調査によって判明した幾つかの事実……
[k]
@ホームズ
新人類であるヤガ。五百年を生きる雷帝。[r]世界の果ての嵐。そして謎の大樹。
[k]
@ホームズ
これらの正体を突き止める事が、[r]今後の我々の行き先を決定づけるだろう。
[k]
@ホームズ
その為にはまずイヴァン雷帝の情報がほしい。[r]幸いにも、我々は[#叛逆:はんぎゃく]軍から信用を得た。
[k]
@ホームズ
今後は彼らに協力し、[r]イヴァン雷帝に近づくチャンスを待つ。
[k]
[charaFace D 0]
@ホームズ
そしてできるのなら、[#叛逆:はんぎゃく]軍の成長を助けたい。
[k]
@ホームズ
彼らが[#殺戮猟兵:オプリチニキ]を打倒できる勢力に[r]なってくれれば文句なしだ。
[k]
[charaFadeout D 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk C]
[charaFace C 0]
[charaFadein C 0.1 1]
@アヴィケブロン
アタランテはギリシャ神話でも名高い女狩人だが……。[r]イヴァン雷帝に抗するのは難しいだろうな。
[k]
[charaFadeout C 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk E]
[charaFace E 7]
[charaFadein E 0.1 1]
@ゴルドルフ
強力なサーヴァントを召喚できんのか。[r]こう、英雄王だの征服王だの騎士王だの。
[k]
[charaFadeout E 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk D]
[charaFace E 7]
[charaFadein E 0.1 0]
[charaFace D 0]
[charaFadein D 0.1 2]
@ホームズ
現状では望み薄でしょう。
[k]
@ホームズ
このロシアで強力なサーヴァントが[r]召喚されていれば必ず噂になる。
[k]
@ホームズ
[#叛逆:はんぎゃく]軍にもそんな噂が届いていなかった以上、[r]単騎で世界を救えるほどの英霊は現れてはいない。
[k]
@ホームズ
あるいは、まだ我々にその情報を教えていない……[r]という可能性もあるだろうね。
[k]
[charaFace E 5]
@ゴルドルフ
ぐぬぬぬぬ……。[r]そううまい話はない、という事か。
[k]
@ホームズ
こういう時に大胆な策はリスクが高い。[r]今はひたすら地固めでしょうな。
[k]
[charaFadeout E 0.1]
[charaFadeout D 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk B]
[charaFace B 19]
[charaFadein B 0.1 1]
@ダ・ヴィンチ
うんうん。はい、ゴルドルフくんは[r]明日の天気を予想する作業に戻っていいよ~。
[k]
[charaFadeout B 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk E]
[charaFace E 8]
[charaFadein E 0.1 1]
@ゴルドルフ
そんなものは誰でも出来るだろう!?[r]吹雪、吹雪でまた吹雪ですよここは[line 2]
[k]
[messageOff]
[charaFadeout E 0.1]
[bgmStop BGM_EVENT_81 0.5]
[wt 1.0]
[bgm BGM_EVENT_82 0.1]
1よし。行って[&くるよ:くるね]、マシュ!
[charaTalk B]
[charaFace B 1]
[charaFadein B 0.1 0]
[charaFace A 7]
[charaFadein A 0.1 2]
@ダ・ヴィンチ
いってらっしゃーい!
[k]
[charaFace A 1]
@マシュ
はい![r]ご武運を、マスター!
[k]
[messageOff]
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[wt 1.0]
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