fgo-game-data/ScriptActionEncrypt/04/0400020310.txt
2023-06-18 09:01:24 +00:00

973 lines
21 KiB
Plaintext
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04-00-02-03-1-0
[soundStopAll]
[enableFullScreen]
[charaSet A 1098269100 1 ラニ=ⅩⅡ]
[charaSet B 1098269100 1 ラニⅡ2]
[charaSet C 1098269100 1 ラニⅡ3]
[charaScale B 1.1]
[charaScale C 1.1]
[charaSet D 7046001 1 ドゥリーヨダナ]
[charaSet E 7046001 1 ドゥリーヨダナ2]
[charaSet F 7046001 1 ドゥリーヨダナ3]
[charaScale F 1.03]
[charaSet G 1098270300 1 アーユス]
[charaSet H 1098270000 1 シオン]
[charaSet I 1098270100 1 カーマ]
[sceneSet J 189700 1]
[charaScale J 1.2]
[sceneSet K 189700 1]
[charaScale K 1.2]
[sceneSet L 191102 1]
[charaScale L 1.1]
[scene 189700]
[fadein black 1.0]
[wait fade]
[bgm BGM_EVENT_1 0.1]
[charaTalk A]
[charaFace A 0]
[charaFadein A 0.1 1]
@ラニ=ⅩⅡ
あらためまして[line 3][r]ごきげんよう、外からいらっしゃった皆様。
[k]
@ラニ=ⅩⅡ
そして[#治療型:タ イ プ ][#筆頭:プライマシー]AI、現個体名アーユス。[r]加えてサーヴァント・バーサーカー。
[k]
[charaFadeout A 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk D]
[charaFace D 10]
[charaFadein D 0.1 1]
@ドゥリーヨダナ
ふーむ……おまえが総合統括AIか。[r]ふむぅ……。
[k]
[messageOff]
[charaTalk off]
[charaTalk depthOff]
[charaDepth J 1]
[charaDepth E 2]
[charaDepth B 3]
[charaDepth K 4]
[charaDepth F 5]
[charaDepth C 6]
[charaFace B 0]
[charaFadein J 0.8 -120,-300]
[charaFadein B 0.8 -150,-10]
[wt 1.3]
[charaFadeout D 0.1]
[se ad95]
[seStop ad95 0.5]
[charaFace E 10]
[charaFadein E 0.4 100,0]
[charaMove E 120,0 0.4]
[wt 1.0]
[charaMove E 100,0 0.5]
[wt 1.0]
[charaMoveScale E 1.03 0.8]
[charaMove E 90,0 0.8]
[wt 1.3]
[charaFace C 0]
[charaFadein K 0.5 120,-300]
[charaFadein C 0.5 150,-10]
[wt 1.0]
[charaFadeout J 0.1]
[charaFadeout E 0.1]
[charaFadeout B 0.1]
[charaFace G 8]
[charaFadein G 0.1 1]
[se ad95]
[seStop ad95 0.5]
[charaFace F 10]
[charaFadein F 0.4 -100,0]
[charaMove F -120,0 0.3]
[wt 0.8]
[charaMove F -110,0 0.7]
[charaMoveScale F 1.05 0.7]
[wt 1.3]
[charaMove F -100,0 0.5]
[wt 1.0]
[charaMove F -120,0 0.6]
[wt 1.3]
[charaFadeout K 0.5]
[charaFadeout F 0.5]
[charaFadeout C 0.5]
[wt 0.7]
[charaTalk on]
[charaTalk depthOn]
[charaTalk G]
@アーユス
こら、じろじろ見ないの![r]失礼でしょ。
[k]
[charaFace G 1]
@アーユス
……おほん。どうも、総合統括。
[k]
[charaFace G 0]
@アーユス
ええと、この人たちに助けてもらって、[r]でも立場とかよくわかんないことばかりで、
[k]
@アーユス
いろいろ[#訊:き]こうと思って[r]とりあえず来たんだけど……よかったよね?
[k]
[charaFadeout G 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk A]
[charaFace A 0]
[charaFadein A 0.1 1]
@ラニ=ⅩⅡ
適切な判断かと思います。[r]私はそのような想定外の問題に対応するために[line 3]
[k]
[bgmStop BGM_EVENT_1 1.0]
[messageOff]
[cueSe SE_23 23_ad1308]
[fowardEffect bit_talk_ether_light01]
[wt 0.7]
[charaFace A 10]
[charaShake A 0.02 2 2 0.2]
[wt 0.4]
[se ad7]
[charaMove A 100,0 0.3]
[wt 0.5]
[cameraMove 0.5 -50,-10 1.1]
@ラニ=ⅩⅡ
っ!?
[k]
[bgm BGM_EVENT_71 0.1]
@ラニ=ⅩⅡ
[line 3]警告。[r]私の内部に対する強制アクセスは、
[k]
@ラニ=ⅩⅡ
管理下にある機能の全てに[r]不具合を生じさせる危険性があります。
[k]
@ラニ=ⅩⅡ
推奨されません。[r]許可されません。
[k]
[charaFace A 11]
@ラニ=ⅩⅡ
システム文言ではなく、[r]わかりやすさを重視して言うならば[line 3]
[k]
[charaFace A 10]
[bgmStop BGM_EVENT_71 2.0]
@ラニ=ⅩⅡ
『いきなり何ですか無礼な』[r]ということになります。
[k]
[messageOff]
[charaFadeout A 0.1]
[wt 0.1]
[cameraHome 0.8]
[wt 1.0]
[charaTalk H]
[charaFace H 6]
[charaFadein H 0.1 1]
[bgm BGM_EVENT_5 0.1]
@シオン
失礼。何はともあれ、まず貴女という存在を[r]確かめるのが先決だと思ったものですから。
[k]
[charaFace H 8]
@シオン
名乗ってもらった以上、こちらも名乗り返しましょう。
[k]
@シオン
私はシオン・エルトナム・ソカリス。[r]このペーパームーンという装置を管理していた者です。
[k]
@シオン
この名前で、管理権限について[r]検索していただけますか?
[k]
[charaFadeout H 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk A]
[charaFace A 2]
[charaFadein A 0.1 1]
@ラニ=ⅩⅡ
検索[line 3]ヒット0件。
[k]
[charaFace A 0]
@ラニ=ⅩⅡ
仮に貴方がペーパームーンの管理者であったとしても、[r]私はそれに対する判断要素を持ちません。
[k]
@ラニ=ⅩⅡ
そうですか、と言うだけです。
[k]
[charaFadeout A 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk I]
[charaFace I 4]
[charaFace H 6]
[charaFadeinFSL H 0.1 0]
[charaFadeinFSR I 0.1 2]
@カーマ
ちょっと。設計者かつ管理者だっていうなら、[r]貴女はこの世界の神のようなものでしょう?
[k]
@カーマ
なのに、このお人形さんに命令する権利すら[r]ないってことですか? どうなってるんです?
[k]
[charaTalk H]
[charaFace H 7]
@シオン
……私が管理していたのは[r]あくまでペーパームーンという『装置』であって、
[k]
@シオン
この世界やAIは自然発生した『中身』。
[k]
@シオン
そう考えるなら、私が直接の管理権限を[r]持っていないことは不思議ではありません。
[k]
[charaFadeout H 0.1]
[charaFadeout I 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk A]
[charaFace A 1]
[charaFadein A 0.1 1]
@ラニ=ⅩⅡ
神。なるほど、興味深い考えです。
[k]
[charaFace A 0]
@ラニ=ⅩⅡ
外の世界に関する基本情報から推測し、[r]問わせていただきます。
[k]
@ラニ=ⅩⅡ
突然現れた存在に『自分はこの世界の神である』と[r]理屈なく主張されたとき、
[k]
@ラニ=ⅩⅡ
人間は、一般的には[r]どのような反応をするのでしょうか?
[k]
[charaFadeout A 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk D]
[charaFace D 7]
[charaFadein D 0.1 1]
@ドゥリーヨダナ
まぁ、そりゃあ……[r]そうですか、と言うしかないかもしれんなあ。
[k]
[charaFadeout D 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk A]
[charaFace A 0]
[charaFadein A 0.1 1]
@ラニ=ⅩⅡ
成程。
[k]
@ラニ=ⅩⅡ
現在の状況は、それと変わらないものだと推測します。[r]やはり私の反応は正しかったようです。
[k]
[charaFadeout A 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk H]
[charaFace H 10]
[charaFadein H 0.1 1]
@シオン
……まあ、いいでしょう。
[k]
[charaFace H 2]
@シオン
私だって、作った覚えもないAIの前で[r]殊更に自分を神だと主張するつもりはありません。
[k]
@シオン
それに、エーテライトで触った今の一瞬で[r]わかることもあります。
[k]
1何かわかったの
[charaFace H 6]
@シオン
読み取れたものの質と量、の話です。
[k]
@シオン
仮に『創造主としてAIを調べた』のならば[r]プログラマーが自分の書いたコードを読むように、
[k]
@シオン
ありとあらゆる情報が読み取れ、[r][#改竄:かいざん]も修正も思うがままでしょうが……
[k]
@シオン
そうではなく、『人間が人間を調べた』のと[r]同程度の情報量しか手応えがありませんでした。
[k]
@シオン
前に言った認識論にも関わってきますが。
[k]
@シオン
今の私には、この彼女を『自分が好きにできる被造物』[r]としては[#触:さわ]れない、ということです。
[k]
[charaFadeout H 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk A]
[charaFace A 0]
[charaFadein A 0.1 1]
@ラニ=ⅩⅡ
推測します。
[k]
@ラニ=ⅩⅡ
貴方がたが確かなボディを持ってこの場にいる以上、[r]おそらく要素的には同等の存在だからなのでしょう。
[k]
[charaFadeout A 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk H]
[charaFace H 10]
[charaFadein H 0.1 1]
@シオン
それでも、このラニ=ⅩⅡが[r]AIであるというのだけは確かです。
[k]
@シオン
アーユスさんにエーテライトで触ったときの手応えと[r]一緒でしたから。
[k]
[charaFadeout H 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk G]
[charaFace G 9]
[charaFadein G 0.1 1]
@アーユス
えっ、いつの間に?[r]黙って触らないでよ、恥ずかしいなあ……。
[k]
[charaFadeout G 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk A]
[charaFace A 0]
[charaFadein A 0.1 1]
@ラニ=ⅩⅡ
逆に私からも言えることがあります。
[k]
@ラニ=ⅩⅡ
総合統括AIの権限をもってサーチしましたが、[r]少なくとも貴方たちがAIではなく、
[k]
@ラニ=ⅩⅡ
またペーパームーン内部の産物でないことは確実です。[r]つまり外からの来訪者であるとしか考えられません。
[k]
@ラニ=ⅩⅡ
外からやってきた、AIである我々と同じ構造強度を持つ、[r]しかしAIではない存在[line 3]それが貴方がたかと。
[k]
[charaFadeout A 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk G]
[charaFace G 3]
[charaFadein G 0.1 1]
@アーユス
ううん? 結局……[r]たまたまここにいるだけの部外者、ってこと?
[k]
[messageOff]
[charaFadeout G 0.1]
[wt 0.1]
[bgmStop BGM_EVENT_5 1.5]
[charaTalk A]
[charaFace A 9]
[charaFadein A 0.1 1]
[wt 0.2]
[charaMove A 5,0 0.2]
[wt 0.2]
[charaMove A -5,0 0.4]
[wt 0.4]
[charaMove A 1 0.2]
[wt 0.3]
[charaFace A 8]
@ラニ=ⅩⅡ
残念ながら、そうとも言い切れないのです。[r]サーヴァントとマスターであるという事実から、
[k]
[bgm BGM_MAP_57 0.1]
@ラニ=ⅩⅡ
おそらくその方々は[#AI聖杯戦争:システム・グレイルウォー]に[r]参加者として組み込まれてしまっています。
[k]
@ラニ=ⅩⅡ
本来、マスターは全て[r]この世界にいるAIの中から選ばれ、
[k]
@ラニ=ⅩⅡ
そこに[#乱数器:ランダマイザ]によるアレンジが加えられて[r]生まれる仕組みのはずですが……
[k]
1ランダマイザ
[charaFace A 0]
@ラニ=ⅩⅡ
マスターとなる筆頭AIたち……それはタイプは違えど、[r]根本ではR...Iシリーズという意味で同じものです。
[k]
@ラニ=ⅩⅡ
それが全て同条件でマスターになってしまった場合、
[k]
@ラニ=ⅩⅡ
全員が同じ戦術を取り、同じ行動を選択することも[r]考えられます。
[k]
@ラニ=ⅩⅡ
それは能動的で不規則なリソース運用が期待される[r][#AI聖杯戦争:システム・グレイルウォー]には不適。
[k]
@ラニ=ⅩⅡ
なので意識的にランダマイザで『ランダムな個性』が[r]マスター化の際に発生するようにしています。
[k]
@ラニ=ⅩⅡ
筆頭AIという土台の上に乱数的な要素を加え、[r]姿や性格を変化させたAI……それがマスターAIです。
[k]
@ラニ=ⅩⅡ
それを踏まえて、貴方がたに話を戻しましょう。
[k]
@ラニ=ⅩⅡ
貴方がたはそのマスターAIたちと[r]似たような構造強度を持つ存在であるが故に、
[k]
@ラニ=ⅩⅡ
何らかの理由でシステムに巻き込まれてしまったのかと。
[k]
[charaFadeout A 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk H]
[charaFace H 6]
[charaFadein H 0.1 1]
@シオン
当然、それは私たちが望んでのことではありません。
[k]
@シオン
システムとの繋がりを解除し、[r]私たちを外に戻すことは可能ですか?
[k]
[charaFadeout H 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk A]
[charaFace A 8]
[charaFadein A 0.1 1]
@ラニ=ⅩⅡ
それも残念ながら、私には不可能です。
[k]
@ラニ=ⅩⅡ
聖杯戦争はこの世界そのものが[r]実行しているに等しいシステム。
[k]
@ラニ=ⅩⅡ
私は総合統括AIという立場により、[r]監督官の役目を与えられてはいますが、
[k]
@ラニ=ⅩⅡ
システムそのものに介入することはできません。
[k]
@ラニ=ⅩⅡ
ルールに基づいた追加・修正プログラムを[r]走らせることはできても、
[k]
@ラニ=ⅩⅡ
ルールそのものに手を加えることは[r]できないのです。
[k]
1なら、外に戻るにはどうしたら……
[charaFace A 0]
@ラニ=ⅩⅡ
……貴方がたが、[r][#AI聖杯戦争:システム・グレイルウォー]の開始タイミングで、
[k]
@ラニ=ⅩⅡ
さらにそれに紐付けられた形で[r]ここに現れたということは。
[k]
@ラニ=ⅩⅡ
システムの実行が何らかの理由で外部にまで及び、[r]貴方がたを引き寄せて取り込んでしまった……
[k]
@ラニ=ⅩⅡ
という流れだと考えられます。
[k]
@ラニ=ⅩⅡ
とすると、[#AI聖杯戦争:システム・グレイルウォー]の完了、停止が[r]外への帰還のトリガーとなる可能性は高いかと。
[k]
1なるほど……
[charaFadeout A 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk I]
[charaFace I 7]
[charaFadein I 0.1 1]
@カーマ
ま、それぐらいしか手がかりはありませんか。
[k]
[charaFace I 0]
@カーマ
いいでしょう。
[k]
@カーマ
それでは、その[#AI聖杯戦争:システム・グレイルウォー]とやらについて[r]詳しく教えてもらえます?
[k]
[charaFadeout I 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk A]
[charaFace A 0]
[charaFadein A 0.1 1]
2[#AI聖杯戦争:システム・グレイルウォー]について詳しく教えてほしい
@ラニ=ⅩⅡ
はい。そもそも[#AI聖杯戦争:システム・グレイルウォー]は、
[k]
@ラニ=ⅩⅡ
このペーパームーン世界に異常が起こった際、それを[r]修正し安定化させるためのものだと定義されています。
[k]
@ラニ=ⅩⅡ
言わば世界の[#最適化:デ フ ラ グ]のために行われる[r]大規模な回復[#儀式:システム]です。
[k]
[charaFadeout A 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk H]
[charaFace H 6]
[charaFadein H 0.1 1]
@シオン
私たちがこうなる前、確かにペーパームーンは[r]原因不明の不調に見舞われていました。
[k]
@シオン
その改善のためだと?
[k]
[charaFadeout H 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk A]
[charaFace A 0]
[charaFadein A 0.1 1]
@ラニ=ⅩⅡ
その通りです。
[k]
@ラニ=ⅩⅡ
不調の原因は我々にもわかりません。[r]全てのAIは正常に機能していました。
[k]
@ラニ=ⅩⅡ
原因がわからないからこそ、最も大規模な[r]安定化の方法を世界が選んだとも言えますが……
[k]
@ラニ=ⅩⅡ
逆に言えば、この聖杯戦争が完了しない限り、[r]ペーパームーンの正常化は難しいでしょう。
[k]
@ラニ=ⅩⅡ
放置した場合、負荷レベルが上昇し、[r]二度と正常起動しない状況になる可能性もあります。
[k]
@ラニ=ⅩⅡ
それがこの世界におけるどのような事態かは、[r]体験したことがないのでわかりません。
[k]
@ラニ=ⅩⅡ
シミュレートも不可能です。
[k]
@ラニ=ⅩⅡ
実際にこの世界が物理的に砕け散るという可能性も、[r]ゼロではないかと。
[k]
1ペーパームーンは大事なものだから
2壊れると、とても困る……
[bgmStop BGM_MAP_57 2.0]
[charaFadeout A 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk I]
[charaFace I 21]
[charaFadein I 0.1 1]
@カーマ
やれやれです。
[k]
@カーマ
中にいる私たちがそのとき無事かどうかも[r]気にしたほうがよさそうですね。
[k]
[messageOff]
[charaTalk off]
[charaTalk depthOff]
[charaScale B 1.2]
[charaFace B 0]
[charaFadein J 1.0 0,-275]
[charaFadein B 1.0 0,50]
[charaMove J 0,-325 30.0]
[charaMove B 0,-25 30.0]
[wt 1.2]
[bgm BGM_EVENT_79 0.1]
[charaFadeout I 0.1]
[charaFace G 0]
[charaFadein G 0.1 1]
@ラニ=ⅩⅡ
[#AI聖杯戦争:システム・グレイルウォー]の[r]具体的なルールを説明いたしましょう。
[k]
@ラニ=ⅩⅡ
その名の通り、マスターは五体のAIが担います。
[k]
@ラニ=ⅩⅡ
ご存じでしょうが、この世界のパーティション分割に[r]基づくAIタイプ、
[k]
@ラニ=ⅩⅡ
すなわち[#維持部:キ ー プ]、[#移送部:トランスファー]、[#構築部:ビ ル ド]、[#生産部:グ ロ ウ]、[r]そして[#修理部:リ ペ ア]それぞれの筆頭AIです。
[k]
@ラニ=ⅩⅡ
多様性を生むためにそのAIリーダーそれぞれに[r]ランダムな人格的アレンジを施し、
[k]
@ラニ=ⅩⅡ
絶対命令権である令呪一画を与え、[r]ある程度の個性を持った『マスター』とします。
[k]
@ラニ=ⅩⅡ
その一体がそこにいる[line 3]
[k]
[messageOff]
[charaFadeout J 0.5]
[charaFadeout B 0.5]
[wt 0.7]
[charaTalk on]
[charaTalk depthOn]
[charaTalk G]
@アーユス
私ね。何度も言うけど、[r]私が[#修理部:リ ペ ア]代表のマスター、ってわけ!
[k]
[charaFadeout G 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk H]
[charaFace H 6]
[charaFadein H 0.1 1]
@シオン
五体のAI? 我々の知る聖杯戦争においては、[r]マスターの数は七人が基本ですが、五人ですか?
[k]
[charaFadeout H 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk A]
[charaFace A 0]
[charaFadein A 0.1 1]
@ラニ=ⅩⅡ
そうです。使用可能なエリア、[r]パーティションが五つなのでそうなっています。
[k]
[messageOff]
[charaTalk off]
[charaTalk depthOff]
[charaDepth L 1]
[charaFadein L 1.0 0,-250]
[charaMoveScale L 1.2 35.0]
[charaMove L 0,-300 35.0]
[wt 1.2]
[charaFadeout A 0.1]
[charaFace H 6]
[charaFadein H 0.1 1]
@ラニ=ⅩⅡ
中央エリアである[#警防部:ディフェンド]のAIたちは自然発生する[r]バグなどへの対処もしなければなりませんので、
[k]
@ラニ=ⅩⅡ
聖杯戦争へは関与しません。さらには中央の[r][#警防部:ディフェンド]エリア全体をある程度の中立区域としています。
[k]
@ラニ=ⅩⅡ
監督官の管理地であるこの教会では全戦闘禁止。
[k]
@ラニ=ⅩⅡ
それ以外の区域内では、[#警防部AI:タ  イ  プ  D]をはじめとした[r]通常AIたちへの非平和的干渉が全て禁止されています。
[k]
[messageOff]
[charaFadeout L 1.0]
[wt 1.2]
[charaTalk on]
[charaTalk depthOn]
@シオン
……。[r]……。
[k]
[charaFadeout H 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk A]
[charaFace A 0]
[charaFadein A 0.1 1]
@ラニ=ⅩⅡ
ある程度の多様性を持ったマスターたちはそれぞれ[r]サーヴァントを召喚し、戦って勝者を決めます。
[k]
@ラニ=ⅩⅡ
そうして最後の一騎とマスターのAIが確定したとき、
[k]
@ラニ=ⅩⅡ
システムはそれまでの闘争で蓄えられたエネルギーを[r]使って、ペーパームーンを通常状態へと戻す[line 3]
[k]
@ラニ=ⅩⅡ
という流れです。
[k]
@ラニ=ⅩⅡ
なのでおそらくは、[#六組目の参加者]がいたところで[r]システムに不都合はありません。
[k]
[charaFadeout A 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk H]
[charaFace H 0]
[charaFadein H 0.1 1]
@シオン
なるほど、私たち……[&彼:彼女]とカーマが、AIにも[r]エリアにも対応していない六組目だというわけですね。
[k]
[charaFadeout H 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk G]
[charaFace G 3]
[charaFadein G 0.1 1]
@アーユス
やっぱりそういう話になるの?[r]ううーん、それって困る……わよね?
[k]
[charaFadeout G 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk D]
[charaFace D 7]
[charaFadein D 0.1 1]
@ドゥリーヨダナ
その通りだ。わかっただろう?[r]わし様が先程やったのは正し[line 3]
[k]
[messageOff]
[charaFadeout D 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk I]
[charaFace I 16]
[charaFadein I 0.1 1]
[wt 1.5]
[charaFadeout I 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk D]
[charaFace D 2]
[charaFadein D 0.1 1]
[wt 0.2]
[charaMoveReturn D 0,-3 0.4]
@ドゥリーヨダナ
おほん、先程やったのは、無論、[r]実力を見るための鍛錬的奇襲であったわけだが。
[k]
[charaFace D 0]
@ドゥリーヨダナ
聖杯戦争の勝者は一組のみ。
[k]
@ドゥリーヨダナ
何はともあれ競合者の頭数を減らそうとするのも、[r]そりゃトーゼンの動きなのだ。
[k]
[charaFace D 7]
@ドゥリーヨダナ
何せマスターにもサーヴァントにも[r]勝利を目指す理由がある。
[k]
1理由……
[charaFace D 8]
@ドゥリーヨダナ
オイオイ、聞き返すようなことか。
[k]
[charaFace D 0]
@ドゥリーヨダナ
[#勝者の願いが何だって叶えられる]。
[k]
@ドゥリーヨダナ
だからマスターとサーヴァントは[r]共に戦い、勝利を目指す[line 3]
[k]
@ドゥリーヨダナ
それが聖杯戦争ってものなのだろう?
[k]
[messageOff]
[fadeout black 2.0]
[bgmStopEnd BGM_EVENT_79 2.0]
[wait fade]
[wt 0.5]
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