fgo-game-data/ScriptActionEncrypt/01/0100040310.txt
2020-06-01 18:51:19 +00:00

807 lines
20 KiB
Plaintext
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01-00-04-03-1-0
[soundStopAll]
[bgm BGM_EVENT_2 0.1]
[scene 11000 0]
[charaSet A 8001001 1 マシュ]
[charaSet B 98003003 1 Dr.ロマン]
[charaSet C 98002000 1 フォウ]
[charaSet D 98111500 1 ダ・ヴィンチ]
[charaSet E 1009001 1 モードレッド]
[charaSet F 6007001 1 ]
[charaTalk F]
[charaFace F 4]
[charaFadein F 0 1]
[fadein black 1]
[wait fade]
F
……ああ、もう。セイバー。[r]見知らぬ人にすぐ真名を明かしちゃうんだ、君は。
[k]
[charaFace F 5]
F
言ったじゃないか。話したじゃないか。[r]名乗るのならばせいぜいクラスにしておこう、って。
[k]
F
わかるかい?[r]真名が露呈すれば性能が露見するのと同じだ。
[k]
F
だからこそ、通常の聖杯戦争では[r]真名というものは秘匿されるものなんだ。
[k]
[charaFace F 4]
F
それなのに、君というひとは[r]比較的気軽に真名を明かしてしまって……
[k]
[charaFadeout F 0.1]
[charaTalk E]
[charaFadein F 0.1 0]
[charaFace E 0]
[charaFadein E 0.1 2]
@モードレッド
いいだろ、別に。とっくにこれは、[r]おまえの言う[#聖杯戦争]なんかじゃないんだし。
[k]
@モードレッド
英霊は七騎でも十四騎でもなければマスターもなし。[r]なあ、シードルないか? のど渇いたぞ。
[k]
[charaFace F 0]
F
あっ、それは僕お気に入りの個人用ソファ……[r]いいけどね。シードルはもう冷やしてあるよ。
[k]
[charaFace E 1]
@モードレッド
普及前だってのに冷蔵庫あるんだもんな、[r]いいねえ、[#碩学:せきがく]さまってのは。
[k]
F
低温保存の必要がある薬品もあるからね。[r][#碩学:せきがく]にはまあ、必要なものではあるけど。
[k]
[charaFace E 0]
@モードレッド
はいはい。
[k]
[se bac23]
[wait se bac23]
[wt 0.5]
[charaFace E 1]
@モードレッド
……ん、ん、ぷはっ。[r]あー、生き返る。[#魔霧:まきり]から上がったらコレにかぎる!
[k]
[charaFace E 0]
@モードレッド
ん[line 3]
[k]
@モードレッド
なんだ、おまえら。[r]ぼーっとしてないで適当にくつろげよ。
[k]
[charaFace E 1]
@モードレッド
ま、自分の家だと思っていいぜ。[r]ここはオレの当座の拠点だ。
[k]
[charaFadeout E 0.1]
[charaFadeout F 0.1]
[charaTalk A]
[charaFace A 12]
[charaFadein A 0.1 1]
@マシュ
あっ、はい……。[r]先輩、どうしましょう。良いんでしょうか?
[k]
1いいんじゃないかな
2そこの眼鏡の人、いいですか
[charaFadeout A 0.1]
[charaTalk F]
[charaFace F 1]
[charaFadein F 0.1 1]
F
……はは。まあ、うん、構わないよ。[r]セイバーが信頼したなら君たちも同志のはずだし。
[k]
F
自己紹介がまだだったね。[r]僕は、ヘンリー・ジキルという。
[k]
[charaSet F 6007001 1 ジキル]
[charaFace F 0]
[charaFadein F 0 1]
@ジキル
ロンドンで[#碩学:せきがく][line 3]科学者をしている。[r]正式な魔術師ではないが、霊薬調合の心得があってね。
[k]
[charaFace F 4]
@ジキル
気付けば、あっという間に[r]ロンドンはこの霧に覆われていてね。大変だったよ。
[k]
@ジキル
霧が魔力を含んでいるところまでは突き止めたんだけど、[r]どうにもできずに困っていたところ……。
[k]
[charaFadeout F 0.1]
[charaTalk E]
[charaFadein F 0.1 0]
[charaFace E 0]
[charaFadein E 0.1 2]
@モードレッド
オレと出会った。[r]で、協力関係を構築した。
[k]
[charaFace E 1]
@モードレッド
こいつ、魔術師としちゃ頼りないが[r]まあ、一応それなりには役に立つからな。
[k]
[charaFace E 0]
@モードレッド
だから、主に実働はオレ。[r]調査と解析がこいつ。
[k]
[charaFace F 0]
@ジキル
そういうこと。
[k]
[charaFadeout E 0.1]
[charaFadeout F 0.1]
[charaTalk A]
[charaFace A 12]
[charaFadein A 0.1 1]
@マシュ
あの[line 3][r]すみません、ミスター・ヘンリー・ジキル?
[k]
@マシュ
その名前は、ええと……
[k]
Dr.ロマン
小説の登場人物と同姓同名だね。偶然か?[r]いや、それとも、そのモデルとなった人物だったり?
[k]
Dr.ロマン
マシュ、サーヴァントの気配はわかるかい。[r]こっちは駄目だ。屋内でもまるで屋外と同じだよ。
[k]
[charaFace A 14]
@マシュ
わたしもです、ドクター。[r]気配では人間と区別が付きません。
[k]
[charaFadeout A 0.1]
[charaTalk F]
[charaFadein A 0.1 2]
[charaFace F 0]
[charaFadein F 0.1 0]
@ジキル
まさか。僕は正真正銘、人間さ。[r]サーヴァントだったら外に出て調査してるよ。
[k]
[charaFace F 1]
@ジキル
それに、何の話をしているんだい?[r]小説の話?
[k]
[charaFace A 0]
@マシュ
……はい。この年代から少し前に出版された書籍です。[r]あなたと同姓同名の主人公が登場しています。
[k]
[charaFace F 4]
@ジキル
覚えがないな。[r]僕、小説は結構読むほうなんだけど。
[k]
@ジキル
主人公と名前も同じ? 本当に?[r]うーん、それなら忘れるはずないんだけどな。
[k]
[charaFace F 1]
@ジキル
まあ、僕の名前は置いておこう。[r]どこにでもある名前だしね。
[k]
@ジキル
[line 3]改めて、僕はヘンリー・ジキル。[r]故郷の都市が荒らされるのを止めたいだけの男さ。
[k]
[charaFace F 0]
@ジキル
それよりも、今は君たちだ。[r]君たちは僕らとは少し違うようだね?
[k]
[charaFadeout A 0.7]
[charaFadeout F 0.7]
[messageOff]
[wipeout leftToRight 0.7 3]
[wait wipe]
[wt 1]
[scene 11000 0]
[charaTalk E]
[charaFace E 4]
[charaFadein E 0 2]
[charaFace F 0]
[charaFadein F 0 0]
[wipein leftToRight 0.7 3]
[wait wipe]
@モードレッド
[line 3]ふぅん。特異点、ね。
[k]
@ジキル
世界に打ち込まれた七つのボルトのひとつ。[r]それが、この時代のこのロンドン、という訳か。
[k]
[charaFadeout E 0.1]
[charaFadeout F 0.1]
[charaTalk A]
[charaFace A 7]
[charaFadein A 0.1 1]
@マシュ
はい。そしてわたしたちは、[r]特異点の原因であると思われる聖杯を探しています。
[k]
[charaFadeout A 0.1]
[charaTalk F]
[charaFace F 0]
[charaFadein F 0.1 1]
@ジキル
そちらの事情はおおむね理解したよ。[r]では、僕らの知るかぎりでの、都市の状況を伝えよう。
[k]
@ジキル
およそ三日前から、夜毎に、[r]生物の命を奪うほどの霧が都市に満ちている。
[k]
@ジキル
霧が薄い場所ならなんとか、[r]マスクで覆ったりすれば死ぬことはないだろう。
[k]
[charaFace F 4]
@ジキル
でも、濃い場所は駄目だ。[r]吸い込んだだけで通常の生物は魔力に侵されてしまう。
[k]
@ジキル
素質や体質によるだろうけれど、[r]ひどければ、一時間もすれば死んでしまう。
[k]
[charaFace F 5]
@ジキル
正確な数はわからないが、[r]僕の試算では数十万単位で死亡者が出ているはずだ。
[k]
@ジキル
既に、完全な廃墟と化した地区もある。[r]イーストエンドはほぼ全滅している。
[k]
[charaFace F 4]
@ジキル
都市の全てが完全な廃墟と化すのも、[r]もう時間の問題だろう。
[k]
@ジキル
すべて、あの霧が原因だ。[r]あまりに濃厚な魔力を帯びた常ならざる濃霧[line 3]
[k]
[charaFace F 0]
@ジキル
仮に僕らは、[r]これを魔霧と呼んでいる。
[k]
[charaFadeout F 0.1]
[charaTalk A]
[charaFace A 12]
[charaFadein A 0.1 1]
@マシュ
死の霧に覆われるロンドン……。[r]二十世紀に発生するはずの事件に少し似ていますね。
[k]
Dr.ロマン
一世紀ずれてる、のか……?[r]それが特異点になっている……んだろうけど……
[k]
Dr.ロマン
二十世紀の事件もこちらで調査しておこう。[r]都市ひとつで済むと思いきや、色々とややこしそうだ。
[k]
[charaFadeout A 0.1]
[charaTalk F]
[charaFadein A 0.1 2]
[charaFace F 0]
[charaFadein F 0.1 0]
@ジキル
魔霧だけではないよ。[r]君たちも、遭遇、戦闘をしたはずだね。
[k]
[charaFace F 4]
@ジキル
この三日間[line 3]魔霧に加えて、[r]ロンドンには他にも脅威の類が満ちている。
[k]
[charaFace F 5]
@ジキル
魔霧に紛れて凶行を繰り返すものたちだ。[r]魔術で形作られた[#自動人形:オートマタ]、殺人ホムンクルス……
[k]
@ジキル
[#不明の怪機械:ヘルタースケルター][line 3]
[k]
@ジキル
そして、連続殺人鬼。[r][#切り裂きジャック:ジャック・ザ・リッパー]と報道されていたものだ。
[k]
[charaFace A 6]
@マシュ
報道……ですか?
[k]
[charaFace F 4]
@ジキル
ああ、魔霧発生の初日はまだ、[r]新聞が発行されていたから……もう、届かないが。
[k]
[charaFace F 5]
@ジキル
[#ロンドン警視庁:スコットランドヤード]も政府も、[r]当然ながら事態を把握できていないようだ。
[k]
@ジキル
実質的には、既に政府機能は麻痺しつつある。[r]外からの救援も魔霧に阻まれ、ロンドンは孤立状態だ。
[k]
[charaFace F 4]
@ジキル
早くも、発生から三日。[r]閉じこもった市民も長くは保たないだろう。
[k]
@ジキル
魔霧は屋内には入り込まない性質がある、が、[r]水や食糧がなくなれば、ロンドンは全滅だ。
[k]
Dr.ロマン
……酷いな、事態は急を要するようだね。[r]では、ミスター・ジキル。モードレッド。
[k]
Dr.ロマン
ボクらからの提案だ。[r]事態の発生源と思しい聖杯の探索に協力して貰いたい。
[k]
[charaFace F 0]
@ジキル
こちらとしては願ったり叶ったりだ。[r]なあ、セイバー?
[k]
[charaFadeout F 0.1]
[charaTalk E]
[charaFace E 0]
[charaFadein E 0.1 0]
@モードレッド
いいぜ。[r]それが最善、みたいだしな。
[k]
Dr.ロマン
良かった、実に助かる![r]二重の意味で!
[k]
Dr.ロマン
と言う訳で[line 2]マシュ、[%1][&君:ちゃん][r]運の良いことにこのアパルトメントは[#霊脈の上]にある!
[k]
1はい
2ターミナルポイントを設置できるね
[charaFadeout E 0.1]
[charaTalk C]
[charaFadein C 0.1 0]
@フォウ
フォーウ!
[k]
[charaFace A 13]
@マシュ
はい、先輩。フォウさん。[r]この部屋で召喚サークルを確立させることが可能です。
[k]
@マシュ
もしかして、ジキルさんは[r]霊脈の存在を知った上で工房を作られたのですか?
[k]
[charaFadeout C 0.1]
[charaTalk F]
[charaFace F 0]
[charaFadein F 0.1 0]
@ジキル
いいや、僕は正規の魔術師じゃないから、[r]ここは魔術工房って訳じゃない。ただの自室だよ。
[k]
[charaFace F 1]
@ジキル
ともあれ自由に使ってくれて構わない。[r]何をするんだい?
[k]
Dr.ロマン
霊脈上にサーヴァントの召喚サークルを確立させて、[r][%1][&君:ちゃん]とマシュの戦力を底上げする。
[k]
Dr.ロマン
サークルを経由したサーヴァントたちは必ずしも[r]常時行動って訳じゃないけど戦闘時には大いに役に立つ!
[k]
Dr.ロマン
と言う訳で![r]確立開始といこう!
[k]
[charaFadeout F 0.1]
[charaFadeout A 0.1]
[charaTalk A]
[charaFace A 0]
[charaFadein A 0.1 1]
@マシュ
了解です。[r]ターミナルポイント、作成します[line 3]
[k]
[fadeout black 0.5]
[messageOff]
[wait fade]
[charaFadeout A 0.4]
[wt 0.5]
[scene 10000 0]
[charaTalk B]
[communicationChara 98111500 1 5 0 0]
[se ad13]
[fadein black 0.5]
[wait fade]
@ダ・ヴィンチ
と言う訳で。[r]サークル確立の間の暇潰しを私がしてあげよう。
[k]
[communicationCharaFace 1]
@ダ・ヴィンチ
以前、サーヴァントのクラス相性について話を[r]したけど、今回はその延長といこう。
[k]
@ダ・ヴィンチ
英霊にはそれぞれ逸話があるように、[r]どのように生まれたものか、という分類があるんだ。
[k]
[communicationCharaFace 0]
@ダ・ヴィンチ
それが天・地・人の三属性。[r]たいていのサーヴァントはこのいずれかに分類される。
[k]
@ダ・ヴィンチ
天は神霊が英霊にランクダウンしたもの、[r]あるいは神の子や、伝承の具現化。
[k]
@ダ・ヴィンチ
地はその土地に定着した伝説の英雄、[r]妖精や魔獣もこのカテゴリに入る。
[k]
[communicationCharaFace 1]
@ダ・ヴィンチ
人はいわゆる実在した英雄偉人たちだ。[r]例えば私がそうだね。実在した偉大なる[#芸術家:アーティスト]。
[k]
[communicationCharaFace 0]
@ダ・ヴィンチ
天は地に強く、人に弱い。[r]地は人に強く、天に弱い。
[k]
@ダ・ヴィンチ
そして人は天に強く、地に弱い。
[k]
[communicationCharaFace 4]
@ダ・ヴィンチ
……人は神を信仰する。だが、その一方で神は[r]信仰されなければ、「存在しないもの」になる。
[k]
@ダ・ヴィンチ
土着の英雄や妖精などは信仰など無関係だ。[r]けれどその一方で、彼らは自分を作り出した神に敵わない。
[k]
[communicationCharaFace 5]
@ダ・ヴィンチ
……そして。この三属性に含まれない、[r]特殊な英霊も希に存在する。
[k]
@ダ・ヴィンチ
例外中の[#例外:エクストラ]。[r]それこそが[line 2]星の英霊たちだ。
[k]
[communicationCharaFace 1]
@ダ・ヴィンチ
天でもなく、地でもなく、人でもなく。[r]しかして天の下、地に在って、人から生まれしモノたち。
[k]
@ダ・ヴィンチ
星のサーヴァントたちは天・地・人の三すくみには[r]一切関わりがない。何せ例外だからねえ。
[k]
[communicationCharaFace 0]
@ダ・ヴィンチ
とはいえ、所詮は単なるカテゴリ分け。
[k]
@ダ・ヴィンチ
クラス相性ほどの効果はでないから、[r]わざわざ作戦に組み込むほどの話じゃない。
[k]
[communicationCharaFace 1]
@ダ・ヴィンチ
……っと、こんなところで今回は終わり。[r]召喚サークル確立完了。この時代でも頑張ってね!
[k]
[fadeout black 0.5]
[messageOff]
[wait fade]
[communicationCharaClear]
[wait communicationChara]
[wt 0.4]
[scene 10500 0]
[fadein black 0.5]
[wait fade]
[se ad29]
[flashin once 0.7 0.5 FFFFFFBF 00000000]
[wait flash]
Dr.ロマン
ありがとう、ダ・ヴィンチちゃんありがとう![r]今回もありがとう!!
[k]
[charaTalk F]
[charaFace F 3]
[charaFadein F 0.1 1]
@ジキル
今の、誰だい?[r]綺麗な人だったけど……実体じゃなかったのかな?
[k]
[charaFadeout F 0.1]
[charaTalk C]
[charaFadein F 0.1 0]
[charaFadein C 0.1 2]
@フォウ
フォウ、フォーウ!
[k]
[charaFace F 0]
@ジキル
[FFFFFF]??[-]
[k]
[charaFadeout F 0.1]
[charaTalk E]
[charaFace E 3]
[charaFadein E 0.1 0]
@モードレッド
……ん。こいつどっかで見覚えあるな。[r]幻想種か?
[k]
@フォウ
フォ、フォウウゥ……
[k]
[charaFadeout C 0.1]
[charaTalk A]
[charaFace A 6]
[charaFadein A 0.1 2]
@マシュ
フォウさん??
[k]
[charaFadeout A 0.1]
[charaFadeout E 0.1]
[charaTalk F]
[charaFace F 0]
[charaFadein F 0.1 1]
@ジキル
アフリカあたりの稀少動物じゃないのかい?[r]それよりも、セイバー。そしてマシュ、[%1]。
[k]
@ジキル
早速だけど[line 2][r]君たちに頼みたいことがある。
[k]
[fadeout black 0.5]
[messageOff]
[wait fade]
[charaFadeout F 0.1]
[bgmStop BGM_EVENT_2 0.4]
[wt 1]
[bgm BGM_EVENT_5 0.1]
[scene 10906 0]
[charaTalk E]
[charaFace E 4]
[charaFadein E 0 1]
[fadein black 0.5]
[wait fade]
@モードレッド
戻ったと思ったらまた魔霧の中か。[r]やれやれだな。
[k]
[charaFadeout E 0.1]
[charaTalk A]
[charaFadein E 0.1 0]
[charaFace A 8]
[charaFadein A 0.1 2]
@マシュ
すみません、案内を頼んでしまって。[r]わたしたち、ロンドン市街にはまだ不慣れで。
[k]
[charaFace E 0]
@モードレッド
あー、いいって、気にすんな。[r]おまえらが来なければ、オレの仕事だったんだ。
[k]
@モードレッド
むしろ礼を言っとくぜ。[r]悪いな。あやふやな話に付き合わせて。
[k]
[charaFace A 0]
@マシュ
いえ、モードレッドさん。そんなことは……
[k]
Dr.ロマン
ジキル氏の協力者の一人、スイス人[#碩学:せきがく]、[r]フランケンシュタイン氏の保護、か。
[k]
Dr.ロマン
何でも今朝から連絡が取れないらしいね。[r]普段、君たちは無線で連絡を取り合っているのかい?
[k]
[charaFace E 4]
@モードレッド
ジキルがな。奴の情報網なんだとさ。[r]オレはよくわからん。
[k]
@モードレッド
都市のあちこちに協力者がいて、[r]そいつらとしょっちゅう無線でやり取りしてるぜ。
[k]
[charaFace E 5]
@モードレッド
ヴィクターのじいさんは、[r]昨日までは少なくとも無事だったんだけどな。
[k]
Dr.ロマン
ヴィクター・フランケンシュタイン、か[line 3][r]またも小説の登場人物と思いきや[#血縁者]とはね。
[k]
[charaFace A 7]
@マシュ
あの小説のモデルとなった魔術師の孫、[r]というのがミスター・ジキルのお話でしたね。
[k]
@マシュ
確かに、意外でした。[r]メアリ・シェリーの小説の描写では……。
[k]
[charaFace A 0]
@マシュ
フランケンシュタイン博士は科学者でした。[r]けれど、モデルとなった人物は実在の魔術師だった。
[k]
[charaFace A 13]
@マシュ
事実は小説より奇なり、[r]という極東の慣用句を想起しますね。
[k]
1そんなに変かな
2科学者と魔術師はそんなに違う
[charaFace A 0]
@マシュ
はい。本来であれば、[r]魔術は科学とは相反する技術ですから。
[k]
@マシュ
カルデアの存在はきわめて例外的ですし、[r]そう考えれば、やはり、世界的・歴史的には[line 3]
[k]
Dr.ロマン
ああ、うん。でもね。例外は何にでもある。[r]ある時代では、科学と魔術はほぼ同義だった。
[k]
Dr.ロマン
神代なり古代なりではなくてもね、[r]たとえば、錬金術は化学の源流であるとも言うし。
[k]
Dr.ロマン
高名な科学者、化学者、学者として知られる人間が[r]魔術師であった例は結構あるよ。
[k]
Dr.ロマン
そもそも、ほら。[r]ダ・ヴィンチちゃんだってそうだし。
[k]
[charaFace A 7]
@マシュ
あっ[line 3]
[k]
@ダ・ヴィンチ
ん。呼んだ?
[k]
@ダ・ヴィンチ
ああ、科学と魔術の話。[r]私は駄目だよ。だって、ね。
[k]
@ダ・ヴィンチ
私、万能だから。[r]誰とも比較できないね。残念だね。じゃあね。
[k]
[se ad31]
[wt 1]
[seStop ad31 0]
[charaFace A 6]
@マシュ
あっ。通信途絶しました。
[k]
1何なんだあのひとは
2ダ・ヴィンチちゃん自由すぎるよ…
[charaFace A 11]
@マシュ
はい……。
[k]
[charaFace E 5]
@モードレッド
ソーホーあたりはもうすぐだ。[r]おまえたち、気を抜くなよ。そろそろ来るぞ。
[k]
@モードレッド
ジキルのアパルトメントがある[r]シティエリアの端は、比較的に穏やかだけどな。
[k]
[charaFace E 4]
@モードレッド
このへんになると、駄目だ。[r]連中の縄張りだ。
[k]
[bgmStop BGM_EVENT_5 0.4]
[bgm BGM_EVENT_3 0.1]
Dr.ロマン
確かにそのようだ。[r]動体反応が多数。戦闘になるな、警戒したまえ!
[k]
[charaFace A 2]
@マシュ
はい。マスター、指示を!
[k]
[messageOff]
[fadeout black 0.5]
[bgmStop BGM_EVENT_3 0.4]
[wait fade]
[soundStopAll]
[end]