fgo-game-data/ScriptActionEncrypt/03/0300121210.txt
2022-06-01 12:31:46 +00:00

982 lines
20 KiB
Plaintext
Raw Blame History

This file contains ambiguous Unicode characters

This file contains Unicode characters that might be confused with other characters. If you think that this is intentional, you can safely ignore this warning. Use the Escape button to reveal them.

03-00-12-12-1-0
[soundStopAll]
[enableFullScreen]
[charaSet A 1098243600 1 サンチョ]
[charaSet B 7007001 1 ヴラド三世]
[charaSet C 1043000 1 ローラン]
[charaSet D 4004001 1 アストルフォ]
[charaSet E 9005001 1 ホームズ]
[charaSet F 1098235000 1 カドック]
[charaSet G 3036001 1 ブラダマンテ]
[charaSet H 1098234900 1 ヨハンナ]
[charaSet I 1098234740 1 クラス・アサシン]
[charaSet J 1098234730 1 クラス・アサシン]
[charaSet K 1098234730 1 クラス・アサシン]
[scene 152501]
[fadein black 1.5]
[wait fade]
[charaTalk A]
[charaFace A 1]
[charaFadein A 0.4 1]
[wt 0.4]
[bgm BGM_EVENT_2 0.1]
@サンチョ
……という訳で、無事にヴラド公に[r]軍事を担っていただくことができました。
[k]
[charaFadeout A 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk B]
[charaFace B 1]
[charaFadein B 0.1 1]
@ヴラド三世
[#恐悦至極:きょうえつしごく]。[r]我が名誉に懸けて、勝利をお約束しよう。
[k]
[charaFadeout B 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk A]
[charaFace A 0]
[charaFadein A 0.1 1]
@サンチョ
でも、ようやくここでスタート地点。[r]我々は大きく出遅れている状態です。
[k]
[charaFadeout A 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk C]
[charaFace C 0]
[charaFadein C 0.1 1]
@ローラン
ポジティブに考えようぜ、サンチョさん。[r]俺たちは力を温存していたんだ。
[k]
[charaFadeout C 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk D]
[charaFace D 1]
[charaFadein D 0.1 1]
@アストルフォ
わーい、物は言い様ってやつだね![r]ボクってば博識!
[k]
[charaFadeout D 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk E]
[charaFace E 0]
[charaFadein E 0.1 1]
@ホームズ
さて、ヴラド公。
[k]
@ホームズ
もちろん、引き続き軍事調練は続けるとして。[r]次にどう動くべきか。
[k]
[charaFadeout E 0.1]
[wt 0.1]
[bgmStop BGM_EVENT_2 1.5]
[charaTalk B]
[charaFace B 0]
[charaFadein B 0.1 1]
@ヴラド三世
うむ。[r]では、全員この地図を見て貰いたい。
[k]
[messageOff]
[wt 0.1]
[scene 155100 1.0]
[charaFadeout B 1.0]
[wt 3.0]
[bgm BGM_EVENT_79 0.1]
@ヴラド三世
現状、やるべきことは様々だが選択肢は三通りだ。
[k]
@ヴラド三世
攻勢か守勢か。[r]攻勢に出るならば、復讐か復権のどちらなのか。
[k]
@ヴラド三世
サンチョが送り込んだ密偵からの情報を総合すると[line 3][r]攻勢、対象は復讐界域だ。
[k]
@ホームズ
それは何故でしょう?
[k]
@ヴラド三世
……長期的に見るならば、
[k]
@ヴラド三世
復権界域の方が将の質としては高く、[r]勢力が更に伸びる可能性も高い。
[k]
@ヴラド三世
だが。
[k]
@ヴラド三世
コンスタンティノス11世は良くも悪くも[r]裏表のない性格だ。
[k]
@ヴラド三世
特異点という盤面を支配することが[r]行動原理であり、引っ繰り返すつもりはない。
[k]
@ヴラド三世
だが、復讐界域は違う。
[k]
@ヴラド三世
あれは盤面を引っ繰り返すことに、[r][#躊躇:ためら]うこともあるまい。
[k]
@ヴラド三世
加えて、例の調査した不審な塔。[r]あれを長距離用の大砲と分析したホームズは正しい。
[k]
@ヴラド三世
地理的条件にも、完全に合致している。[r]ただ[line 3]
[k]
@ホームズ
ただ?
[k]
[messageOff]
[wt 0.1]
[scene 152501 1.0]
[charaTalk B]
[charaFace B 0]
[charaFadein B 1.0 1]
[wt 1.5]
[charaFace B 5]
@ヴラド三世
余は、あの塔は[#未完成ではない][r]という気がしてならない。
[k]
[charaFadeout B 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk E]
[charaFace E 5]
[charaFadein E 0.1 1]
@ホームズ
……!
[k]
[charaFadeout E 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk B]
[charaFace B 0]
[charaFadein B 0.1 1]
@ヴラド三世
大砲を宝具として持ち込んでいる[r]サーヴァントがいるのかもしれん。
[k]
[charaFace B 4]
@ヴラド三世
あるいは、大砲より悪質なものだ。[r]それが何かは、余にも不明だがな。
[k]
[charaFace B 0]
@ヴラド三世
……ともあれ、復讐界域の動きは全て、[r]盤面の引っ繰り返しを狙っていると余は踏んでいる。
[k]
@ヴラド三世
そして、恐らくその動きの根幹にあるのは、[r]復讐界域のサーヴァント……張角だ。
[k]
[charaFace B 5]
@ヴラド三世
女王クリームヒルトは討ってはならぬ。[r]今討てば、復讐界域が崩壊しかねん。
[k]
[charaFadeout B 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk F]
[charaFace F 5]
[charaFadein F 0.1 1]
@カドック
そうなると復権界域が動かないはずないか……。
[k]
[charaFadeout F 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk B]
[charaFace B 0]
[charaFadein B 0.1 1]
@ヴラド三世
いかにも。
[k]
@ヴラド三世
余とて、[r]これはあくまで情報を基にした推測だ。
[k]
@ヴラド三世
誤りはあるだろう。[r]だが、近日中に動かねばなるまい。
[k]
[charaFadeout B 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk A]
[charaFace A 4]
[charaFadein A 0.1 1]
@サンチョ
お話は理解しました。[r]ですが、この場合[line 3]軍では動けないのでは?
[k]
[charaFadeout A 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk B]
[charaFace B 0]
[charaFadein B 0.1 1]
@ヴラド三世
ああ。[r]張角に対しては、少数精鋭による暗殺しかない。
[k]
[charaFace B 4]
@ヴラド三世
だが、ただ暗殺任務をこなすだけでは、[r]復讐界域が感付く。
[k]
[charaFace B 0]
@ヴラド三世
ならば、大規模に軍を動かす。[r]攻める可能性を匂わせる……いや、攻めても良い。
[k]
@ヴラド三世
生じた混乱に復讐と復権を巻き込み、[r]その隙に暗殺を決行する。
[k]
@ヴラド三世
故に、軍事調練が必要である。
[k]
@ヴラド三世
一日の半分はそれにかかりきりになるが、[r]夜は計画立案を手伝おう。
[k]
[charaFadeout B 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk A]
[charaFace A 0]
[charaFadein A 0.1 1]
@サンチョ
なるほど。[r]では、立案そのものはこちらで行います。
[k]
@サンチョ
公には、それが妥当なものかどうか[r]確認していただければ。
[k]
[charaFadeout A 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk B]
[charaFace B 0]
[charaFadein B 0.1 1]
@ヴラド三世
うむ、それが良かろう。
[k]
[charaFadeout B 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk E]
[charaFace E 0]
[charaFadein E 0.1 1]
@ホームズ
その任務ですが、[r][&ミスター:ミス][%1]は[line 3]
[k]
1やっぱり参加
[charaFadeout E 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk B]
[charaFace B 0]
[charaFadein B 0.1 1]
@ヴラド三世
ああ。
[k]
@ヴラド三世
マスターたる汝を危険に晒すことになるが、[r]汝の召喚技能は暗殺に必須であろう。
[k]
[charaFadeout B 0.1]
[wt 0.1]
2もしかして[&オレ:わたし]も?
[charaFadeout E 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk F]
[charaFace F 0]
[charaFadein F 0.1 1]
@カドック
……まあ、しょうがないだろ。[r]召喚技能が有用なのは間違いない。
[k]
[charaFadeout F 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk E]
[charaFace E 0]
[charaFadein E 0.1 1]
@ホームズ
私も、暗殺計画に組み込んで欲しい。
[k]
@ホームズ
隠密と戦闘にはある程度の心得があるし、[r]モリアーティも気になるからね。
[k]
[charaFace E 5]
@ホームズ
彼がいる以上……[r]マスターを一人で行かせる訳にはいかないさ。
[k]
[charaFadeout E 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk A]
[charaFace A 0]
[charaFadein A 0.1 1]
@サンチョ
では、アサシンクラスから[r]一騎、人員を選出しましょう。
[k]
@サンチョ
無論、汎人類史のサーヴァントを。
[k]
@サンチョ
[%1]様の[r]力を伏せて戦う訳にはいきませんしね。
[k]
[charaFadeout A 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk C]
[charaFace C 4]
[charaFadein C 0.1 1]
@ローラン
俺たちは無理か……。
[k]
[charaFadeout C 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk D]
[charaFace D 0]
[charaFadein D 0.1 1]
@アストルフォ
まあ、元から潜入ってガラじゃないもんねー。
[k]
[charaFadeout D 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk F]
[charaFace F 7]
[charaFadein F 0.1 1]
@カドック
僕も留守番だな。[r]正直、暗殺に役立つ力はない。
[k]
[charaFadeout F 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk B]
[charaFace B 0]
[charaFadein B 0.1 1]
@ヴラド三世
決行まで少し時間がある。[r]軍備を整え、遠征を行わなければならない。
[k]
@ヴラド三世
その間に、暗殺計画を練り上げなくてはな。[r]早速、そのアサシンを呼び寄せて貰おう。
[k]
[charaFadeout B 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk A]
[charaFace A 1]
[charaFadein A 0.1 1]
@サンチョ
はいはい。[r]それでは[line 3]
[k]
[messageOff]
[wipeout rollRight 1.0 1.0]
[bgmStop BGM_EVENT_79 1.0]
[wait wipe]
[charaFadeout A 0.1]
[wt 1.0]
[wipein rollLeft 1.0 1.0]
[wait wipe]
[wt 0.2]
[bgm BGM_EVENT_62 0.1]
[charaTalk I]
[charaFace I 0]
[charaFadein I 0.4 1]
[wt 0.4]
@クラス・アサシン
どうも。[r]クラス、アサシン。真名は秘密。
[k]
@クラス・アサシン
とある教団にて、暗殺任務をこなしておりました。[r]この任務、謹んで拝受いたします。
[k]
[charaFadeout I 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk B]
[charaFace B 0]
[charaFadein B 0.1 1]
@ヴラド三世
うむ。
[k]
@ヴラド三世
まずは今回の任務を担う二人、[r]シャーロック・ホームズと我がマスター。
[k]
@ヴラド三世
三人の連携に磨きを掛けよ。[r]期限はこちらが軍事調練を済ませるまで、だ。
[k]
[charaFadeout B 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk I]
[charaFace I 0]
[charaFadein I 0.1 1]
@クラス・アサシン
ハッ。
[k]
@クラス・アサシン
……という訳でよろしくお願いいたします。[r]まずはアレです。呑みに行きましょうか。
[k]
@クラス・アサシン
ノミュニケーションと呼ばれる[r]コミュニケーション方法が現代にはあるとか。
[k]
@クラス・アサシン
まあ、私は酒が呑めないのですが。
[k]
1破綻してない
@クラス・アサシン
確かに!
[k]
[charaFadeout I 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk E]
[charaFace E 4]
[charaFadein E 0.1 1]
@ホームズ
ふむ。[r]まあ、そのあたりはおいおいとして。
[k]
[charaFace E 0]
@ホームズ
まずは我々の力量がどのようなものか、[r]それを共有するとしよう。
[k]
[charaFadeout E 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk A]
[charaFace A 1]
[charaFadein A 0.1 1]
@サンチョ
では、訓練場の予約を入れておきますね。
[k]
[charaFadeout A 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk B]
[charaFace B 1]
[charaFadein B 0.1 1]
@ヴラド三世
それでは諸君、汎人類史への[#叛逆:はんぎゃく]を止めるため、[r]精々足掻くとしよう。
[k]
[messageOff]
[wt 0.5]
[fadeout black 1.5]
[bgmStop BGM_EVENT_62 1.5]
[wait fade]
[charaFadeout B 0.1]
[scene 152100]
[pictureFrame cut063_cinema]
[wt 1.0]
[fadein black 1.5]
[wait fade]
[wt 0.5]
[bgm BGM_EVENT_156 0.1]
[line 3]祈りを捧げる。
[k]
一言で言えば、他愛のない行為。
[k]
他者にどれほど神聖なものと[r]見なされようとも。
[k]
これは[#欺瞞:ぎまん]ではないか、[r]とヨハンナは思う。
[k]
神を信じている。[r]神に託している。
[k]
でも、それはもしかすると。[r]上辺だけかもしれない。
[k]
召喚されて以来、[r]その考えに付き[#纏:まと]われている。
[k]
言うまでもないことであるが、[r]女教皇ヨハンナは幻想の存在である。
[k]
数世紀にも渡って、[r]彼女の実在あるいは非実在が論議された。
[k]
そしてヨハンナは知っている。[r]自覚している。
[k]
自分は誰かの想像上の人物であり、[r]自分の苦悩や喜びがあった人生は。
[k]
全く、どうしようもなく、[r]これ以上ないくらいに[#弄ばれたもの:フ ィ ク シ ョ ン]なのだと。
[k]
きっと聖杯戦争に召喚される度に、[r](ヨハンナは召喚された記憶がないが)
[k]
自分は絶望しただろう、とヨハンナは思う。
[k]
そう思い知らされたのだから、[r]本来、神に祈る必要も……あるいは資格も己にはない。
[k]
[messageOff]
[wt 0.1]
[se ad95]
[wt 0.6]
[charaTalk G]
[charaFace G 4]
[charaFadein G 0.4 0,-50]
[wt 0.4]
[seStop ad95 0.1]
[wt 0.4]
@ブラダマンテ
そうでしょうか。[r]……よく分かりません。
[k]
@ブラダマンテ
神秘や幻想は、現代では否定されると聞きます。[r]私たちの冒険の日々さえも……。
[k]
@ブラダマンテ
神話や伝説は、[r]時を遡って創造されるなんて話もあるとか。
[k]
[charaFace G 0]
@ブラダマンテ
でも私は[line 3]私が私である、ということに[r]疑念を感じたりはしません。
[k]
@ブラダマンテ
栄光のシャルルマーニュ十二勇士は確かにあって、[r]私とロジェロの愛もそうです。
[k]
@ブラダマンテ
たとえ私がブラダマンテ本人じゃない、[r]人理の投げ掛ける影だとしても……。
[k]
@ブラダマンテ
それでも。私は、私です。
[k]
[charaFace G 4]
@ブラダマンテ
……教皇[#猊下:げいか]だって、そう思っていいはずです。
[k]
[messageOff]
[charaFadeout G 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk H]
[charaFace H 4]
[charaFadein H 0.4 0,-50]
[wt 0.4]
@ヨハンナ
……ブラダマンテ。
[k]
@ヨハンナ
あなたも私も、[r]確かに人理の影なのでしょうね。
[k]
[charaFace H 0]
@ヨハンナ
でもその一方で、[r]あなたには固い自己という核がある。
[k]
@ヨハンナ
それには何か理由があるのかもしれない。
[k]
[charaFace H 8]
@ヨハンナ
あるいは、奇妙な言い方だけど[line 3]
[k]
@ヨハンナ
多くの英雄たちは、もしかしたら、[r]自分自身の神秘や幻想と共に在るのかも。
[k]
[charaFadeout H 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk G]
[charaFace G 4]
[charaFadein G 0.1 0,-50]
@ブラダマンテ
……?
[k]
[charaFadeout G 0.1]
[wt 0.1]
[charaTalk H]
[charaFace H 4]
[charaFadein H 0.1 0,-50]
@ヨハンナ
でも、私は違う。
[k]
@ヨハンナ
私は想像によって生み出され、[r]学問によって否定された。
[k]
@ヨハンナ
私の歴史、私の人生は細切れにされて、[r]それから[line 3]
[k]
@ヨハンナ
『なるほど、分かった。ヨハンナという存在は、[r] 地球上に一欠片も存在し得なかった』
[k]
@ヨハンナ
と結論付けられたのですから。
[k]
[charaFadeout H 0.1]
[wt 0.1]
それは正しい行為だった。[r]学問とは真実、真理を探究するもの。
[k]
ヨハンナという存在は、[r]幻想で片付けてはいけない。
[k]
彼女が実在するか、しないかで、[r]歴史は文字通り大きく変わるのだから。
[k]
故に、[#腑分:ふ わ]けでもするかのように、[r]資料を片っ端から漁られ、分析された。
[k]
[charaTalk depthOff]
[charaDepth H 2]
[charaDepth G 1]
[charaTalk H]
[charaFace H 0]
[charaFace G 4]
[charaFadeinFSR G 0.1 256,-50]
[charaFadeinFSL H 0.1 -256,-50]
@ヨハンナ
正しかった、正しかった。[r]彼らのやることは、いつだって正しかった。
[k]
[charaFace H 4]
@ヨハンナ
……そう。[r]ただ、私が勝手に圧し潰されただけ。
[k]
[charaFace H 8]
@ヨハンナ
辛かった、悲しかった。[r]胸を[#抉:えぐ]られるような苦しみと哀しみがあった。
[k]
@ヨハンナ
ふざけるなこの野郎、と襟首掴んで[r]ぶん回したかった。
[k]
[charaFace G 0]
@ブラダマンテ
しかし、我々はそれを良しとしません。[r]これは皇帝陛下を含め、復権界域の総意です。
[k]
[messageOff]
[bgm BGM_EVENT_156 1.0 0.7]
[wt 1.0]
[charaFace G 4]
@ブラダマンテ
……襟首掴んでぶん回し?
[k]
[charaFace H 4]
@ヨハンナ
……それもまた、心苦しいのですけれどね。[r]私の苦悶に、皆を巻き込んでしまっているのですから。
[k]
[bgmStop BGM_EVENT_156 1.5]
[charaFace H 3]
@ヨハンナ
あと襟首掴んで、は言葉の綾です。[r]流して流して。
[k]
[bgm BGM_EVENT_11 0.1]
[charaFace G 0]
@ブラダマンテ
ヨハンナ様。
[k]
@ブラダマンテ
私は[#聖騎士:パラディン]、[r]主と国に仕え、正義と光を体現する者。
[k]
[charaFace G 5]
@ブラダマンテ
あなたの苦悩を見過ごしては、[r]テュルパン大司教にガミガミ怒られます!
[k]
@ブラダマンテ
汎人類史への[#叛逆:はんぎゃく]とは別に、[r]あなたへの敬意は変わること、なしです!
[k]
[charaFace H 1]
@ヨハンナ
……ありがとう、ブラダマンテ。[r]私からは、何も返すことができないけれど。
[k]
@ヨハンナ
どうか、あなたが愛しき人と、[r]また添い遂げられるように……。
[k]
[charaFace H 12]
@ヨハンナ
心から、祈っているわ。
[k]
[charaFace G 3]
@ブラダマンテ
あ[messageShake 0.05 2 2 0.3]あああありがとう、ござい、ます。
[k]
[charaFace H 0]
@ヨハンナ
それから、これは尋ねていいか分からなかったけど。
[k]
@ヨハンナ
あなた、少し前に他のサーヴァントと[r]揉めていなかった?
[k]
[charaFace G 4]
@ブラダマンテ
[line 3]はい。[r]未だにスパイを疑われています。
[k]
@ブラダマンテ
私は私の信念で、彼らと[#袂:たもと]を分かちましたので、[r]それは誤解だと胸を張って言ったのですが。
[k]
[charaFace H 4]
@ヨハンナ
……そう。
[k]
[charaFace G 4]
@ブラダマンテ
やはり……私は、信用できないでしょうか?
[k]
[charaFace H 1]
@ヨハンナ
[line 3]いいえ、全く。[r]私はあなたを心から信頼しているわ。
[k]
@ヨハンナ
ただ、戦友と戦わせたくないなと……[r]そう思っただけ。
[k]
[charaFace G 0]
@ブラダマンテ
お気遣いありがとうございます。[r]されど、それは無用です。
[k]
[charaFace G 1]
@ブラダマンテ
私はシャルルマーニュ十二勇士として、[r]彼らと正々堂々戦うことを誓います。
[k]
[charaFace H 12]
@ヨハンナ
……ありがとう。[r]それから謝罪を。
[k]
@ヨハンナ
あなたの誇りを、[r]侮辱したことをお許しください。
[k]
[charaFace G 3]
@ブラダマンテ
い……いえいえいえいえ![r]その疑惑は当然ですから!
[k]
[charaFace G 0]
@ブラダマンテ
私は最後まで、皇帝陛下と教皇[#猊下:げいか]、[r]お二人についていく所存です。
[k]
[charaFace H 1]
@ヨハンナ
では、私とコンスタンティノスの道が[r]別たれたら?
[k]
[charaFace G 3]
@ブラダマンテ
そ、それを聞くのはダメですよ!
[k]
@ブラダマンテ
お父さんとお母さんどっちが好き?[r]みたいな意地悪質問です!
[k]
[charaFace H 11]
@ヨハンナ
ごめんごめん、冗談冗談!
[k]
[charaFace G 5]
@ブラダマンテ
もー!
[k]
[messageOff]
[fadeout black 2.0]
[bgmStop BGM_EVENT_11 2.0]
[wait fade]
[soundStopAll]
[end]